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202冊目! 「ソーシャルスキル教育で子どもが変わる 小学校」★★★★★


MM ソーシャルスキル教育


オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★★★ 読みやすさ:★★★★★
TODOリスト:課題解決シートの導入!

ソーシャルスキルトレーニングを学級に導入するなら、まずこの本1冊でよし!と呼べるほど
よいできの本だと思います。
学習のプロセス理論もしっかりとあり、(導入→モデリング→やってみる→フィードバック)子どもにとって
とてもわかりやすいものになると思います。

現在の生活環境では、自然と社会性を身につけることができにくくなっています。
だからこそ、先手必勝で、この社会性に必要なスキルを学ぼうじゃないか、それによって、
学級不適応のいじめ、不登校などをなくし、イキイキした学級にしよう、そんな願いがこの本から感じられます。

さて、私なりの考えです。
ソーシャルスキルでは学級はつくれません。
学級は目的集団です。
クラスが一致団結して、同じ目標めざして協力し、葛藤し、磨き合って、ともに成長していくもの。
ソーシャルスキルトレーニングはこのプロセスの潤滑油にはなりますが
学級をまとめ集団の結束力を補うものには弱い感じがします。
スキルが単発過ぎるので、チーム作りには向いてないと思いました。
では、チーム作りにはどうするのか?
それは、たくさんありますね。
学校行事を通して目標設定し、団結力を高めながらクラスを作る。
教科指導を通して、仲間集団のよさを生かしながら学んでいく。
このスタイルは、筑波の算数や『学び合い』などが参考になるかと思います。
心理的アプローチでは、エンカウンターで集団に目を向けたシェアリングの実践
プロジェクトアドベンチャーによる集団形成プロセスをふんだ共同体感覚づくり。
どれもクラスに導入しています。

しかし、これらの取り組みを十分にまわしていくには
やはり「ソーシャルスキルトレーニング」は必要です。
ソーシャルスキルトレーニングは12個のスキルにすでに分類され
誰でもいつでもどんな学級においても使えるような状態になっていることがすばらしいと思います。
また、効果的に人間関係の成功体験を重ねることができ
学ぶことの系統性もとれている面はすぐに学級経営に生かせるものです。
実際、心理療法の現場でも、行動療法としてこのソーシャルスキルトレーニングは治療的に
十二分に活用されていますし。

気をつけたいのは、学びがあまりスキルフルになってしまわずに、子どもが本来持つ自然な力や
自分らしさを生かしたモデルを作り上げられるように支援することだと思います。
その人らしさ、自分らしさって、スキル学習だけではけっしてでないものだから。
スキルが血となり肉となり、自分らしく使えるようになるまで、支援、指導は必要ですね。

やはり学級づくりの目的をしっかりともって取り組まないと、ただのバンソーコー的な使用となってしまう危険があり、ソーシャルスキルの本来もつ力を生かし切れません。
自分の教育理念と見比べながら、取り入れていきたいものです。
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