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23冊目! 「愛と心理療法」 ★★★★★

愛と心理療法

著 者:M.スコット・ペック
出版社:創元社

ランク:A

オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★★★ 読みやすさ:★☆☆☆☆

 

「あなたのお勧めの本は?」と聞かれれば、間違いなくこの「愛と心理療法」を挙げます。

 

「愛は努力である」と日々口にして、妻に煙たがられていますが

「愛」は相手のために、自分を変えようとする「変化」を受け入れることです。

邦題はなんだかダイレクトですが、愛が人を癒し

成長させることを、心理治療現場からの見地で書かれています。

 

スコットペックはまず、はじめに、「人生は困難である」と言います。

その困難を解決していくプロセスに、幸せとか、成長とかいろいろな意味があるといいます。

 

まず、はじめに

「楽しみを後回しにできない人」のメカニズムについて考察しています。

例えば、宿題など、苦しいことをつい後回しにして、窮地に陥ったことがありませんか。

 

親が子供を批判的に養育した場合、子供はいつ捨てられるか不安なため

今ある楽しみを享受してしまい、苦しいことを後回しにする心の余裕がなくなってしまいます。

しかし、親からの安心感のある「愛」を注いでもらった子供は、心が安定し、安心しているため

いつでも楽しいことを後回しにして、人生の困難に挑戦することができます。

ここに「愛」が人を成長させる力があるのですね。

 

全ての問題は解決できるといいます。

解決するためにあなたは、その問題に時間をかけられるかです。

「時間をかけない」で後回しにするから問題が大きくなってしまうのです。

問題を自分のものとして、「責任」を持って臨むことができれば解決できるのです。

 

エーリッヒフロムの「自由からの逃走」はまさにこのことを突いています。

人々が自分で考え、世情に対して対決せずに後回しにする責任回避から

ナチスのような、負の歴史が刻まれてしまうのですね。

 

愛と思われがちだけれども、愛じゃないものも取り上げています。

これがほんとにおもしろく、人間的で学びが多いです。

 

まずは「恋と愛」のちがいについて。

ここで「恋」はダメ!と言い切ってしまいます。

恋は、性的であり一時的である。

そして、孤独から逃げようとし

相手と一体感を得て安心しようとする「アイデンティティの崩壊」であるといいます。

恋は子供時代へ退行する「母子一体感」といった感じでしょうか。

 

自分が大事すぎて、安心を得たいだけなんですね。

相手のことを考えられていないことですね。

そして、スコットペックは「依存性」や「感情」、「自己犠牲」なども愛じゃないと考察していきます。

 

では、「愛」とはいったい何なのでしょうか。

愛は「自分、他者の精神的成長を培うために、自己を拡げようとする意思である」といいます。

 

つまり、愛することは自分を変えるリスクを伴い

そのリスクを克服していくプロセスに精神的成長が培われることなのです。

だから、洋題に「誰も行かないデコボコ道を行く」というタイトルなのでしょうね。

これはちなみに、映画「ブリジットジョーンズ」で

ブリジットが落ち込んでベットで読んでいた本がこれでした。

 

「愛」はいろいろな危険を伴います。

まず、相手のために「自分を変えようとする」恐れに立ち向かうこと。

うわべだけでなく、真剣に関わることや傾聴するために、努力すること。

相手のためを思ってこそ、深い内省があって、相手を批判すること。

そして、相手に「依存」するのではなくて、相手と分離し、自立していること。

 

このようなことを受け入れるために

「愛は努力すること」であり、「愛は訓練である」といいます。

名言です。

この言葉がビビットきました。

あまり、ぶつぶつつぶやいていると、勘違いされますので気をつけて使いましょうね。

 

教育者としてだけでなく、結婚生活をこれから始める人たち

そして、その半ばで切磋琢磨している県警を持っている人たち。

老齢の夫婦関係に対面している人たち。全ての人に読んでもらいたい本です。

 

愛する人がいるから、人ってかわれるんですね。

MM 愛と心理療法

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