とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌

教育に生かせる良書を発掘中!フォトリーディングとマインドマップで情報発信!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告
∧top | under∨

59冊目! 「先生のためのやさしいブリーフセラピー」 ★★★★★

著者:森 俊夫
出版社:ほんの森出版

ランク:A
オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★★☆ 読みやすさ:★★★★

 

ブリーフ?パンツ?

いいえ、短期という意味です。

短期間に治療をするブリーフセラピー。

教育現場にはとても有効な心理療法です。

 

一言で言うと、原因よりも解決に目を向けた未来志向の心理療法です。

誰も傷つけない解決方法が導き出せます。

 

このブリーフセラピーは、クライエント(患者)からゴールのイメージを引き出します。

解決の構築をするのです。

成功哲学で言う、成功体験の先取り、イメージ化のようなものです。

 

そのゴールのポイントは

1、具体的に取り組めること 

2、大きいゴールより小さいゴール(マイルストーン、スモールステップですね)

3、「~する」といったような肯定文であることです。

 

つい私たち教師は、原因に目が行きがちです。

原因についての話し合いは、必ず誰かを傷つけることになります。

たとえ、原因が分かったとしても、解決策はなかなか困難です。

 

そこで考え方のコペルニクス的転換、シフトチェンジです。

原因思考から、未来志向へ変えるのです。

「あなたは、どうなりたいのですか?」

「よくなったときは、どうなっているのですか?」

「あなたは、何が好きですか?」

「あなたは、何がもうできていますか?」

このような質問によって、未来像を明確にして、ゴールを設定していきます。

 

さらに、失敗しえいる部分よりもうまくいっているわずかな部分(すでに起こっている解決)に目を向けて、

そこを広げていく発想で、「例外探し」をします。

 

また、「外在化」というテクニックにより、問題に名前を付けます。

名前を付けることによって、問題が対象化され、対処法が施せるのです。

心の中の「イタイイタイ虫」といった、「~虫」などが子どもには分かりやすいでしょう。

 

面接で大切なことは、「合わせる」ことです。

いわゆる傾聴です。

相手のスタイルやパターンに、まず、こちらから相手へあわせるのです。

ブリーフセラピーの場合は、むやみに「オウム返し」や「明確化」を使いません。

クライエントが発した言葉のオウム返しにより、その会話自体が、問題化してしまうからです。

問題を作らずに、解決を作っていく姿勢が徹底されています。

ですから、解決に向けた言葉についてはオウム返しや明確化などの技法を有効利用していくのです。

 

面接時のクライエントとの関係性について。

1、ビジタータイプ(本人は問題を感じていないが、周りに薦められて面接に来た人)

2、コンプレイメントタイプ(問題は、他人にありと思って、面接に来た人)

3、カスタマータイプ(問題を自分のものとして何とかしたいと思って、面接に来た人)

 

クライエントとの関係性により、対応が異なってきます。

1、ビジタータイプには、まず来談をねぎらい、話を聞いて返すだけです。

間違っても、問題を持ち出してはいけません。

2、コンプレイメントタイプには、まず来談をねぎらい

つらい中よくがんばって今までこられたことを褒め、「例外探し」をします。

3、カスタマータイプには、やはり来談をねぎらいゴールセッティングをします。

 

具体的な面接の進め方は

1、話を聞きます。

いわゆる「合わせる」ことです。ここで、クライエントとの3つの関係性を査定します。

2、ゴールについて話し合います。

「スケーリング(ものさし)クエスチョン」を使って、どのくらい辛いのかを10の中のいくつぐらいかを聞き出します。

8くらい辛い!というならば、辛さが7のレベルになったときにはどんな感じなのかを話してもらい、

ゴール像を具体的にイメージ構築していきます。

3、解決に向けて話し合います。

ここでは「例外探し」をします。このうまくいっている例外はいかのポイントを押さえておきます。

「うまくいっていることはかえない!」

「一度うまくいったことは続ける!」

「うまくいかなかったことは違うことをやる!」

この3つの方法はとても有効的です。

また、「ミラクルクエスチョン」という「もし明日、朝起きていたら、全てが理想のように解決していたらどうだろうか?」という未来イメージを持たせ、具体的に聞いていき、解決象を持たせるのです。

4、介入します。

例外探しなどの宿題を出しますが、失敗させないためにも、一つだけにしておくとよいでしょう。

これだけで、なぜかうまくいっちゃいます。

 

個人的には、カウンセリングテクニックと成功哲学のイメージ法をうまく融合させたような気がします。

しかし、これは効果絶大です。

子どものケンカやトラブル、保護者との話し合いなどどんな場面でも使え、

子どもや保護者との関係が決して悪くなりません。

だって、そうですよね。原因に目を向けないので、誰も攻めずに苦しむことは無いですから。

 

人は、苦しさを乗り越えて成長する面ももちろんあります。

しかし、成功体験をうまく積んだり、うまくいっていることを広げていくことで、伸びでいくのも事実です。

あなたなら、どちらを選びますか?

「例外探し」「ゴール作り」「スケーリングクエスチョン」など、

ちょっとした場面で使うだけでなぜだか、うまくいっちゃいます。

私は、このブリーフセラピーとても大好きです。


MM 蜆ェ縺励>_convert_20080529002133

スポンサーサイト

別窓 | 人生に影響を与えた本 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨
<<60冊目! 「3分間コーチ」 ★★★★☆ | とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌 | 58冊目! 「フランクル心理学入門 どんな時も人生には意味がある」 ★★★★★>>

この記事のコメント

∧top | under∨
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。