とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌

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56冊目! 「SQ 生きかたの知能指数」 ★★★★☆

著者:ダニエル ゴールマン
出版社:日本経済新聞出版社

ランク:B
オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★☆☆☆☆

 

500ページもあるので、久々に、読み込んでしまった本でした。

以前から興味はあったのですが、いかんせん分厚くてなかなか手が出ませんでした。

 

学生時代に、EQの本に出会い、心の知能指数についてとても感動しました。

情動をコントロールすることの大切さをさらに派生して、人とのかかわる。

つまり、SQ(ソーシャルクォーティエント)は

EQを持つ人と人とのかかわり方について述べた本です。

 

本の全体像は6章立てです。

1、かかわり(この本のミソがつまっています!)

感情は伝染します。

感情は、脳内の無意識の回路「裏の道」をハイスピードで処理されます。

どうもミラーニューロンと呼ばれるものが媒体となっているようです。

 

相手との関わり合いの中で信頼関係(ラポール)を築くには、

肯定的に感情を共有し、非言語的な同調性を持つことです。

コーチングでも触れましたが、仲が深まると無意識に動作やタイミングが一致するそうです。

それにより、ますます親密感が高まります。

コーチングでは、傾聴する時に意識的に使うテクニックです。

51冊目! 「人の力を引き出すコーチング術」

http://togetogeteacher.blog70.fc2.com/blog-entry-54.html

人への思いやりは、時間の余裕によって生まれます。

相手への注意力を持って、共感することから思いやりが深まります。

 

社会的知性とは社会的意識(何を感じるのか)社会的才覚(それを感じて、どう動くのか)に二分されます。

社会的意識は原共感(感情の察知能力)、情動チューニング(相手の感情に注意を向ける力)、

共感的正確性(相手の感情を正しく理解する力)、社会的認知能力(社会の仕組みを理解する力)があります。

社会的才覚は同調性、自己表現力、影響力、関心に分けられます。

 

2、キズナ

世の言う三悪についてと、心の行間を読む(マインドサイト)ことについて

・1悪:自己中心的なナルシスト

・2悪:目的のためなら手段を選ばないマキャベリ主義者

・3悪:共感力の無い反社会的人格障害者

 

3、育ちしだい

遺伝的要素よりも、育成環境によってSQは大きく変わってきます。

母親が子どもの「安全基地」となりうるならば、幼児期の子どもは安心して冒険し始めます。

そこには、母親と子どもとの信頼関係(ラポール)が確立され、子どもにも内的な安定感が育ちます。

 

子どものSQを伸ばすには、親が怒りに巻き込まれないように、

子どもの持つ怒りをどのようにコントロールするのかを教えてあげるのです。

それによって、感情の回復力を身に付けていきます。

この回復力がある限り、落ち込んでも立ち直り、幸せ感の高い生活を送れるのです。

 

しつけにおいて危険なことは、親が強く叱りすぎて、その反面急に優しくする「両価性」を持ったかかわりの場合、

子どもは不安定になり、問題傾向が強まります。これはよくあるようですが、子どもを本当に不安定にさせます。

 

4、愛のかたち

思いやりを育むには、心の状態が「不安」「回避」「安定」のうち、「安定」スタイルを持つことが大切です。

この章は、男女の性的な話を医学的にメカニックに説明しているので興味ある人は一読をおすすめします。

 

5、健全なつながり

やはり、健全なつながりは「人間関係」が重要です。

この人間関係によって、病気の回復力が良くもなるし、悪くもなります。

スキンシップなどの「触れ合い」を大切にしていきましょう。

 

6、よりより社会へ

最高の脳力を発揮する(スイートスポット)には、

脳の状態が不安無く、集中していて、興味が強く、緊張感があるときです。

よく学習ノウハウ本やメンタルトレーニングの本に出てくる「逆U字曲線」を使って説明していました。

 

また、リーダーに必要な素質は、部下の安心基地となり、ストレスの軽重を調整できることです。

 

全般的に、以上のことを医学的に、科学的になが~く説明してくれています。

教育は人と人との係わり合いから、成長がつむぎだされていきます。

そのかかわりの質の向上を図るにも、このような本に触れるのも重要だと思いました。

学術的でおもしろい本でした。

MM SQ
 

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