とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌

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学級報告 「カルタ大会!勝因は勝負師の目」

優勝の採点をしていた。

ドキドキしていた。

子供達もこの体育館に30ほどのグループを作り車座になって真剣な眼差しでこちらを見ている。

一組・・・・・。

661点!

おおーっ

子ども達からざわめきがおこった。

これが高得点かどうかよくわからないはずなのに、もう気持ちが押している感じだった。

二組、499点!

三組、519点!

四組、440点!

「優勝は1組!」

我が一組は圧倒的な強さだった。

 

カルタ大会の企画は一組が優勝した運動会の反省会からの始まりだった。

ドッジボール大会では悔しくも優勝のがしてしまった我が一組。

運動会で僅差を制して勝ちきたことにとても満足げにビールを飲んでいた。

すると学年の先生たちから、「スポーツは1組が有利だ!」「体育主任のクラスだからだ」

と、訳のわかるような、わからないような理由により次回は文化的な競技と決まった。

このような学年対抗ができるのも、学年の仲が良い証である。

学年主任が「カルタがいいんじゃない」と提案をした。

せっかくのカルタなら、上の句、下の句があるカルタがいいですね。

ことわざをカルタにするのはどうですか。

この意見に一度は、そうだそうだことわざかるたがいい!

これならうちにもチャンスがある!

と、ノリノリでビールグラスを空にしていた。

 

私自身もまんざらではなかった。

しかしいざ、ことわざについてクラスで話をすると

子供達はポカンとした顔で聞いていた。

ことわざってなあに?大半の子供達がそうであった。

いきなり座礁である。

この子たちにことわざの力をつけるにはまず何をしたらいいだろうか・・・

悩んだあげく、覚えることを細分化することにした。

いきなりカルタではなく、まずは言葉を覚えるところから始めなければ。

そう思いフラッシュカードを作った。

音読の宿題にもした。

プリント学習も作った。

そうこうしているうちに、少しずつ子供達の中に、ことわざが体にしみついていった。

 

朝の会で「男女勝ち抜き対抗戦」をしているととても面白い。

フラッシュカードには上の句が書いてある。

その上の句を読んで下の句を思い出して音読する。

相手より早く言えた方が勝ち、というルールで行っていた。

はじめはたどたどしかったが、回数を重ねるうちに瞬時に言葉が出るようになってきた。

カード1枚めくるごとに、子供達は集中力を高めてことわざを読み上げる。

面白いのはその読み方だ。

顔は真剣そのものなのだが、言葉を発する度に知らず知らず、一歩ずつ前に出てきてしまう。

いつの間にか、先生の前で鼻息を荒げている。

中には、身振り手振りをして面白いアクションも見られる。

しかし子供達は真剣である。

このような場面に出会うたび、子どもっていいなぁ。と、心から思う。

 

さてこのような言葉練習を重ねるたびに、ようやくカルタ練習に取り組めるようになった。

クラスを9グループに分け、上位1位の子が上のグループに上がり、下位3位の子がしたのグループに下がる

といった入れ替え戦練習である。

やればやるほど真剣になり、上達していく。もう。大人でも勝てないぐらいである。

しかし立派なのは、ルールを作ることにあった。

子供達は、勝ちたいために、早めに手を出したり、邪魔をしたりなど小さなズルをするのだ。

そのたび、みんなで話し合って細かいルールを作っていく。

そのルールを破るものなら、全員から非難の嵐である。

自分たちで作ったルールだからこそ、真剣にそのルールを守ろうと皆努力している様子がうかがえた。

カルタ練習を通して、いろんなことを学んでいる。

 

さて、カルタ大会当日である。

これまでの様子を見ると、内心そこそこいい試合ができると見込んでいた。

ほかのクラスの子たちと見ていると手前ミソであるかもしれないか

集中力が明らかに違う。目が勝負師の目となっている。

1試合目が終わり、得点集計をしていると1組の9割の子は1位2位をとっていた。

これは驚くべき記録である。

こうなると勢いづいてもう、止められなくなってくる。

2試合目も1組の子供達の圧勝であった。

 

カルタ大会は個人競技である。

しかし、クラスで取り組むと集団競技にもなりうる。

一人の結果が皆の結果につながるからだ。

その話をすると、分かったのか分からないのか、子供達はさらに真剣に練習していたのを思い出す。

 

今、子供達はもう祝勝パーティーのことでいっぱいである。

来週、おいしいもの食べようと企画している。

しかし、学年の先生はもう、次の学年対抗の内容でいっぱいである。

次回は「長なわとび」になるらしい・・・。

冬休みは、なわとびをしっかり練習してきてほしいものである。

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この記事のコメント

毎回先生の子供達への指導には頭が下がります。自分自身先生のような教師に出会えていたら、もう少し自分の生き方、考え方が変わったのではないかと。「聖なる予言」で人との出会いはそれぞれが良くも悪くもその人にとって必要なものと書いてあったことを思い出します。
2008-12-12 Fri 21:10 | URL | つばめです #-[ 内容変更] | top↑
いつもありがとうございます。「出会うことすべてに意味がある」フランクルも同じことを書かれていました。いいときも、悪いときも、出会いに感謝です。
2008-12-13 Sat 22:35 | URL | とげとげ★先生 #-[ 内容変更] | top↑
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