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58冊目! 「フランクル心理学入門 どんな時も人生には意味がある」 ★★★★★

フランクル心理学入門―どんな時も人生には意味がある

フランクル心理学入門―どんな時も人生には意味がある
著者:諸富 祥彦
出版社:コスモスライブラリー

ランク:A
オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★★ 読みやすさ:★★★☆

 

人生で3冊の本を上げなさいといわれると、

その一冊には、このビクトールフランクルの本が入ります。

「夜と霧」です。

「夜と霧」はアウシュビッツ収容所の実体験をフランクルが自身の心理学的見地からまとめたものです。

この本の魅力は、収容所体験ではなく、その悲惨な状況から希望を捨てずに、

生きて戻ってきたという物語であり、それを支えた心理学がミソとなっています。

しかし、難解で読みにくい本です。

この「夜と霧」を詳しく、また、わかりやすく紐解いてくれているのが本書です。

 

一言で要約しますと、

「どんな時も、人生には意味がある。なすべきこと、

満たすべき意味が与えられている」

この意味を見つけ、真摯に取り組んでいき、実現する価値こそが、幸せになるといいます。

 

1 生きる意味とは

現代の人はむなしさを感じて生きています。

むなしさから逃れるために、週末さえも多忙にして、空虚感から眼をそらそうとしています。

こんな現代だからこそ、この本のような「人生の意味探し」に価値があるはずです。

 

幸せは追えば追うほど、次々と欲望が湧き出てきます。

これを「幸福のパラドックス」といいます。

この悪循環に陥らないためにも、

自分の人生において、なすべきこととして、結果として幸福感を得るのです。

 

では、生きる意味とは何でしょうか?

人生の長さではありませんよね。その内容であり、過ごした豊かさです。

そして、ここにフランクル心理学のミソ「コペルニクス的転換」があります。

生きる意味は探すものではありません。

私たちの「人生」が私たちに「問いかけてくるもの」なのです。

 

追い求めるから「むなしく」なるのです。

人生から与えられている意味に、今ここに、私たちが気づいているかなのです。

なんだか、宗教的な感じがしてしまいますが、決してそんなことはありません。

これをフランクルは心理学的に、学術的に説いています。

 

この意味を見つけるには、3つの価値を検証するとよいです。

創造的価値(あなたに創造される仕事、ことはなんでしょうか?)

体験的価値(あなたを、誰かが必要としてくれていますか?役立てることは何?)

態度的価値(八方塞の状態で、あなたにできることはなんですか?)

 

ある患者は手足が麻痺してしまい、創造的な価値の実現が絶たれてしまいました。

人生を意味のあるものにしようと、読書やラジオを聴き、他の患者と活発に会話を交わしました。

しかし、病魔が進行し、読書や話すこと、ヘッドフォンをかけることもできなくなってしまいました。

創造的価値に加え、体験的価値も奪われてしまったのです。

その後、人生あと数時間しかないことを悟った患者は、

死ぬ時に苦痛を和らげる注射を今のうちに打ってほしいといいます。

そうすれば、医者もわざわざ私のために安眠を妨げられずにすむでしょうから。

 

この最後の数時間さえも、周りの人たちを思いやる気持ち。

ここにすばらしい人間としての無比の業績、価値があるとフランクルは言います。

死の瞬間まで意味は失われないのです。

 

年老いた医師が、妻に先立たれうつで悩んでいました。

すると「もし、あなたのほうが先に亡くなられていたら、どうでしたか?」とフランクルはたずねました。

「妻は苦しんだに違いありません」と年老いた医師が言いました。

「その苦しみを、奥様は逃れることができたのですよ。苦しみから救ったのは、あなたなのですよ。

だから、今、奥様を失って打ちひしがれていることに意味があります。苦しみの肩代わりをしている意味が」

このようにフランクルは、運命は変えられなくとも、運命に対する解釈を変えることで、人生に意味づけをしました。

 

このたったこの2例からでも、人生に意味があることが分かりますよね。

フランクル心理学は、希望と勇気がわいてくるのです。

 

以前、私自身、大きな挫折をしたことがありました。

そのときは、自分の足元ががらがらと崩れていく音が聞こえてくるようでした。

そんなときに出会った本が「夜と霧」でした。

「どんな時にも、意味がある」この言葉にどんなに支えられたことか。

どんな状況に出くわしても、自分の態度的価値をしっかりと理解して臨むことで

その状況を打破し、幸せが結果としてやってくる。

こんな体験をしてから、強くなりました。

そこからですね。「本との出会い」にとても価値を置くようになったのは。

本は私の心の師匠です。

本との出会いから、たくさんの人生が変わっています。

MM フランクル心理学


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