とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌

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30冊目! 「子供の心の臨床」  ★★★★★

著 者:中沢 たえ子
出版社:岩崎学術出版社

 

ランク:A

オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★★ 読みやすさ:★★☆☆☆

 

子どもの成長に関わりのある全ての人に読んでもらいたい本です。

特にこれから母親と父親となる人たちと乳幼児を育てている人たちへです。

 

依然、勤務していた相談室の室長に勧められて購入した本です。

もう、何度読んだでしょうか。読むたびに、新鮮な発見と学びがあります。

このような本に巡り会い本当に感謝です。

 

子どもは成長過程の段階で、必ず何らかの「問題」を呈します。

その問題の一つひとつについて、臨床場面に基づいて分かりやすく

「精神分析的」な見地から書かれています。

 

構成は大きく4部です。

1部:乳幼児期の心の臨床  2部:学童期の心の臨床

3部:思春期の心の臨床   4部:心理治療場面

 

この乳幼児期の項目を多読することをお勧めします。

乳幼児期の親との心理的、養育的つながりが

子どもの成長の根幹となることを実感できる内容となっています。

 

「育てやすい子と育てにくい子」「攻撃性」「排泄のしつけ」「子離れ・親離れ」

「父親の役割」「同胞嫉妬」「場面緘黙」「トラウマ」「肉親の死」

 

親にとって勇気付けられる内容ばかりです。

子どもの起こす問題の一つひとつをわかりやすく「解釈」してくれます。

 

抜毛は母子関係からの怒りを代弁するものであり、子どもにとって気持ちよい髪を抜くことで

満足感を得る心理システムを解いています。

 

排泄のしつけでは、ウンチをすることは、子どもにとって、まるで小指が

コロンと肉体から離れる経験であるかのようで、トイレですることを母親が喜び

支援してくれて初めて、オムツを子どもがあきらめるといいます。

 

肉親の死は子どもにとってとても大きい喪失感です。

その死を無理に蓋をせず、抑圧させずに、いっしょに受け止めていく存在が必要なんですね。

 

そして父親の役割。父親は母では補えない部分を助けます。

遊びを通して感情発達を補い、妻の支えとなり、家事もします。

この部分は男性ならば読まねばならないほど貴重な部分でしょう。

妻を支える父親あって、はじめて子どもの問題が解消されるのではないでしょうか。

私は、この父親として夫としての役割の大切さを自覚させられます。(反省!)

 

思春期における「摂食障害」「心身症」「登校拒否」「境界性性格障害」なども興味深いです。

まさに、今このような問題に面している、関わっている人には深い学びと自己変化となるはずです。

 

最後に、親の援助や面接場面のポイントについて説明し

さらに、治療過程に必ずでてくる「退行(甘えなおし)」と「行動化(アクティングアウト)」は

良くなるための前兆であり、それを懸命に支える治療者の姿には勇気がわいてきます。

 

マインドマップ2枚のまとめとなってしまいましたが、とても学びが深まる事例ばかりです。

子どもの発達の過程で見られる問題をどのように解釈し

治療していくか、教師として繰り返し読んでいきたい本です。

MM 子どもの心の臨床1

 

MM 子どもの心の臨床2

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