とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌

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第41回研修報告「イエナプラン研究会→コネる会HT!」


先週末、いわせんに誘われ入間市でイエナプラン合宿をしてきました。
「教育界へ新しい風を吹かす」
「ここからはじまったね~って、言える会にしたいね」
コンセプトを同じくする仲間が集まりました。

アキラ(している株式会社 ファシリテーター、今回の言い出しっぺ)
http://akirawebjournal.weblogs.jp/
中川さん(フォーコネクション・株式会社アソビジ)
http://blog.asobusiness.com/
いわせん(小学校教諭/学びの寺子屋「楽学」/プロジェクトワークショップ所属)
http://d.hatena.ne.jp/iwasen/
KAI(小学校教諭/学びの寺子屋「楽学」/プロジェクトワークショップ所属)
http://d.hatena.ne.jp/kaisaki37/
クニ(している株式会社 ファシリテーター)
http://d.hatena.ne.jp/Kuni-92/
山田さん(おーぷんどあプロジェクト)
http://www.opendoor-urayasu.com/
平野さん(せいがの森保育園保育士)
http://seiganomori.hoikuen.to/
田村さん(フォーコネクション副代表)
http://www.4connection.org/
久保さん(福岡の中学校教諭)

みんなそれぞれの世界でのエキスパートの方々。
そんな中に、私。とげ★
おもしろいことが起こりそうな予感がしています。

イエナプランとはなんでしょうか。
イエナプラン教育のコンセプトは、ドイツのペーター・ペーターセン(1884-1952)が、イエナ大学の実験校で取り組んでいた教育実践を元に発表したのが起こり。1950年代に、新教育フェローシップのオランダ支部会の書記スース・フロイデンタールが、オランダでのイエナプラン教育の普及に尽くした。1960年にオランダで初めてのイエナプラン校が設立される。以後、民主化や子どもの個性の尊重に力点を置いたオランダの教育改革の潮流に乗り、また、これを牽引・推進する力となって、急速に学校数が増加していった。現在、オランダ全国に、公立校・私立校をあわせ、220校以上のイエナプラン小学校がある。(日本イエナプラン教育研究会HPより抜粋)
オランダイエナプラン協会が作成したイエナプラン教育の共通認識を明らかにした20の原則があります。
今回の合宿は、これをもとに話し合ったりしました。

このイエナプラン教育には色んな特徴があります。
それぞれの取り組みには、このイエナプランの理念が流れています。
実際の取り組みを久保さんと中川さんにビデオや資料などから紹介してもらったことをまとめてみます。
そこから、20の原則にある理念を感じてもらえたらと思います。

①マルチエイジのクラス
日常の学級が、3学年をまたいだクラス編成です。
ここでは、自分で自分の学習を選んで自主的に学ぶ姿が尊重されています。
基本的に、先生(グループリーダーと呼ばれている)は一斉指導のように教えることはなく
個別にアドバイスをしたりしているようです。
子どもは、教科書をもとに、自学自習のスタイルです。
そこで分からない内容があると、子ども同士が教えたり教えてもらったりしています。
しかし、自分ですべき学びは基本的に自分でするように、先生に甘えているときには、指導が入っていました。 
雰囲気がとても「静か」な中で、それぞれが自分の課題を学んでいます。
1週間、自分で学習予定を立てながら、進めるので、どの子も、課題をしっかり終わらそうと真剣な様子。
自分のペースで学べるため、焦る必要もなく、
例えば、全員が「文字を10回書く」と言った決まりはなく、
「単語を覚える」ことができれば、さらっと終わってもかまわないそうです。
終わった子は音楽を聴いている子もいました。
(これはちょっと、mottainai感じ、協力して助けてあげればいいのに、個人主義なのかなぁ)
また、繰り返して学べるため、1クラスに3年いるため、分からないことがあっても、3回学び直せるチャンスがあるようです。日本は学び直しがなかなかできない一発勝負の現状です。
ですから、自分のペースを大切にするため、「留年」も別に、恥ずかしいことでは無いそうです。
3学年が入り交じって、先輩が後輩に伝えていく、文化も残り、日本のように4月に1から作り直すことが無いので、
うらやましいなぁと思いました。
でも、作り直すよさもあるのですが。
ちなみに、教化の授業時数は日本とそんなにかわらず、イエナプラン校のほうがやや少ないようです。
これにみられるように、学びは子ども個々のペースにあわさって進めるもの、そんなコンセプトを感じてもらえるんじゃないでしょうか。
また、そのコンセプトをしっかりと実現できるここまで魅力的な仕組みや行政の取り組みがあるのが驚きです。

②サークル対話
なにかのはじめや終わり、途中途中に、子どもたちと輪になって話し合いをします。
ある子がケガをしてしまったようで、その子がケガをみんなにみせてまわっていました。
ケガのシェアまで・・・、と思いますが、子どもってケガを見せたいんですよねぇ。
それを優しく穏やかに観てくれている仲間がいるってのもいいですよね。
ここでは、ひとりひとりの意見や考えが「尊重」されています。
もし、それにそぐわない言動がみられたら、注意を繰り返しているようだと、この輪からはずされてしまいます。
しばらく外にいて、自分でもどってこられる心構えができたら、輪に加わって良いようです。
休み時間の遊びも輪になって、自分はどんな遊びをするかを、宣言していました。
これには、「自分で選ぶこと」「集中して取り組むこと」「人を邪魔しないこと」が大切なコンセプトがあるようです。
もちろん、トイレは自由です(笑)

③ワールドオリエンテーション
総合的な学習として、7つの『経験領域』と『時間』『空間』について、
理科や社会の枠を越えて、書いたり調べたり、計算したり、全ての力を総動員して学んでいるようです。
例えば、北極旅行に行こう!といった計画を立てるようです。
おもしろそうですね。
困ったことや分からないこと、たくさんでてきますし
教科書には載っていない現実社会に沿った学びができる魅力があります。
日本でも取り組まれているようで、プロジェクト学習に近いところがあるようです。
しかし、このワールドオリエンテーションは、パズルのピースのように、
イエナプラン全体を創り上げる部分となって存在しているようで、けっして個々の取り組みがばらばらではありません。

④保護者と本人と先生(グループリーダー)との評価
子どもの評価は、どうするのでしょうか。
テストの点で決めるのでしょうか。
もちろん、「リザルト(結果)」といったテストの成績もあるようです。
しかし、「プロセス(過程)」といった、学習への取り組み状況へも、記述式の評価があるようです。
それを、保護者含め、3者で話し合うこともするそうです。
ですから、留年!なんてきいても、子どもの周りは、みんながよき理解者であり、サポーターでもあるような感じがしました。
蛇足ですが、塾なんてありえないそうです。
家では家のことをやればいいからです。
だから、受験も成績が同じレベルなら、くじ引きで決まるようです。
びっくりするほど、平等です!

⑤大人社会も教育にマッチしている
集団登校や下校のようなものはなく、保護者の送り迎えが基本となるようです。
読み聞かせにも積極的に参加、参観するそうです。
午後2時30分には、下校となり、教師は残りの時間を教材研究に費やせるようです。
うーん、うらやましい。
ですから、会社もそれに併せて、ワークライフバランスをとるようです。
もっと働きたいけど、妻と夫で2馬力よりも、1.5馬力として、家庭や子育てを大切にする。
それを尊重してくれる社会のしくみがあるのも強みだと思います。
なんと、職員室はイスが輪になって設置されていて、対話を重視していることがうかがえました。
もちろん、大人もそれぞれユニークな存在を認められているようです。

いかがでしたか?
イエナプラン校は社会の縮図となっている良さがあります。
学校と社会がつながっているんです。
また、オランダの教育は、このようなイエナプラン校を選択できる良さがあります。
ほかのシュタイナー教育やいろいろな教育が選択できます。
でも、日本には、この「選択」ができない。
できても、お金のある私立、チャーター校・・・。
公立として国がまだまだサポートしていない。
外を見ると、とても「うらやまし」くなります。
でも、私たち日本教育のよさもあります。
今、そのよさをもう一度見つめ直して、手持ちにあることを生かして、イエナプランのような理念を大切に教育を進めていけば、きっと新しい風が吹いてくるのではないでしょうか。
「無理だと思ったら、やらねばならない。できないと思ったら、挑戦しなければならない!」
そうやって、歴史は改革して進んできたのですから。

そして、幸福度ナンバー1のオランダから学ぶことはきっと多いはず。
ひとりでできることは小さくても、みんながつながればきっと、すてきな大きな風が吹くはず。
なんだか、わくわくしてきたぞー。

いわせんが言っていました。「きっとできる」って
アキラは「やり方よりも、あり方がわかったからまずはいいんだよ」
うんうん、なんだかたくさん勇気をもらっています。
HT!

心に残ったつぶやき・・・
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