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89冊目! 「QUによる学級経営 スーパーバイズガイド」 ★★★★☆

著者:河村 茂雄、
出版社:図書文化社
出版日:2004/05 ¥ 3,150

新任教師の90%が今、本人の自覚ある何し関わらず、学級崩壊している現状があります。

そもそも学級崩壊とはなんでしょうか。

授業が成立しない、子ども同士のかかわりが希薄である、または、攻撃的でいじめの温床である。

程度の差はあれども、4月の学級の始めなど、このような兆候があるのではないでしょうか。

このまだ、目的意識を持たない集団を、方向付け、動機付け、仲間作りをしていきながら、

学習の場を作っていくのが、学級経営です。

 

さて、この本で紹介しているQUテストでは、

学級経営の実態をX軸(ルール・侵害尺度)とY軸(リレーション・承認尺度)の

マトリックス上のどこにここの子ども達が分布するかによって、学級経営の状態を評価することができるのです。

この本では、この学級の状態を評価し、どのように関わっていくかの診断するアセスメントも豊富に載っています。

 

この本のすばらしいところは、日本全国の多くの学級データを集め、


 

MM QUスーパーバイザー



そこから一般法則(学級崩壊に共通するプロットの割合)を導き出しているところです。

つまり、実態に裏付けされているから、説得力があるのです。

 

集団の分布傾向から、現状が崩壊寸前なのか、その予兆があるのかが分かります。

私自身も、年間3回ほど、毎年とって、傾向と対策を練っています。

今学期も2回ほど、取ってみました。

だいたいどの子がどのような場所にいるかは、想像していたとおりでした。

学級満足群の学級経営でしたが、まだまだ、個別対応は必要なことが分かりました。

 

第5章~7章までは、それぞれの傾向と対策について具体例を挙げて載っていますので、

これはかなり強力に参考になります。

また、ここを読みこなすことによって、私たち教師自身が学級経営を見抜く力も育ちます。

ぜひ、おすすめですよ。

 

とても興味を引いた箇所は、第3章「学級経営の基礎知識」です。

1 集団作りの方法(集団のルール作りとリレーション作り)

2 教師のリーダーシップの発揮の仕方(目標設定、方策提示、動機付け、人間関係作り、資源活用)

3 集団作りの実際

(1人~2人 → 4人~小集団 → 中集団 → 大集団の順に従って進めるパターン、

型を提示してから関係作りをしていくパターン)

「なるほど」「そのとうりだ」と共感できます。

 

集団を組織していく際に、このような指針をひとつ教師は持っていることで、

とても学級経営力が増すはずです。

「ひとりを大切にできない教師は、集団は作れない」

以前の職場の退職校長先生が教えてくださいました。

学級経営力のある教師は、ここからさらにつっこんで、

「ひとりとのかかわりを、集団へと結びつけることで学級をつくっていく」ことを忘れてはいけ無いと思います。

新任の頃、子ども達との関係性のみ重点を置いてしまったため、子ども達は楽しく学校が大好きだったけれども、

集団としての規律意識が低くありました。

今は、そんな母性的なかかわりと、ルールをぶれることなく指導する父性的なかかわり両方をバランスよく

出せるように努力しています。

あの頃に比べると、今の学級の子ども達は2年生ですが、とても自主的に何事も助け合ってこなしています。

一人でできないこと、みんなで協力するとできること、

学校には、集団の良さがあります。

ぜひ、助け合う、仲間、支え合い、大切なことを学んでいって欲しいです。

それは、教師の手にかかっています。

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