とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌

教育に生かせる良書を発掘中!フォトリーディングとマインドマップで情報発信!

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80冊目! 「影響力の武器」 ★★★★★

 

影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか

著者:ロバート・B・チャルディーニ社会行動研究会
出版社:誠信書房
出版日:1991/09/01 ¥ 3,465

これは、人間として生まれたなら是非、読んでおきたい本ですねぇ。

我々人間は、どのようなことに、影響され生きていくのか。

それらを心理学的な側面から科学している本です。

 

この本はビジネスの交渉場面や営業場面で活用されるものが盛りだくさん。

ぜひ、その裏側を知っておくと、引っかからずにすみますね。

普通の読み物としても、とてもおもしろいので、おすすめです。

 

本は8部構成です。

1 影響力の武器          2 返報性

3 コミットメントと一貫性      4 社会的証明

5 好意      6 権威      7 希少性

8 手っ取り早い影響力

 

1 影響力の武器

人は、煩わしい判断場面では「カチッサー」と自動反応してしまうものです。

物事に、自動反応することで、エネルギーを使わないメリットがありますが、間違えて反応している危険があります。

コントラストの原理2番目に紹介されたものが初めのものとかなり異なると、はじめのものがよく見えてしまう技法。

 

2 返報性

誰かに何をしてもらったら、お返しをしたくなります。

これはかなり強力な力を持っています。頼みもしない望まない好意においてもそうです。

それによって、不公平な交換が起こってしまいます。

ドアインザフェイス:先に譲ると、譲歩に見えて、相手も譲ってしまう技法。

 

3 コミットメントと一貫性

人は、一貫性の欲求があります。それは日常生活の中で、高い評価を得られたり、簡単な方法だからです。

最初にコミットメント(宣言)してしまうと、それに誘導され、そのコミットメントに沿った発言、思考をしてしまいます。

それが間違っている場合でも、長続きしてしまうのです。

フットインザドア:初めに相手に受け入れてもらえそうな小さな承諾を得て、少しずつ大きな要求に変えていく技法

ローボールテクニック:よい条件を相手に提示し、承諾を得て、その後、よい条件を取っ払ってしまう。それでも、NOといいづらくなってしまう技法。

 

4 社会的証明

人は、状況が不確かだったり、似ている人がいる場合では、他人をまねてしまう傾向があります。

いわゆる、サクラやヤラセにつられてしまうことです。

ウェルテル効果:自殺願望者がどんどん、自殺を実行してしまった事件。

 

5 好意

好意を持たれると、人は、好意を持つようになります。

特に、身体的魅力(美人、ハンサムなど)がある、相手が自分と似ている側面がある、会う回数が多いときなどです。

これを悪用する人は、相手に好意を持つように仕向けるそうです。

まず、批判をし、つぎにほめると効果があります。

怖い刑事の次に、優しい刑事が来る作戦ですね。

 

6 権威

権威あるものに、カチッサーと短絡的に従ってしまう

これは、権威のシンボルである、肩書き、服装、装飾品に大きく影響されます。

 

7 希少性

数に限りがあるもの、期限があるもの、手にする可能性の低いものといったように

制限されているものに価値をおくようになってしまいます。

心理的リアクタンス:自由の障壁が大きければ大きいほど、反発し、燃え上がる。ロミオとジュリエット効果や十代の尾崎豊崇拝でしょうか。

 

私たちの生活の中で、明らかに、カチッサーと反応してしまっていることが多いことに気づきます。

知らず知らずのうちに、相手に乗せられてしまっていることだってあります。

このような、人間としての癖を知って、正しく対処することが重要ですね。

 

人を教育する立場の人は、このような人間の特性を知っておくことも

教養が広がり人間性が深まるのではないでしょうか。

じっくり読みたい本でした。


MM 影響力の武器

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79冊目! 「つよい子を育てるこころのワクチン」 ★★★★★

つよい子を育てるこころのワクチン―メゲない、キレない、ウツにならないABC思考法

著者:マーティン セリグマンリサ ジェイコックス
出版社:ダイヤモンド社
出版日:2003/09 ¥ 1,680

楽観的思考を子どもにどう育てるのか?

マーティンセリグマンの子ども向けワークをまとめたかなり実践的な本です。

 

本の全体像は、8部構成となっています。

1 心のワクチン

2 楽観と悲観

3 あなたはどっち

4 ワクチンの効果

5 ABC思考法

6 悲観的考えを変える方法

7 悲観的考えの撃退法

8 コミュニケーション力

 

楽観的思考の人は、決して前向きの行動やイメージを使っているのではありません。

楽観的思考の人は、問題の原因のとらえ方が悲観的な人と異なるのです。

原因のとらえ方には、3つあります。

1 時間の広がり(一時的なものか?、永続的なものか?)

2 影響の範囲(限定的か?全体的か?)

3 自分化(自分のせい?まわりのせい?)

 

まず、セリグマンはABC思考のすすめを説きます。

A:状況(誰と、いつ、どこで)

B:考えや思い(自分の考えや思いをキャッチする、0~100のスケールで表す)

C:結果(どう感じ、どう行動したのか)

ABCの自分のくせをみつけるため、日常の生活の中でABC日記をつけるのです。

 

さらに、この悲観的思考の撃退法として、ABC思考に

D:反論

E:元気づけ

をつけたします。

 

この反論には悲観的に感じる出来事について

1 本当に悲観的なのか、証拠集めをする。

2 違う考えをみつける。

3 破局的に考えない(最悪は?最善は?可能性は?)

 

つまり、人は出来事が即、感情などの結果に結びつくのではなく、

人それぞれが持っている思考の枠組みによって、うれしがったり、悲しんだり、怒ったりするのです。

そのここに持っている思考の枠組みをビリーフと呼び、このビリーフをチェックするのです。

時間の広がり、影響、だれのせいなどの項目で。

 

そして、自分の持っている悲観的な思考に気づき変えていくのです。

これを子どもたちに教えるわかりやすい漫画や、イラストなどを使って指導をするのです。

 

これは、使えます。

大人の私たちでさえ、このような考えを知っているか、知らないかで、鬱になる、幸せになるか

大きな違いになるのではないでしょうか。


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78冊目! 「何のために働くのか」 ★★★☆☆

何のために働くのか

著者:北尾 吉孝
出版社:致知出版社
出版日:2007/03 ¥ 1,575

何のために働いていますか?

働くことに疑問を感じたり、働くことに少し疲れたとき、

この本を読み解いてみてはどうでしょうか。

 

この本は働くこととはどのような信念を持って働くかについて説かれています。

以前に紹介した稲森先生の「生き方」に通ずるものもあります。

 

大きく5本立てです。

1 人は仕事の中で成長する 

2 古典から学ぶ

3 艱難辛苦をあえていく

4 仕事の達人になるには

5 天命をまっとうする

 

1 人は仕事の中で成長する 

仕事の目的は「人間性を深め、人格を高く、人間性を磨く」ことにあります。

仕事は、一心不乱に続けることです。

好き嫌いをいっている程度では、天職へは届きません。

公のため、天命を知り働くことが、生き甲斐へとつながると言います。




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77冊目! 「アサーショントレーニング」 ★★★★★

アサーショントレーニング―さわやかな「自己表現」のために

著者:平木 典子
出版社:日本・精神技術研究所
出版日:1993/10 ¥ 1,575

 

この本はお薦めです。

教師、カウンセラー、医者などの援助職など人と関わる仕事、ストレスの多い仕事にはかかせないものです。

 

アサーションとは、「自分も相手も大切にした自己表現」です。

自分の思いをうまく伝えられずに困ったことはありませんか。

自分の思いを強く伝えてしまって、自己嫌悪したことはありませんか。

この本は、自分の思いを自分らしく伝える自己表現についてわかりやすくまとまっています。

 

私が思うに、アサーションは「言い方」「言い回し」のテクニックではありません。

アサーションは、その人らしい表現の仕方です。

思いを素直に伝え、葛藤場面ではそれを受け止めて、相手を配慮しながらあきらめずに表現を続けていくことだと思います。

ですから、アサーションを学べば学ぶほど、自分らしい個性的な思いやりを持った自己表現ができるようになるのです。

 

人の自己表現を大きく分けると、3つあります。

非主張的(ノンアサーティブ:NA)、自分の気持ちを伝えずに「のびたくん」タイプ

攻撃的(アグレッシブ:AG)、自分の気持ちを伝えすぎてしまう「ジャイアン」タイプ

アサーティブ(A):自分も相手も大切にする「しずかちゃん」タイプ

 

さて、あなたはどれですか?

これは、場所や相手によってかわることがありますね。

この人ならば言えるのに、この人には言えない。

こんな時は、役職などのパワーハラスメントなどがありますね。

 

そもそもこのアサーションはアメリカの黒人人権運動から始まりました。

誰にでも平等に、主張してよい権利を叫んだのです。

そこから始まり、女性の人権運動など、アサーションは人権運動と深くかかわっていきます。

 

では、自信を持って、自己表現する判断基準はなにがあるのでしょうか?



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76冊目! 「子供に変化を起こす簡単な習慣」 ★★★★☆

子どもに変化を起こす簡単な習慣―豊かで楽しいシンプル子育てのすすめ

著者:バーバラ コロローソ
出版社:PHP研究所
出版日:2000/07 ¥ 1,575

ひさびさによい本に巡り会えました。

子供を育てるために、親が気をつけることが盛りだくさんの本です。

 

いかに簡単にまとめていきます。

各家庭には、それぞれのスタイルがあります。

1 レンガ型(規律重視、感情無視)

2 クラゲ型(ルール無し、きまぐれ)

3 背骨型(愛情深く、真の通ったルールがあり、柔軟性がある)

もちろん目指すのは、背骨型ですね。

私のイメージでは3つの型がきっぱりと別れるというよりも、

3つの円が少しだけ重なっているように、重複したスタイルが多いと思いました。

 

子育てには、子供に対する「励まし」と「寛容」が必要です。

「だめ!」と言わずに、「あとでね、考えさせてね、説明してくれる?」と返せますよね。

 

考える子に育てるには、自分で考えられる場を設定することです。

子供には、選択肢を与えます。

その選択した結果については、見守るのがよいでしょう。

たとえ間違った選択をしたとしても、子供を信じてあげるのです。

その親のスタイルから子どもは信頼されていると感じます。

 

心を育てるには、感情を尊重する。

怒るのも、がまんするのも、子ども自身が自分で決めていること。

また、怒ったり泣いたりは、決して悪いことではありません。

感情に巻き込まれるから困るのであって、

感情にどのように対処すればよいのかを教えればよいのです。

 

前向きに表現したり、ポジティブに考えたり、

上手にアサーション(自己表現)する技術を身につけることをおすすめします。

私自身、アサーションの研修を通して、自己一致した自己表現が少しずつできるようになってきました。

葛藤は必ず起こるもの。それを受け入れて、お互いに歩み合っていく。

それが感情も上手に受け止めて関わり合うことで大切だと思います。

 

生きる技術を身につけるには、過ちは学ぶためのものととらえます。

よくボスに言われた言葉があります。

「ピンチはチャンスだよ」

まさに、困ったときこそ、自分を鏡としてみて、謙虚に顧みて自分を変えていく。

すると、チャンスに変わっていく。

そんな経験からも、過ちや困難は避けるべき物ではなく、成長する糧ととらえるとよいでしょう。

でも、できるだけ、未然に防げるようにすることは大切ですが。

 

このほか、ケンカの仲裁方法、家事お手伝いへの取り組み、お金の与え方、食事の仕方、就寝の仕方、トイレトレーニング、性の扱いなど、子育てには欠かせない具体的な解決方法がエピソードを添えてまとまっています。

 

この本に流れている著者の思い。

とても信頼できる哲学が流れています。

私の教育観と似ていて、とても心温まります。

 

子どもを信頼し、育てる強い理念を感じます。

こんな親に育てられる、こんな教師にかかわってもらえる子どもはすくすくと伸びていくでしょう。

 

子育てや教育にちょっと疲れたとき、この本から貴重なヒントがえられますよ。


 

MM 子どもを変える習慣

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75冊目! 「松下村塾」 ★★★☆☆

著者:古川 薫
出版社:新潮社
出版日:1995/08 ¥ 1,050

人は何のために学ぶのか。

志を立て、人々、国のために。

幕末の時、8畳一間に幕末の獅子たちが集まっていった。

それが、松下村塾です。

 

納屋を改造した離れの宿舎に寝泊まりとしながら、

どんな身分の物も受け入れ、無償で学問を説いた吉田松陰。

この期間わずか、1年足らずです。

 

その間だけで多くの人物を輩出しました。

高杉晋作、伊藤博文、山県有朋などなど。

 

なぜ、それだけの人物を教育することができたのか?

それは松陰の人となり、人間性。

 

アメリカの文明を学ぼうと、命をかけて、ペリー船で渡米をはかり、投獄。

獄中においては、学びに身分は無しと囚人たちに学ぶことの大切さを説き、講義を始める。

どんなときにおいても、学び続ける姿は心打たれるものがあります。

 

志を立て、そんな思いを持ち子供たちを教育していきたいものです。

MM 松下村塾

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74冊目! 「ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則」 ★★★★☆

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

著者:ジェームズ・C. コリンズ
出版社:日経BP社
出版日:2001/12/18 ¥ 2,310

今日は、ビジネス書から教育現場の教職員集団をみてみます。

 

この本はアメリカ社会で大企業へと飛躍した会社を追跡調査し、

どんなことによって会社が一流企業へと上昇したのか演繹的に説かれています。

 

会社を飛躍成長させるには、以下のプロセスをなぞります。

1 第5水準のリーダーであること(リーダーは謙虚で意志が強いこと)

2 まずは適切な人選、その後に目標設定(不適切な人材は組織に採用しないことが大前提)

3 どんな厳しい現実をも直視する会社の体質(逆境は真っ向から立ち向かう。現実をみながら、最後には絶対勝つ信念を持つこと)

4 単純明快な戦略としての3つの円(新しい取り組みに、情熱が注げるか、利益が出せるか、その分野で世界一となれるか、この3つに合致することのみを探し続けること)

5 規律の文化(勤勉であること。まじめにこつこつと)

6 技術は促進剤としてだけ(技術に飛びつかない。技術は飛躍の主要因をなさない。)

7 転換はゆっくりと進んでいく(生物の成長のようにゆっくりと伸びていくもの、3つの円の一貫性を持って続けること)

 

教師も組織集団です。

組織には様々な人物がいます。

その人たちと協力して、学校という組織を作り上げていきます。

この職員集団を組織する力量が低いと、提案も通らず、例年通りの毎年をなぞったことなかれ教育となってしまいます。

教育を改革していく教師には、職員を組織できる力も必要です。

そんな意味からも、飛躍を遂げた会社組織のエッセンスを押さえておく必要がありますね。

MM ビジョナリーカンパニー2


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研修報告「第8期東京教師塾 4回目に参加して」

1ヶ月の成果を発表しに、教師塾に行ってきました。
今回も、暑く、午後7時から終わったのは、午前3時頃でした。

限界まで勉強することで、自分の中にある心理的ブレーキがはずれ
どんなことへも対応できそうな自信がわいてくるといいます。
う~ん。さずがに疲れましたが、頭はホットでした。

ここでの3つの学びをシェアします。
1 QUの扱い方
2 認知行動療法について
3 同士からの応援メッセージ

1 QUの扱い方
学級集団の満足度をマトリックスで測定するQUという尺度があります。
前任校から、興味があり毎年3回ほど、使っていましたが、今回さらに詳しく話が聞け大変学びになりました。

簡単にいうと、縦軸に、学級の子供たちがみんなや先生に承認されているかの尺度。
横軸に、学級の規律やルールなどの侵害されていないかの尺度をXY軸のマトリックスで表します。
その表の中に、子供たちがどのように位置するかで、学級が崩壊するのか、
満足しているのかがわかる表となるのです。

講師の平野先生の話では、いじめが性質するシステムをグループダイナミクス似合わせて説明してくれました。
グループダイナミクスとは、よくアリの話にたとえられますが、
集団内でよく働くものは1割、普通が7割、足を引っ張るのが2割となります。
これは、どんな集団においても同じような傾向となるようです。
よく働く1割のアリを集めて集団を作っても、その中でやはり1:7:2に分かれてしまうそうです。

これを学級に当てはめて、学級集団からみていくと、よくできる子は、1割。
普通の子が7割。問題傾向を持つ子が2割となります。
いじめが発生する文化は、この7割の普通の子たちがいじめる側に流れてしまうときに顕著に表れます。
このグループダイナミクスの視点と、集団の状態をはかるQUをからめて集団指導をしていくことが
この教育乱世を切り開く教師には最低限、必要なスキルだといいます。

集団の傾向に、満足型、管理型、なれあい型、荒れ始め型、崩壊型に分けられます。
今、初任者の9割は自覚あるなしに関わらず、学級崩壊を起こしている現状だと聞きます。
この、子供とのなれ合い型、から荒れ始め型に、集団が推移していき、崩壊していきます。

教師は、学級内に父性的なかかわりで規律を確立することが大切です。
しかし、それ以上に、母性的な子供とのかかわりを増やして、子供たちの居場所作りをしていくことも大切です。
このQUをうなく使うことで、集団を組織する指導力が向上します。
教師は、広い視点を持ち、集団を育成するスキルノウハウをしっかりと持つことが信頼される教師だと思いまいた。

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研修報告「体育研究授業 シュートボールゲーム」

体育の研究授業「シュートボールゲーム」をし、市教育委員会指導主事の指導を受けました。

子供たちは、一生懸命汗をかき、協力し合ってボール投げゲームに取り組みました。

 

最後のまとめの段階では、勝ちにこだわるあまりケンカや涙の場面もありました。

「ピンチはチャンス」と授業を少し延長し、クラスで話し合いをしました。

自分の思いを告げる子供や、優しさを見せてフォローをする子。

それぞれの立場で仲良くルールを守ろうとする子供たちの発言や態度の数々に

とても感心しました。

 

指導者の先生からは「道徳的実践力」を育成するよい授業だった」との好評を得ました。

低学年ともあって、子供たちは勝敗に真剣です。

真に自分の思いで意見を戦いあわせる場面ですので、迫力があります。

子供たちの葛藤や成長に直に接し、私自身、とても「楽しかった」授業でした。

 

授業の指導を色々受けました。

教師の指導の立ち位置では、常に全体を見回せる立場を徹底的に指導されました。

教師は壁を背負って指導をする」といえるでしょう。

つまり、常に教師は子供たちを視野の中に入れながら、

目の前の子を指導しながら、全体に目を配り、指導していくのです。

わかっているけれども、なかなか難しいものです。

 



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73冊目! 「地頭力を鍛える」 ★★★★☆

著者:細谷 功
出版社:東洋経済新報社

これは以前から読みたかった本でした。

考える力を身につけるにはどうすればよいのでしょうか。

それを端的に答えてくれる本です。

 

考える力「地頭力」はフェルミ推定といった考えるツールを通して鍛えることができます。

フェルミ推定とは、漠然とした物理量を短時間で計算することです。

たとえば、日本には電信柱がいくつあるでしょうか?といった問題です。

 

この問題に対峙するべく、地頭力を使います。

この地頭力を構成するものには、3つあります。

1、仮説思考力  2、フレームワーク思考力  3、抽象化思考力

 

1、仮説思考力とは

今ある情報をから、仮説を作り出し、

前提条件を決めて制限時間内に問題を解決すべく思考の過程をいいます。

簡単に言うと、今、わかっていることから、ある仮定を考え出すことです。

大前研一さんの「考える力」がありましたが、仮説の設定です。

これを短時間のうちに導き出すことがミソです。

 

2、フレームワーク思考力とは

全体像を俯瞰することです。

問題の全体像をつかみ、つぎに、部分へと分解する思考力です。

ロジックツリーのようなイメージですね。

 

3、抽象化思考力とは

単純化して、枝葉を切り落としモデル化することです。

具体物から、抽象レベルへと転換し、また、具体事例へと戻す逆Uの字の思考過程です。

この抽象化の過程は、シンプルに図化します。

 

問題の本質を一度、抽象化し、それにアナロジー(似たような引用)を見つけ出します。

簡単に言うと、たとえ話を見つける力です。

たとえ話には、話したいことの本質が詰まっているからですね。

 

ロジカルシンキング、フレームワーク、MECE(モレなくダブりなく)や3C、

4Pなどのビジネス業界では思考ツールが様々あります。

業界人は、こんな考える方法を持っているのかと関心と羨望の眼差しをおくってしまいます。

 

さて、教育界ですが、この地頭力はまず教師が鍛えなければなりません。

私は、知識量重視の教育を受けてきた世代です。

ですから自分の頭で考えるということを苦手としてきました。

 

本を読むようになり、知識を多く蓄えはじめた今、自分の考えを生み出していくことが大切なのですね。

本の情報の受け売りだけで、何も考えないことはとても危険です。

 

いつかの番組で納豆がやせるからといって、スーパーから納豆が消えてしまった事件がありました。

自分の頭で少し考えれば、わかることのはずなのに、ついTVからの情報を鵜呑みにしてしまう世代です。

 

インターネットが普及して、知識は誰にでも簡単に手に入るものとなりました。

情報を単なる受け手としてだけでなく、その情報を使って、新しい知識を生み出していける

そんな力が必要となってくる時代です。

 

子供たちは「活用力」といった今ある情報をつかって新しい問題を解いていく力が求められています。

この活用力は、大人社会での地頭力と似ています

つまり、子供たちにも同じようなことを教えていかねばならない時代なのですね。

地頭力を身につけた教師こそ、今の教育には必要なのではないでしょうか。

地頭力をもつことで、子供たちにより深く活用する力について教えることができるのではないでしょうか。

 

最近特に、自分の頭で考えることの大切さを感じています。

みなさんもいっしょに、脳に汗をかくほど考えましょう!


 

MM 地頭力


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72冊目! 「子どもの潜在能力を101%引き出すモンテッソーリ教育」 ★★★☆☆

著者:佐々木 信一郎
出版社:講談社

 

最近、読書のプラトー現象(学習停滞期)です。

どうこの危機を乗り越えようか。

はやり、続けることしかないことに気づきました。

大きな夢と、目の前の100冊という目標に向かって、こつこつ継続実践のみです。

 

モンテッソーリは障害教育における歴史的教育家です。

この本は、そのモンテッソーリメソッドを使って、日本の子どもたちにどのようにかかわれるのか

アメリカと日本の教育を比べながらまとめています。

モンテッソーリ教育、その真髄は、「興味関心」にあります。

 

体の発達や体力の話に毎回のようにでてくるスキャモンの発達曲線。

高校時代保健でやりましたね・・・。

つまり、0~6才の乳幼児期は、成長が著しい「発達の旬」なのです。

モンテソーリ教育では、これを「敏感期」と呼びます。

 

この0~6歳の敏感期に親は一体、どのようなかかわりをすればよいのか。

それには、1興味関心を見つける、2それに主体的にかかわり、3集中し繰り返し、

4達成し満足する。5その結果、能力を身につけ、6自信や意欲が増して、

また、興味関心がわいてくるといったサイクルを生かすのです。

 

このサイクルを「学びのスパイラル」と呼び、

どんな乱暴者の子どもでも、興味関心の持つものをじっくりと(2週間以上も!)取り組ませることにより、

意思の力が増し、がまんする力を身につけます。

集団で生きていく前には、まず、個が生かされなければなりません。

 

ということは、学校で不適応を起こす子どもたちは、

この乳幼児期に子どもの持っている興味関心を侵害されてきた子どもたちと解釈できます。

 

この興味関心を生かすためにも、大人は一方的にではなく、子どもとの相互の関係を作ります。

また、大人は、その興味関心を満足させる「環境を整備」し、子どもはその環境に働きかけていく。

そんな関係を築く努力を大人はしなければなりません。


 

MM モンテッソーリ

 

乳幼児期に子どもを伸ばす秘訣は、「興味関心」を大人が気づいて、

やりたいことにじっくりと取り組ませることなのですね。

一方的に、大人の都合で教材を提示し、早期教育に走ってしまうことは、

子どもの発達を阻害してしまっていることに他ならないのです。

 

この本からは、発達の旬には何をしたらよいのか、新しい発見となりました。

 

小学校では、できるだけ子どもの興味関心から取り組ませる学習の工夫をします。

どの先生方も学習の導入や、具体物や体験活動など、熱心な取り組みです。

 

しかし、私が思うに、小学校段階では、新しい価値を教えていくためにも、

教師からのある程度の強制的な学習があってもよいと考えます。

 

例えば、四字熟語やことわざなど、はじめは興味がわかなかったけれども、

それらに触れることによって、少しずつその言葉の持つ文化が見えてきて、

興味がわいてくる学習もあるはずです。

 

年間通して、四字熟語やことわざに取り組むことで、言葉への関心が高まります。

ここ、4年間続けてきました。

 

子どもに寄り添うことは、何も全て子どもがやる気になったら取り組むことだけではありません。

その発達段階に寄り添って、効果的な教材の提示(できる限り興味関心を引き出す)が必要だと考えています。


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研修報告「不登校バックアップセミナー62登進研に参加して」


今日は富士見市相談室の親分の講演のお手伝いで、代々木のホールに行ってきました。

「不登校の心が動く条件とは」のテーマでの講演です。

 

その中で、親の子へ対する「共感的な態度」について

ロールプレイ(役割演技)を使ってわかりやすく見せる場面でのお手伝いです。

 

子どもの心を無視する一方的な親の関わり方と、

子どもの心をしっかりと受け止める共感的な関わり方の二つ。

 

劇団員をはじめて、もう6年目となりましたので、なかなか演技にも熱が入ってきました。

機会があれば、保護者会でもやってみたいものです。

 

さて、親分の講演の内容ですがとても心に染み入る話がありましたので紹介します。

 

不登校の親の役割を「浮き輪」に例えた話です。

不登校の子どもは孤独に、海の上をさまよっているようなものです。

その一人ぼっちの海でしっかりと摑まってられる「浮き輪」の役割を親が成すのです。

 

そのとき、親は子どもが安心して摑まってられる浮き輪でなくてはなりません。

また、その浮き輪は子どもが無遠慮に爪を立てて掴まれるものでなくてはなりません。

波風が立った時にしっかりとつかまれない浮き輪では、

子どもがスルリと海へまた投げ出されてしまうからです。

 

浮き輪の役割はまだあります。

浮き輪は子どもが少し自信をつけて泳ぎ始めた時、すぐに陸に上がっていってはいけません。

なぜなら、子どもはその浮き輪があることで「安心感」が持て、冒険ができるからです。

 

最後には、浮き輪はぼろぼろになって波打ち際に打ち上げられます。

その役割を果たしたときこそが、子どもの自立を見届けた時であり、親としての喜びであるのです。

 

爪を立てられ、しがみつかれ、子どものために「浮き輪」となってあげられる。

そんな親のものとで、不登校の子どもたちの心は少しずつ動き始めるのでしょう。

 

不登校支援について詳しく知りたい人は、こちらから。↓

http://homepage2.nifty.com/to-shin-ken/bus20b.htm

 

 

その後、登進研の人たちと飲み会がありました。

サポート校(不登校が通う学校)のさきがけとなった学長さんの話や出版社の方々の話。

とてもインスピレーションを掻き立てるものがありました。

自分の可能性をいろんな分野の教育の世界にどんどん活かせたらな。

そんな思いをもちました。


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71冊目! 「フィンランド式 キッズスキル」 ★★★★★

フィンランド式 キッズスキル―親子で楽しく問題解決!

フィンランド式 キッズスキル―親子で楽しく問題解決!
著者:ベン・ファーマン
出版社:ダイヤモンド社

ランク:A
オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★

 

私が好きなブリーフセラピーの思想をてんこ盛りにしたフィンランドでの教育実践。

それがこの本です。

問題よりも、未来志向、解決思考でスキルを身につけようという考えです。

フィンランドなかなかやるな!と思ってしまいました。

 

ブリーフセラピーは「ソリューションフォーカス アプローチ」と呼ばれています。

主に問題を抱えたカウンセリング場面で使われていますが、

この方法を家庭での教育に生かそうとした内容のためとても興味深く読めました。

 

まずは2つの準備。

1、家族のルールを明確にし、例外をなくし、ルールを共有をすること。

2、感情的になったときは、タイムアウトで間をおくこと。

これは、私自身とても大好きな準備です。間をおくなんて大切ですね。

 

では、15のスキル

1、問題からスキルへ

問題を解決するには、何を学ぶべきなのかをまず、決めます。

「~するな」から「~しなさい」へとなり、何も止めることがなくなります。

 

2、スキルを決める

子どもとよく話し合い、傾聴し、子ども自身からこのスキルを学ぶ「了承」を得ます。

 

3、学ぶ利点を考える

このスキルを学ぶと、どんな報酬があるのか?

子どもにゴールイメージを持たせます。

 

4、スキルに名前をつける

正義のヒーローなどの名前をつけることで、楽しく取り組めます。

個性を認められる経験ともなります。

 

5、ヒーローを選ぶ

困った時に助けてくれるヒーローをイメージすることは、子どもの思考に自然なことです。

 

6、サポーターを募る

協力してくれる人へ、直接お願いしに行きます。

友達関係も密になり、深まります。

 

7、自信をつける

できないときもあります。そんなときは励ましてあげるのです。

「時間がかかるけど、絶対できるよ」「続けていけば、必ずできるようになるよ」

自己肯定感を高めるためにも、絶対できる根拠を示す必要があります。

 

8、お祝いを企画する

達成パーティーを早めに計画します。やる気、モチベーションとなります。

スキルを完全に身につけた達成祝いよりも、全身進歩を祝います。

 

9、スキルの明確

どんなスキルを学ぶのか、モデルを見ます。

ロールプレイ(役割演技)などをしてやってみます。

いわゆるソーシャルスキルトレーニングですね。

 

10、スキルの公表

協力体制を整えるためにも、身につけるスキルを皆さんへ公表します。

 

11、練習します。

何よりも、実践。簡単なものから取り組み始め、進歩を日誌に記録します。

「トリプルプレイズ」と呼ばれる賞賛方法もあります。

感情的に!困難を認め、説明を求めるのです。

 

12、リマインダー作り

スキルをわすれてしまった時の予防策を練ります。

 

13、お祝い会の実行

身につけたスキルを公の場で証明できます。

サポーターへの感謝の念も持てるようになります。

 

14、他へ伝える

学んだことを自分の言葉で教えられるようになってはじめて、身につけたといえます。

人に教えることで、理解が深まり、人を助けようとする心も芽生えます。

 

15、新しいスキルを

一つのスキルを身につけたらつぎのスキルへステップアップします。

自分に必要なスキルを、優先順位をつけて考える力をつけます。

 

テクニカルな話もありますが、未来志向で、

子どもの原因や問題を攻めない教育はとても子どもにとって勇気付けられることだと思います。

 

解決思考で子どもを見ることは、子どもの持つ力を全幅に信頼するため、ある意味とても覚悟のいるものです。

しかし、まわりにそんなかかわりをしてもらって育った子どもたちは、力強く生きてけるはずでしょう。

困った時こそ、未来志向、ポジティブに行きましょう!

MM キッズスキル




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70冊目! 「いのちの恩返し」 ★★★★☆

著者:山田 泉
出版社:高文研

ランク:B
オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★

 

あなたにとって今日一日は、当たり前でうんざりの一日でしたか?

それとも、当たり前の一日に感謝できる一日でしたか?

 

この本の著者「山田泉先生(養護教諭)」通称山ちゃんはガンと闘っています。

そのガンと向き合っていく中で、死を見つめ、そこから学んだことを子どもたちへ

「いのちの授業」として取り組んできました。

デスエディケーションの話です。

以前、NHKの特集でも取り上げられ大反響を呼びました。

 

この本では、6年生との「いのちの授業」の様子について記録されています。

山ちゃんですは、とても気さくで明るい。そして、涙もろい。

子どもたちの素朴な疑問にわかりやすく答え

体験を踏まえガンと向かい合ってきた中で学んだ「いのち」にいて教えてくれます。

 

前向きな山ちゃんですが、はやり宣告を受けた時の様子は、心を締め付けられる記述でした。

パニックになり、3日間何もできなくなりました。

2回目の宣告を受けたときは、死を意識するようになり、涙が止まりませんでした。

3回目の転移の宣告では、残った時間をどう使おうか考え始めました。

苦しみに落ち込み、苦しみを受け入れ、苦しみから立ち上がろうとするその過程。

とても辛いものがあります。それを乗り越えてきたのが山ちゃんです。

 

この山ちゃんを支えてくれたのが「子どもたちからの手紙」だそうです。

子どもたちからの温かいメッセージ。

それに支えられ何度も倒れてしまった心を立て直し、起き上がることができたそうです。

 

授業の中では、ホスピスの話もありました。

ホスピスで最後を迎える仲間のものに、余命3ヶ月のガンを患っている人たちが集まります。

「誰かのために、してあげられることはないだろうか?」

 

まさに、人は、人とのつながりの中に生かされていることを感じられました。

おとといのニュースでは、残念なことに、人とのつながりが薄く、

秋葉原で無差別に殺人に及ぶ悲しい出来事がありました。

人とのつながり、してもらい、してもらったことをお返ししていく、

そんな仲間や人たちが身近に感じられない世の中になっているのではないでしょうか。

 

今日、私の学校では、子どもたちのバスケットボール大会が終わりました。

仲間を支える立派な声援に押され、精一杯、取り組んでいた子どもたちがいました。

スポーツを通して、人とのつながりの大切さを子どもたちは気づいてもらえたのではないでしょうか。

 

やまちゃんは、人は「人の中でしか生きられない」といいます。

人といっしょに生きる中で、生きていくことの大切さに気づかせていく、

それが家庭だったり、学校だったり、仲間だったりするのではないでしょうか。

やまちゃんはそれを「人に優しくすることだよ」とわかりやすい言葉で教えてくれています。

 

「一日一生」この言葉は心に響いてきました。

今日一日、普通の生活が送れることに感謝して、精一杯生きたでしょうか。

普通にご飯が食べられることが、普通に物書きができることが、

一番の幸せと山ちゃんは言います。

 

当たり前のことに感謝して、一日一日を精一杯生きることこそ

いのちを全うすることだと思いました。

 

今日はへとへとでしたが、この本とめぐり合えて本当によかったと思えました。

MM いのちの恩返し


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69冊目! 「ココロでわかると必ず人は伸びる」 ★★★☆☆

著者:木下 晴弘
出版社:総合法令出版
 

ランク:B
オススメ度:★★★☆☆ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★

 

熱血な塾講師の指導についてエピソード満載の本でした。

場面場面が浮かんでくるため、ぐいぐいと引き寄せられて

ひさびさに、じっくりと読んでしまいました。

 

人を伸ばすには、「感動」が一番!と著者は言います。

人は、今まで自分の持っていたパラダイム(見方)が変わることで感動をします。

そのパラダイムをちょっと変えてあげ、感動を受験に方向づけます。

 

さすが、塾の先生。

生徒の心を揺さぶる具体的な語り言葉をたくさん持っています。

その具体的な話にぐいぐい興味がひかれてしまいました。

ぜひ、続きは本書からどうぞ。

 

また、言葉と心の関係についても述べられています。

教師の言葉は常に「プラス思考」。もうこれは当たり前ですね。

 

言葉の技術として、「肯定打消し法」を紹介しています。

これは、「おまえなんかでていけ!」とついいってしまうことありませんか?

そこ言葉自体を否定はせずに、この言葉を言わせてしまった本心(行間)を語る方法です。

「なんであんなひどいことを言ったかというとだなぁ、お前にはこれをわかって欲しかったんだ」

うちの母親がよく使う手でした(笑)。

 

受験で迷うことが、部活を取るか、勉強を取るかです。

著者は言います。両方取りましょう。

両方選択肢を取ってしまえば、また新しい高いステージが待っています。

片方をあきらめるのではなく、両方取れるように工夫しろという意味です。

これは、東大入門漫画「ドラゴン桜」でも同じことを言っていましたね。

 

教育の根幹は家庭が一番大切であること。

クレームの対処方法。

どれも、実践の荒波を乗り越えてきた生の言葉で語られているだけに、説得力がありました。

 

受験で合格した時の感動の場面は目に浮かぶようでした。

教育のおもしろさは感動にあることは共感できます。

私自身も、たくさんの子どもたちとかかわり、共に涙を流してきました。以心伝心ですね。

それには、著者が言うように「まず先に生徒を好きになれ」が大切だと感じています。

 

この間なんとはなく観ていたTVドラマ(何年ぶり?)「ルーキーズ」。

不良青年たちの「なんでこんなに関わるんだよ!」というセリフに、かわとう先生は

「お前たちは、オレの生徒だからだ!」と笑顔で言い切っていました。

無条件の愛の先制攻撃ですね。スカッとして「これぞ教師!」と思うシーンでした。

 

最近の「ごくせん」にしろ、先生物のドラマにはなんだか、

生徒への思い、情熱をひしひしと感じるものが多くなってきました。

この著者も「やり方」よりもまず、「あり方」が先と述べています。

やっぱり、教師は、思いが先なのですね。

 

思いは年とともに、枯れます。これは事実です。

この思いを常に成長させるためには、手入れをしなければなりません。

自分の存在意義、教師としての目標を毎日意識しなければ、

多忙間の中に消え去ってしまいそうです。

「思いが先」、そして、「思いを手入れすること」も私は提唱したいと思います。

 

MM ココロでわかれば


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68冊目! 「ロジカルシンキングのノウハウ・ドゥハウ」 ★★★☆☆

著者:HRインスティテュート
出版社:PHP研究所

 

ランク:B
オススメ度:★★★☆☆ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★

 

論理的に話ができることは、企業だけに限ったことではありません。

教師は時に、保護者、職員、地域の人々と様々な人たちに話をする機会があります。

そんな時、説得力あるわかりやすい話が信頼を呼びます。

つまり、ロジカルな話ができることです。

 

この本の全体像は、

「ロジカルシンキングをより、実用的にする方法」がとかれています。

 

分かりやすさには、

3つの思考法、3つの基盤スキル、3つのツールがあります。

この9つの武器を使ってロジックを作り上げるのです。

 

A 3つの思考法

1、0ベース思考(今までの風習や考えを一度リセットして、全てを0から考え始める思考法)

2、フレームワーク思考(図や表などをフル活用し、洩れなくダブり無く考える思考法)

3、オプション思考(選択肢を与え話し合う思考法や、小目標を設定する思考法)

 

B 3つの基盤スキル

1、コミットメント(個人の信頼関係を作るカウンセリング技術、チームの主体性を引き出すコーチング技術、組織の目標を共有するコンサルティング技術)

2、ストラクチャー(重要度・優先度を検証するヒエラルキー化、全体像と位置づけをするポジショニング化、根拠を示すピラミッド化)

3、コンセプト(特徴付けること。ビジョン力と戦略性と行動力を持って、人や自分を突き動かすもの)

 

C 3つのツール

1、プロセス(流れをつかむツール)

2、マトリックス(情報整理に縦軸横軸を使う)

3、ロジックツリー(洩れなくダブり無くの論理的思考法)

 

このような道具は、以前「考具」で紹介したように、使わなければ意味がありません。

特に、このロジックツリーなどはこれだけでロジカルシンキングの代名詞となるほどすばらしい思考ツールです。

プレゼンや問題解決、決定事項の提案など様々な場面でこのようなツールを使えるとよいですね。

ビジネス社会では、このような思考法に基づいて未来を予測して、先手を打つんですね。

 

まずはじめに、私は、自分の教育理念「感謝できる自立した子の育成」をロジックツリーで表にして保護者に配っています。

教員はこのようなビジネスツールも学び、教育現場に生かして、子どもたちの教育に役立てたいものです。

MM ロジカルシンキング 2


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67冊目! 「本を読む本」 ★★★★☆

本を読む本 (講談社学術文庫)

本を読む本 (講談社学術文庫)
著者:モーティマー・J. アドラーC.V. ドーレン
出版社:講談社

ランク:B
オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★☆☆☆

 

本の読み方を紐解いた本です。

あらゆる読書法の本は、この本の孫引きとも言えるでしょう。

 

「本を読む本」の全体像は、

読書のレベル分けとそのレベルに沿った読み方についてまとめている実践書です。

 

A:読者の読書レベル

レベル1「初級読書」:小学校での叙述に即した読み方。

レベル2「点検読書」:いわゆる効率のよい速読法といわれる読書。時間内で系統的に拾い読みをする方法です。

(目次、表題、序文、索引、キーワード、カバー文句、要の章、最後のまとめ数ページ)

レベル3「分析読書」:徹底的な読みで、深く読み方法です。この本で詳しく述べられています。

レベル4「シントピカル読書」:比較読書。一度に関連する分野の本を読み、命題を解き明かす読書方法です。

 

B:分析読書

1段階:本の構造を知る。

・読む前に本の種類を知り、レベル2の点検読書をする。

・本の内容を2,3行で言い笑わす。

・本全体を主文、部分の全体構造を示す。(目次)

・著者の問題としている点を知る。

 

2段階:本の内容を理解する。

・著者の使う言葉の意味をつかむ。(キーワード)

・著者の命題をつかむ。

・著者の論証をつかむ。

・著者の解決方法をつかむ。

 

3段階:本に正しい批評する。

・修辞を身につける。(私意見と根拠を分ける・けんか腰はダメ)

・賛成・反論をする。

・反論する方法は、知識の不足、知識の誤り、論理の不足、分析の不足を立証する。

 

フォトリーディングの祖、ポールシーリィはこの本から、フォトリーディングを編み出したといわれています。

本を効率よく読む方法についてまとめています。

 

この本からの新しい学びは、「正しい批判を持って読書をする」ことでした。

どんな本にもよいところがあるだろうと、何でも受け入れてしまいがちでしたが、

正しい批判を仕方を学び、自分の考えと比較しながら読むことによって、

より深く読む経験ができそうです。

 

ブログで本の学びを発信することに加え、自分の観点をもって書評することが

おもしろいブログとなることだと思いました。

「読書は、決して受身ではない」ことを知り、新しい境地が開けた気がします。

しかし、批評とは難しいものです。

たどたどしいながらも少しずつ身に付けられたらと思います。

 

 

「教師は本を読むべし」といわれますが、何も教師に限ったことではないと思います。

人として生まれてきたからには、人類の文明文化がどのように語り継がれてきたのか、

「知の遺産」を知りたいのは、人間としての欲求ではないでしょうか?

読書は、人を創るすばらしいもの、そして、次世代への知の橋渡しだと思います。

読むに値する本をたくさん、読んでいきましょう。

MM 本を読む本


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66冊目! 「子どもを勇気付ける20の方法」 ★★★★★

著者:星 一郎
出版社:サンマーク出版

 

ランク:A
オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★

 

毎日続けることの厳しさを痛感しております。

心を入れ替え、またコツコツとがんばっていきます。

 

この本の全体像。

「子どもを勇気付ける原理と方法について」のまさに一言です。

この1冊でアドラーについて全体像がしっかり学べてしまう優れものです。

 

A、勇気づけの原理

・原因よりも、目的を重要視します。

「目的論」は未来志向により勇気がわいてくる仕組みです。

・「認知論」この世の中をどのように見るかによって、勇気付けができます。

・能力は高い低いではなく、どうすれば世のため人のために生かせるかで価値がきまります。

・人は、社会の一員として「所属感」を求めます。社会にいて幸せといった居場所作りをするとよいのです。

・行動の背面にある心理はあまり気にしない。その人がとっている行動を評価します。勇気は決意してから行ってこそ初めて、価値が出ています。

・勇気付けには、縦の関係ではなく、横の対等の関係を子どもと作ります。競い合ってしまうので、問題が生じていきます。

 

B、子どもを勇気づける20の方法

1、    小児ガンで子どもを亡くしてしまった親の話。子どもが生きているだけで幸せと感謝することです。

2、    問題児には、尊敬と信頼を。この信頼は無条件でだまされる覚悟を持つことです。しかし、人は信頼され続けることで相手を裏切ることができなくなってきます。また、問題は子どもとの関係が支配関係になってしまっているから起こります。協力関係を作っていくのです。

3、    頼りない子ほど、一人前として扱います。助けは求められない限り、ほおっておきます。求められれば援助は惜しみません。子どもは失敗から多くを学ぶからです。

4、    助言はあまりしすぎずに。あくまでも決定権は子どもにあります。間違ってもよいし、自分で決めることに価値があります。甘やかしは子どもを信頼していないからです。

5、    百点とったことよりも、その努力の過程を認めましょう。また、「褒める、叱る」といったことは子どもと「縦の関係」を作ってしまいます。アドレリアンは褒めず、叱らず、感謝を使います。これについては、また別のお勧めの本で紹介します。これは、なかなかおもしろい考えです。

6、    プラス思考でいきましょう。子どもの見方を変えてポジティブに。人は、欠点があり完全なものではないことを認めましょう。

7、    「全て」「完全に」といった言葉をなくしましょう。「みんなと仲良く」よりも「好きな人と仲良く」のほうがより、現実的に理にかなっているからです。人生はなかなか思い通りにいかないものです。うまくいく人との関係をしっかりと意思表示していける力が求められています。

8、    嬉しさは「感情的に」、怒りは「理性的に」。いらいらしてしまった場合は、3分たっても無理な場合はその場所から離れましょう。これはとても有効です。全ての問題は感情を使わずに対処できます。アドラーは怒りや涙などの感情を使うことで、相手を支配しようと見るのです。

9、    人と比較せずに、自分の資質に目を向けよう。がんばっていることや、本人の過去と比較しましょう。

10、                一日一回、傾聴しましょう。ただただ、話の内容、感情、ノンバーバルな部分を聞いてあげましょう。

 

11、「ダメ」「ガンバレ」「ハヤクシナサイ」は子どものペースを無視するため、やる気をくじきます。

12、「youメッセージ」から「iメッセージ」へ。あなた言葉は、相手を価値付け支配関係にしまいます。「私は~思う」言葉により、感想を述べることが大切です。

13、いい子には注意。無口で指示待ち人間は、自分の考えがなく、相手と支配関係になってしまいます。子どもが無口になったら、夫婦の関係を見直しましょう。

14、具体的にエピソードを聞いてあげると、子どもは、経験の追体験ができます。

15、家族ルールを作りましょう。ルール作りのよさを教えましょう。ルールはみんなが気持ちよく過ごせるためにあるのです。ルールを守れないのは、そのルール自体が間違っていることがあります。ルールを守れなかったときのルール(メタルール)も決めておきましょう。子どもは、結果を引き受ける責任が持てるようになります。

 

16、落胆している親は、今まで自分が子どもに何をしてあげられたかプラス面を見直しましょう。

17、理想像との比較を止めましょう。幻を見るよりも、現実を見て、自分を受容しましょう。

18、ゲームなどの熱中体験や不良の友だちも、成長には不可欠と考えましょう。友達はいないよりもましです。

19、子どもを悠然とみる大人になりましょう。子どもの身近に信頼できる大人がいれば、自然と自力で成長する子どもになっていきます。

20、できていない部分よりも、できている部分へ目を向けましょう。ブリーフセラピーのリソース資源を見つけるですね。

 

C、困った子も、こうすれば立ち直る

困った子どもの状態は大きく分けると4段階あります。

1段階:褒められようと、悪い子を演じて関心をひこうとする。このような行動が見られたら、「無視」をして、よい行動へ関心を寄せて、よい行動を価値付けるのです。

2段階:親や教師に挑戦する子。子どもは居場所を見つけようとしています。このような子どもには大人の理屈で勝ってもさらに悪い段階へいってしまいます。「引き分け」を選ぶのです。

3段階:親や教師が一番困る、不登校や非行行動などの復習の段階。

4段階:無力感に陥ります。3,4段階では専門家に相談しなければもう手遅れです。

 

アドラー心理学は教育現場や育児にとても有効だと感じております。

アドラー心理学を分かって、使用すると子どもとの関係が改善されていきます。

ユニークな心理学で私は、個人的にとても気に入っております。

いろんな考えや手法を持っていることは、いろんな子どもたちへ対応していく強みになりますね。

いろんな分野のよい部分を少しずつ自分のものに統合していきたいものです。

MM 勇気付け


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65冊目! 「自分の小さな「箱」から脱出する方法」 ★★★★☆

自分の小さな「箱」から脱出する 

ランク:B
オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★★☆ 読みやすさ:★★★★

 

人は箱の中に入って生きています。

この考え方がユニークで、笑えてしまいます。

つまり、自己欺瞞という「箱」の中に入っている限り、

自分を正当化して周りを傷つけ生きていくので、

人間関係がうまくいきません。

この「箱」からどうすれば脱出できるのかが、物語風に書かれている本でした。

今流行の「夢をかなえる象」に似ている構成です。(個人的にはこのガネーシャ本もおすすめです)

 

人は、自分の「箱」の中に入ってしまうと、

周りが見えず、全てを周りのせいにしてしまいます。

自分だけでなく、相手が入っている時もあります。

相手を箱に入れてしまうケースもあります。

 

結構複雑ですが、主人公の結婚生活を例えに

わかりやすく書かれていますので、詳しくは、本書よりどうぞ。

 

では、人はどうしてはこの中に入ってしまうのでしょうか?

それは、自分の感情への裏切りにあります。

自分を正当化してしまい、本来自分がすべきことを人の生にして、現実をゆがめていきます。

さらに、相手の欠点をあげつらうようになり、自分を正当化するためにもさらに自分の長所に固執し、相手を非難します。

「箱」とは怖いものですね。

そして、その箱は入っていると、なかなか気づかずに、

自分の性格とみなしてしまいその「箱」を持ち続けてしまう傾向があります。

また、自分が「箱」に入ってしまうと、相手も容易に「箱」に入れてしまう関係ができてしまいます。

 

「箱」の中に入ってしまうと、以下のことはいくらやっても無駄になります。

・相手を替えようとする。

・相手と全力で張り合う。

・その状況から離れる。

・コミュニケーションをとる。

・人間関係のテクニックを使う。

・自分の行動を変える。

これでは手の打ちようがありませんね。

 

では、どのように「箱」から脱出するのでしょうか?

見方を変えていくのです。

つまり、相手を相手として認める「他者性」を尊重します。

すると、心から相手のためにしてあげたい気持ちがあふれてきます。

それには、相手に逆らわないことです。

 

また、箱の外にいるときの関係を、つづけて他の人との関係にもっていくと

自然と箱の外にいられる関係となっていくそうです。

 

この本のおもしろいところは、

人間関係の問題を「箱」という道具で外在化して、

この「箱」をどうにかすれば、人との関係がうまくいくといった勇気がわいてくるところです。

「箱」の概念を使うとはうまいですね。

 

われわれ教師は、ついこの「箱」には入りがちの存在です。

自分の「箱」に入っている限り、子どもたちとの関係をうまくいきません。

自分で「箱」の存在に気づき、脱出して、「箱」の外からのかかわりを作っていけるのも、

これからの教師に必要なことではないでしょうか。

ビジネス書はとても学びが多く、よく練られたものがあるので興味が尽きません。

教育に生かせる視点にあふれています。

 

MM 小さな箱


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64冊目! 「凡事徹底」 ★★★★★

著者:鍵山 秀三郎
出版社:致知出版社

 

ランク:A
オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★☆

 

学校現場では、「靴をそろえる運動」がここ何年か前から盛んになってきました。

なぜ、靴をそろえると良いのでしょうか?

規律のため?そのレベルでそろえていた頃は、なかなか成果が上がりませんでした。

 

小さなことをコツコツと続けることで、大きな変化が生まれます。

そんな教えを優しく説いてくれるのが、イエローハットの鍵山秀三郎先生です。

 

「凡事徹底」

誰にでもできる平凡なこと。当たり前の小さなこと。

その微差を追求し、極めることで、大きな差を生みだします。

 

会社の利益を向上するためには、無駄をまず削ります。

その無駄を無くすためにはどうしたらよいのでしょうか?

よく「気づく」人になるのです。

無駄に気づかないから、無駄が多いのです。

 

では、その「気づく」人に成るためにはどうすればよいのでしょうか?

1、微差を追求する。(単調なことを根気強く続け、差を生んでいくやり方、お勧めが掃除です)

2、人を喜ばせる。

 

小さなことを徹底することはなぜ大切なのでしょうか?

ABとの差が少ないと、ついAに戻ってしまいます。

Bに変えられる人は、Cがいいと思うとCDがいいと思うとDEへと変えていく努力ができます。

Eまでくると、初めてここで大きな差となって現れてきます。

Fまでいった人を見て、すばらしいから「よし、俺もやってみよう!」といっぺんに挑戦しても、

これができなくてAに戻ってしまいます。

 

コツコツ続ける人には、心の筋肉、心の体力がついているのですね。

この筋肉無しに、いきなり大きなことをやろうとしてもなかなかうまくできないから、

小さいことをコツコツとやることが大切なのです。「ちりも積もれば山となる」です。

 

鍵山先生は、道路掃除、そして、トイレ掃除を徹底します。素手でやります。

全国「掃除に学ぶ会」の活動もあり、今度私も参加する予定です。

会社の幹部役員や、教員など様々な人たちが集まってくるそうです。

 

教育界には、今、この思想が旋風を巻き起こしています。

静岡のある高校では、トイレ掃除を徹底することで、甲子園出場の成果を挙げています。

全国に名をはせる強豪の部活動は、必ず掃除に力を入れています。

だから、子どものたちの心や環境にすさみがありません

心がきれいになれば、素直、よく気づく、感謝できるとさまざまな人間教育つながっていきます。

 

日常のくつそろえ、清掃活動の意味をもう一度見つめなおすよい本です。

「やりなさい、やりさない」では、なかなか子どもは動きません。見ていないところでサボります。

本当に心から掃除に取り組みたくなる、そんな心構えを教えていきたいものです。

教師も共に、掃除をする。大切なことですね。

 

最後に、「百萬典経、日下の灯」

いくら多くの本や経典を読んで知識を身につけようとも、

実践しなければ、太陽の下のろうそくのように無駄である。

そう、実践あるのみですね。

私も、読んでばかりでなく、実践しなければ・・・。

MM 凡事徹底


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63冊目! 「子どもに体力をとりもどそう」 ★☆☆☆☆

著者:宮下 充正
出版社:杏林書院

 

ランク:C
オススメ度:★☆☆☆☆ もう一度読みたい度:★☆☆☆☆ 読みやすさ:★★★☆☆

 

子どもの体力の実態について、詳しいデータを参照できる本でした。

ここで、提言されていることは、

「体力の低下を防ぐためにも運動しましょう」をいろいろな分野で話をしています。

 

子どもの運動不足は世界的な傾向です。

身体能力は「体力(運動エネルギー)」と「技術(運動効率)」によって成り立ちます。

これは、遺伝的なものより環境因子が大きいといいます。そう信じたいとも書いてありました。

 

運動の「たくみさ」は練習すれば向上します。

7~9歳までに「投げる」練習を、6~8歳までに「跳ぶ」練習をしなければ、

この運動能力はなかなか伸びないことが証明されています。

つまり、幼児期に神経系、巧緻性の動きを取り込んだ運動をすることなんですね。

 

だから、運動をしましょう。という結論です。

グラフなどのデータとしては、おもしろいものがありました。

全般的には、分かっていることを分析したようなものであり、

新しい発見までには行きませんでした。

今読むべき本の選定としては、間違ったものとなってしまい、残念でした。

 

しかし、体力向上に向けて、やはり継続した取り組みが一番効果が高いようです。

朝マラソン、朝鉄棒これだけでも、子どもたちはどんどん伸びていっています。

MM 体力


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