とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌

教育に生かせる良書を発掘中!フォトリーディングとマインドマップで情報発信!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告
∧top | under∨

83冊目! 「EQ」 ★★★★★

EQ―こころの知能指数

著者:ダニエル ゴールマン
出版社:講談社
出版日:1996/07 ¥ 2,039

83冊目! 「EQ」 ★★★★★

 

教育をすることは決してIQを高める事ではなく、

人とのつながりやかかわり方を学ぶ力「EQ」を身につけることである。

学生時代に読んで、あの頃自分がぼんやり考えていたことがはっきりと説明された感じで

みょうにすっきりした本でした。

ひさびさに、また、ひも解いてみました。

 

本の全体構成は、大まかに4本立て。

1 EQ(情動)とは?

2 心の知能指数

3 EQの応用

4 EQ教育と実践

 

この本の良さは、理論だけでなく、実践とデータに裏付けされたところにあります。

ですから、金科玉条となりがちな教育論に、説得力を持たせてくれます。

 

さて、そもそもEQとはなんでしょうか。



IQが頭の知能指数だとすると、EQは心の知能指数です。



よく怒りにまかせてキレてしまう人がいますが、

それもこのEQ値が低く、脳が怒りといった衝動にハイジャックされてしまうことにあります。

ですから、このEQを高める事により、社会性を増す有効な教育となるだろうと投げかけているのです。

また、勉強はよくできるけれども、心が育っていない子どもは、同じように、このEQという概念で説明できます。



このEQを育てるもっとも大きな要因は、家庭環境、つまり、親です。

親の共感的なかかわり方により、EQは伸びるのです。

しかし、幼少期に、虐待や親の暴力、気分的かかわりなどといった子育てをうけると、

子どもは共感する力や怒りの制御、がまんなど、

人と変わる上でとても重要な社会性、EQをはぐくまれることなく過ごしてしますのです。



では、EQの低い人や気質は教育で変えることができるのでしょうか。

それができるのです。

その実践例もさることながら、とても学びとなりました。

少しだけ説明すると、自分の感情の「自己認識」、「コントロール」、

「共感能力」を教育現場で高める実践方法が載っていました。

教師なら、ぜひ、御一読あれ。



この本では、怒りへの対処、不安の対処、結婚生活の危機など教育とは直接関係なさそうだけれども、

人として生活するにはとても重要な学びが盛りだくさんです。

詳しくは、本書を参考にしてください。



この本を読んでいると、アンナフロイトの「知と情」の話を思い出しました。

知は攻撃性、情は思いやり愛である。

つまり、知識などの勉強ばかりしていると攻撃的になってしまうので、

思いやりを持った情の部分を育てていくことが大切だと。

この本でいうEQです。

IQ教育に偏向して育った子どもは、今回の秋葉原の事件のように攻撃性を増してしまいます。

やはりわれわれ教育者は、EQをもっと育てていくことが大切だと再認識しました。

ここ5~10年、人とのかかわり、ソーシャルスキルやエンカウンターなどの学習が叫ばれてるのも頷けます。



まずは、自分のEQを高められるように、家庭でのかかわりを大切にしていきたいものです。
MM eq
スポンサーサイト
別窓 | 教育心理 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨
<<84冊目! 「ミュンヘンの小学生」 ★★★☆☆ | とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌 | 感謝「1000アクセス突破ありがとうございました!」>>

この記事のコメント

∧top | under∨
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。