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77冊目! 「アサーショントレーニング」 ★★★★★

アサーショントレーニング―さわやかな「自己表現」のために

著者:平木 典子
出版社:日本・精神技術研究所
出版日:1993/10 ¥ 1,575

 

この本はお薦めです。

教師、カウンセラー、医者などの援助職など人と関わる仕事、ストレスの多い仕事にはかかせないものです。

 

アサーションとは、「自分も相手も大切にした自己表現」です。

自分の思いをうまく伝えられずに困ったことはありませんか。

自分の思いを強く伝えてしまって、自己嫌悪したことはありませんか。

この本は、自分の思いを自分らしく伝える自己表現についてわかりやすくまとまっています。

 

私が思うに、アサーションは「言い方」「言い回し」のテクニックではありません。

アサーションは、その人らしい表現の仕方です。

思いを素直に伝え、葛藤場面ではそれを受け止めて、相手を配慮しながらあきらめずに表現を続けていくことだと思います。

ですから、アサーションを学べば学ぶほど、自分らしい個性的な思いやりを持った自己表現ができるようになるのです。

 

人の自己表現を大きく分けると、3つあります。

非主張的(ノンアサーティブ:NA)、自分の気持ちを伝えずに「のびたくん」タイプ

攻撃的(アグレッシブ:AG)、自分の気持ちを伝えすぎてしまう「ジャイアン」タイプ

アサーティブ(A):自分も相手も大切にする「しずかちゃん」タイプ

 

さて、あなたはどれですか?

これは、場所や相手によってかわることがありますね。

この人ならば言えるのに、この人には言えない。

こんな時は、役職などのパワーハラスメントなどがありますね。

 

そもそもこのアサーションはアメリカの黒人人権運動から始まりました。

誰にでも平等に、主張してよい権利を叫んだのです。

そこから始まり、女性の人権運動など、アサーションは人権運動と深くかかわっていきます。

 

では、自信を持って、自己表現する判断基準はなにがあるのでしょうか?



人権、基本的アサーション権です。

自他の権利を侵さない限り自己表現をしてもよいのです。

主な物に、以下があげられます。

1 誰からも尊重され、大切にされる権利

2 自分の行動を決定し、結果の責任を持てる権利(自分の判断に責任を持てるもの、だから人のせいにはできません)

3 過ちとし、責任を持つ権利(人である限り完璧はありません。できる限りの責任をもてるのです)

4 支払いに見合ったサービスを受ける権利

5 自己主張しない権利(危険や緊急なときは自己表現しなくともよいのです。しかし、恨んではいけません)

迷ったときは、この基本的アサーション権に立ち返って考えてみるのです。

 

また、アサーションするには、自分の考え方もアサーティブにしなければなりません。

考え方のこつは、状況にあった現実的な冷静なものです。

特に非合理的な思い込みなどは自分で気づかなければなりません。

1 私は誰からも愛されなければなりません(そんなの無理です。しかし、愛されないのは、自分が問題なのか、相手が問題なのかはふりかえる必要張りますね)

2 私は失敗してはならない。(完璧癖になるか、失敗を恐れて何も挑戦しないかです)

3 世の中は私の思い通りにいかなければならない(夫婦ケンカやトラブルなどはこれですね。思い通りにいかないことが当たり前です。うまくいくことに感謝しましょうよ)

4 人を傷つけてはいけない(誰もが人を傷つけてしまうこともあり得るのです。だから、失敗を認め、関係を修復する努力をすればよいのです。)

自分の考えの癖を知り、より現実に見合った考え方を持つことは、アサーションするにとても大切なことなんですね。

 

では、議論などの場面ではどうアサーションすればよいのでしょうか。

DESCと呼ばれる手順があります。

1 Describe(状況の客観手的描写)

2 Explain(自分の感情を素直に説明する)

3 Specify(場面解決の提案)

4 Choose(選択肢)

 

たとえば、「煙がもくもくしてますね(D)」

「私はたばこがとてもつらいのです(E)」できるだけ素直に言えるとよい。

「たばこをやめてもらえませんか(S)」

「もし、無理ならば、窓を開けるか、会議をあとにするかできませんか(C)」

 

人は、何をお願いするときは、90%「YES」といってもらいたいものです。

しかし、現実的には「NO」を言われることは50:50なのです。

断られると怒る人は、少しこのことについて、考えてみる必要があります。

断られることはたくさんあります。

だから、また、DESCを作り直して、アサーションを続けるのです。

 

最後に、感情についてのアサーション。

感情は表現してもよいものです。

また、感情は「自分が」起こしているのです。

相手によって起こされているものではありません。

ここをしっかり押さえておくことで、自分を変えることができます。

コップに水が半分入っているのをみて、「半分も」と「半分しか」と思う人がいます。

つまり、自分の思考基準によって、感情は生み出されています。

このことについては、「オプティミストはなぜ成功するのか」にも触れていますので、そちらでどうぞ。

 

一番難しい感情は、「怒りです」

自分が怒っているときは、爆発する前にマイルドな怒りの時にアサーションしていけばいいのです。

つまり、怒りのレベルは、マイルドな怒り→中程度な怒り、強力な怒りと段階があります。

強力な怒りに達する前に、「!?」と感じたときに、少しずつアサーションするのです。

 

しかし、相手が怒っているときはさらに難しいものです。

怒りは相手のものとして、否定をせずに、伝染させないようにします。

また、こちらも素直にアサーションすればよいのです。

「怖いです」と。

怒りの驚異を認めずに、それを乗り越えようとするから、さらに怒りが怒りを増し、巻き込まれ、問題になるのです。

怒りはつねに気づき小出しにしていきましょう。

 

以前興味を持ち、日本精神研究所のアサーショントレーニング基礎講座を受けました。

まる二日間、みっちり勉強するのですが、そこでの学びはとても貴重な物でした。

素直に何を一番伝えたいのか、それをしっかりとつかむことが大切です。

毎年、子どもたちにもアサーショントレーニング授業を実践しています。

ぜひ、「I am ok,you are ok」の子どもたちを育てていきたいですね。

MM アサーショントレーニング

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この記事のコメント

こんばんは。
雨の恵みに感謝・・・なーんて、トラッ子家は洗濯物の乾燥に除湿機がフル稼働中です。

とげとげ先生の「お久しぶりですね。」の言葉に素直に嬉しさを感じたトラッ子です。
子供も(大人も)自分の存在を気にかけてくれているというのは心の支えになりますね。

アサーショントレーニング授業を受けられる生徒は幸せですね。
どの職業でもストレスはつきものですが、トラッ子も職業柄
ストレス多し・・・です。
とげとげ先生の授業を受けてみたいです(笑)

明日は少しでもアサーションをしよう!
何事も第一歩を踏みださないと・・・



2008-06-26 Thu 23:17 | URL | トラっ子 #-[ 内容変更] | top↑
トラッ子さん

こんばんは。
いつも温かいメッセージありがとうございます。

アサーションはどうでしたか?
伝えようと決めると、案外うまく伝えられそうな気がします。
時に、アサーションすればするほど、摩擦や葛藤を引き起こすことがあります。
でも、それがアサーションすることなんですね。

違いを認めあえるように互いに思いやりを持って自己表現できるとよいなぁ。
そう、願っています。(洗濯物も乾きますように)

2008-06-28 Sat 00:15 | URL | とげとげ★先生 #-[ 内容変更] | top↑
こんばんは。
アサーション、職場ではほんの少し(笑)できたかなー。
葛藤、葛藤、葛藤、です。
でも、土曜日より今日と、頑張れた自分を誉める事にしましょう・・・
そして、子育てでのアサーション。
まさしく失敗!でした。
こちらは反省ばかりですね。一番難関の、相手が怒りを示している場合。幼稚園児にはそう簡単にはいきませんでしたー。6歳児の怒り爆発させてしまった母親です。
さらに、今朝は長男の二年生に私が怒り爆発・・・

金曜日に宿題をしつつ、プリント一枚学校に忘れてきたー
と。まあ、忘れたものはしょうがないと思い、今朝、学校に着いたらやってね・・・と伝えると。
なにやらアタフタ。

実は、学校に忘れてきたのではなく金曜日に家の机にしまっておいたプリントがない・・・と言い出し。

誰かさわった、やら机が悪いやら。
しばらく無言で怒りを我慢しつつ。

とうとう、自分の責任なんだから先生に伝えなさい!お母さんは関係ありません!
と最悪なパターンで登校させてしまいました。

以前に聞いたことがあるのですが、やはり朝は笑顔で送りださなくてはいけませんね。(家族全員)。
同じ朝は二度と訪れないのですから・・・
母親としての最低限の務めですよねー。

あと1分、私の怒りを冷静に客観的に考える余裕があれば違ったかもしれませんね。ふうううー。

そんな気持ちは知らず、職場から帰るとトラッ子家のトラ猫が、寝ぼけまなこで玄関で迎えてくれました・・・
 
おーっと、コナン終了。

明日が無事に訪れますよう願って・・・
ちなみに、私も出勤途中に「ありがとう」コールしながら運転してみました。ぶつぶつ怪しげ?と思いましたが到着する頃には自然と気持ちよかったです。
2008-06-30 Mon 20:03 | URL | トラっ子 #-[ 内容変更] | top↑
トラッ子さん
こんばんは。ありがとうの効果はふしぎですね。

子育て、アサーション、とてもしんどいですね。
私も同じです。
子どもたちと接していても、つい攻撃的に叱りたくなってしまう自分がいます。
でも、そのかかわりも子どもたちは結構見ています。
「おっ、やさしいなぁ」なんて声をかけると、
「先生も言ってたよ」なんて言われると嬉しくなっちゃいます。

また、アサーションすればするほど、苦しくなってしまった時がありました。
「気持ちを言ってもいいんだ」が「言わないと気がすまない!」にすり替わっていたときです。

あのイチローでさえ、3割打ててトッププレイヤーですから、我々も、まず、3割でヨシとしましょうよ。
こつこつとですね。

トラッ子さんのトラはトラねこちゃんからからなんですね。
ちなみに、「とげとげ」は「いがぐり」からの連想です(笑)。もっといいHNつけろってとよく言われます。
2008-07-01 Tue 00:44 | URL | とげとげ★先生 #-[ 内容変更] | top↑
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