とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌

教育に生かせる良書を発掘中!フォトリーディングとマインドマップで情報発信!

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62冊目! 「頭が良くなる本」 ★★★★★

著者:トニー ブザン
出版社:東京図書

ランク:A
オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★

 

トニーブザンの復刻版の本です。

脳の性質と、速読術、記憶術、さらに、マインドマップを使った効果的な学習方法について教えてくれます。

 

1、脳について

私たちは、脳の使い方を教わらずに学校を卒業してきました。

ブザンがよく言うことに、脳は「NO LIMT」です。

脳は無限の可能性を持っています。

右脳左脳、両方を刺激しながら学習すると、効果が高いのです。

つまり、マインドマップを作ることです。

 

2、速読について

目の動きは、速度を意識的に上げることにより、より速く動け、読めるようになります。

指や、ペンなどの視覚の補助を使うことによって、なめらかに文面を目で追えるようになるのです。

フォトリーディングの研修でやりましたが、視覚補助無しで円を空中に見ると視線の軌跡はカクカクしてしまいました。

指をつかって円を見ると、その奇跡はとてもなめらかになるのです。

ペンなどの視覚補助を使うと、リズムが生まれ、手や目の動き、などの五感も使え記憶に残りやすくなります。

私は、本を読む時、音楽(モーツァルトやバッハの平均律クラヴィーア)をかけ、ペンで文面を追うように読んでいます。

学習効果が上がりますよ。ためしにどうぞ。

 

3、記憶について

記憶を保持するには、20~50分で学習を切り上げて休憩すると良いです。

長い時間をかけで勉強するよりも、短い時間を何度もとって学習することで記憶に定着します。

これは、学習の始めと終わりは良く覚えている効果を使っています。

長期記憶にするには、復習が欠かせません。

1回目の復習:10分後、5分かけて、ノートを作り変える

2回目の復習:1日後、2~4分かけて、ノートを見ずに思い出すようにします。

3回目の復習:1週間後に2分かけて、読み直します。

4回目の復習:1ヵ月後に、2分かけて読み直します。

この4回で確実に長期記憶に入ります。

ちなみに私は、今まで書いたマインドマップをトイレで見直すようにしています。

 

さらに、記憶術については関連付けることが大切です。五感に絡めたりといろいろな方法があります。

私個人として、とても有効な記憶術は、覚えるものを前後の順序をからめイメージを誇張して覚えます。

これは、小田全宏の「絶対記憶メソッド」がとても参考になりました。

 

4、マインドマップについて

キーワードを使い中心から放射状に枝を伸ばしていくことで、

脳の性質に沿ったノート術となり、ふしぎに良く覚えています。

普段人と話している時に、マップの中のある場所に書いたキーワードがピンと思い出されます。

効果高いですよ~

利用法として、講義ノート、会議資料、講演、論文などさまざまです。

今は、アイデアを生み出す時や、日誌、略案に使っています。

 

また、効果的な学習方法として、

1 学習内容の全体像をつかみ、

2 時間を決め(タイムプレッシャー)

3 知っていることをまずマップにし

4 質問作りをします。

フォトリーディングで本を読むステップと全く同じです。

 

私自身、本からの学びで日常の仕事効率や学習効果が高まったと感じています。

それは、「学び方を学ぶ」ことが大切だと思います。

効果的な学び方を知っていれば、好奇心がわいた多くのことにもっと時間を使えますからね。

この新しい分野の学習方法は今後、教育界に少しずつ影響を与え、

授業、効果的な宿題のシステムや家庭学習の助けとなると思います。

私自身、マインドマップの出前授業をすることになりました(汗)。

もっと勉強せねば・・・。

子どもたちにいろんな学習の方法を通して、学びの楽しさを知って欲しいですね。

MM 頭の良くなる本


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61冊目! 「親力で決まる」 ★★★★☆

著者:親野 智可等
出版社:宝島社

ランク:B
オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★

 

保護者の方に一番にお勧めするのが、親野先生のこの本です。

子育ての勘所と、学びへの興味関心を高める方法がとても豊富に取り上げられています。

 

この本は3部構成です。

1楽勉(楽しく学ぶ)

2学力・人間力

3親子関係

 

1楽勉(楽しく学ぶ)

・社会好きにするには、地図をトイレやテレビの横に置く。歴史漫画を読ませる。

・国語を伸ばすには、音読です。本から語彙力を高めるため、読書が重要です。1行親子日記も有効です。

・算数に興味を高めるには、数字を伴った思考のある生活をする。

・理科好きにさせるには、体験の豊富さです。昆虫育成で親子のコミュニケーションと生命の神秘に触れられます。

・カルタを活用し、上の句と下の句で練習します。

・教科書の目次をコピーして掲示します。学習のレディネスが少しあるだけで学習効果が高まります。

 いわゆる、脳科学における全体像をはじめにつかんでおく方法ですね。

 

2学力・人間力

・熱中体験に没頭させ、ある分野を極め、自信を付けさせます。そして、すこしずつその分野を広げていきます。

・家庭内での手伝いを「仕事」といえるレベルに高めます。学力の基本となる、人間性を作ります。

・早寝することで、早起きできます。脳も活性し始めたころに、1時間目がくるので学習効果大です。

・だらしない子を改善するのはとても困難です。持ち物いっしょにチェックをしたり、できたら丸をつけたり、気長に工夫をすることです。表を活用し、声に出し呼んだり、ケースに入れて持ち運び成功イメージを作ります。

 

3親子関係

・褒めることのポイント

具体的に、抽象的に、すぐ、しみじみいつまでも、理由をつけて、理由無しに、バリエーションを増やして、感謝言葉、第三者からの情報、思い入れの強いものへ、意外なことなどを褒めるとよいです。

人格否定はもっともダメです。

・ピグマリオン効果

子どもは期待をすると伸びます。

「言い換え法」(ミラーリングで短所を長所にかえます)

「一歩下がりのほう」(期待値を下げることでほめる場面を増やします)

「多面的評価法」(子どもへの視野を広げます。)

・プラトー現象

学習は途中停滞期が必ず起こります。それを知っていて続けて子育てすることで、安心して停滞へ立ち向かえます。

・親野感情のコントロール

マイナス思考からの脱却、人のせいにせずに親自身が変わる、専門家などの助っ人を借りる、親自身のストレスを発散する。

・本当の厳しさ

一貫性を持って継続的に取り組むこと、尊敬される尊厳を持つこと、最後に愛情深いこと。

 

ざっと羅列してしまいましたが、子育ての勘所だと思います。

ぜひ、ご一読を。

MM 親力


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60冊目! 「3分間コーチ」 ★★★★☆

ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ

ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ
著者:伊藤 守
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

ランク:B
オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★★☆ 読みやすさ:★★★★☆

ビジネス社会で活用されているコーチング。
上司を先生、部下を子どもと置き換えて読んでみると、
教育領域にもとても活かせる内容でした。

一言で要約すると「部下について考える時間をとる、部下と会話する時間をとる」です。
本の全体像は、5章立てでまとまっています。
1、この3分間で組織が変わる
2、その瞬間をつかまえる
3、そこに、コーチングの場所をつくる
4、このことについてコーチングする
5、コーチ型マネージャーの時代

以下、上司を「教師」、部下を「子ども」に置き換えて記します。
1、この3分間で組織が変わる
教師は、子どものために考える時間(3分)を持ち、
その子どものために声をかける時間(3分)をとります。
それによって、子どもは成長し、集団も成長します。

子どもは声をかけられた後、心のうちで考えます(セルフトーク)。
ですから、行動へ移るプロセスは、気づき、即行動ではありません。
「気づき→考え→選ぶ→行動」が子どもが動き出すプロセスです。

2、その瞬間をつかまえる
子どものことをよく観察します。
問題が起こる前に、話をします。
これは、予防的教育相談のようなものですね。いじめ防止にもつながります。

声をかける場面は、物事の始まり、不測事態のときにすぐ
うまくいっているときこそ、フィードバック(できてるよ、がんばってるよ)をする。
これが分かっていてなかなか難しいですね。
やっていて当たり前とつい思ってしまいがちですから。
でも、このような承認(アクノウリッジメント)によって、人は成長します。

子どもの話を聴くことです。
アドバイスを求めているのではなく(大人も子どもも同じですね、分かって欲しいんですね)、
行動に移せるアイデアをいっしょに考えたいのです。
この聴く姿勢が教師にあれば、子どもたちは問題に直面した時、
自然と教師に相談をするでしょう。

3、そこに、コーチングの場所をつくる
声かけは、「ソレダヨ!」と承認(アクノウリッジメント)することです。
子どもに話しをさせる条件は、
「ラポール(信頼関係)、居場所、かかわりが深い、好意を持って接している、毅然とした要望で尊敬を」

4、このことについてコーチングする
教師は、子どもの目標をコーチングします。
目標をスモールステップ(マイルストーン)化するためにも、「問いを共有」します。
教育場面でいう、その子の課題でしょうか。
人はそもそも一番自分に関心があるので、学級全体のことよりも、自分のことに興味が行きがちです。
そこで、子ども自身のことに目標を設定してあげるのです。(フィードフォワード)
さらに、リソース(今、できていること)を活用します。
これは、ブリーフセラピーにも共通しますね。「今うまくいっていることをせよ!」です。

5、コーチ型マネージャーの時代
コーチ型の教師が求められる時代です。
かかわりが増えれば、生産性(教育分野でいう教育効果)があがります。
子どもに「変化」を起こさせるには、今もっている意識より変化したほうが得をすることに気づかせることです。
教えることより、気づかせる。やらせることより、やる気にさせる、やりだす。
教師は、常に好奇心の旺盛で楽しく、子どもの生き方のモデルであり、
そこまでやるか!ときめこまかなコーチ型教師が求められています。

だから、3分間でもいいから、子どものことを考えて、3分間子供と会話をするのですね。
優れた教師は、コーチングという概念を持っていなくとも、自然とやっていますね。
その子を良くしたいという願いから。

コーチングを学ぶことで、上意下達の威圧的な指導は減っていくでしょう。
われわれ教師は、「教えること」の質をもっと高めていく必要がありますね。
このコーチングは主に、生活指導に活かせそうです。
あしたはどの子とコーチングしますかな?
MM 3分コーチ


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59冊目! 「先生のためのやさしいブリーフセラピー」 ★★★★★

著者:森 俊夫
出版社:ほんの森出版

ランク:A
オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★★☆ 読みやすさ:★★★★

 

ブリーフ?パンツ?

いいえ、短期という意味です。

短期間に治療をするブリーフセラピー。

教育現場にはとても有効な心理療法です。

 

一言で言うと、原因よりも解決に目を向けた未来志向の心理療法です。

誰も傷つけない解決方法が導き出せます。

 

このブリーフセラピーは、クライエント(患者)からゴールのイメージを引き出します。

解決の構築をするのです。

成功哲学で言う、成功体験の先取り、イメージ化のようなものです。

 

そのゴールのポイントは

1、具体的に取り組めること 

2、大きいゴールより小さいゴール(マイルストーン、スモールステップですね)

3、「~する」といったような肯定文であることです。

 

つい私たち教師は、原因に目が行きがちです。

原因についての話し合いは、必ず誰かを傷つけることになります。

たとえ、原因が分かったとしても、解決策はなかなか困難です。

 

そこで考え方のコペルニクス的転換、シフトチェンジです。

原因思考から、未来志向へ変えるのです。

「あなたは、どうなりたいのですか?」

「よくなったときは、どうなっているのですか?」

「あなたは、何が好きですか?」

「あなたは、何がもうできていますか?」

このような質問によって、未来像を明確にして、ゴールを設定していきます。

 

さらに、失敗しえいる部分よりもうまくいっているわずかな部分(すでに起こっている解決)に目を向けて、

そこを広げていく発想で、「例外探し」をします。

 

また、「外在化」というテクニックにより、問題に名前を付けます。

名前を付けることによって、問題が対象化され、対処法が施せるのです。

心の中の「イタイイタイ虫」といった、「~虫」などが子どもには分かりやすいでしょう。

 

面接で大切なことは、「合わせる」ことです。

いわゆる傾聴です。

相手のスタイルやパターンに、まず、こちらから相手へあわせるのです。

ブリーフセラピーの場合は、むやみに「オウム返し」や「明確化」を使いません。

クライエントが発した言葉のオウム返しにより、その会話自体が、問題化してしまうからです。

問題を作らずに、解決を作っていく姿勢が徹底されています。

ですから、解決に向けた言葉についてはオウム返しや明確化などの技法を有効利用していくのです。

 

面接時のクライエントとの関係性について。

1、ビジタータイプ(本人は問題を感じていないが、周りに薦められて面接に来た人)

2、コンプレイメントタイプ(問題は、他人にありと思って、面接に来た人)

3、カスタマータイプ(問題を自分のものとして何とかしたいと思って、面接に来た人)

 

クライエントとの関係性により、対応が異なってきます。

1、ビジタータイプには、まず来談をねぎらい、話を聞いて返すだけです。

間違っても、問題を持ち出してはいけません。

2、コンプレイメントタイプには、まず来談をねぎらい

つらい中よくがんばって今までこられたことを褒め、「例外探し」をします。

3、カスタマータイプには、やはり来談をねぎらいゴールセッティングをします。

 

具体的な面接の進め方は

1、話を聞きます。

いわゆる「合わせる」ことです。ここで、クライエントとの3つの関係性を査定します。

2、ゴールについて話し合います。

「スケーリング(ものさし)クエスチョン」を使って、どのくらい辛いのかを10の中のいくつぐらいかを聞き出します。

8くらい辛い!というならば、辛さが7のレベルになったときにはどんな感じなのかを話してもらい、

ゴール像を具体的にイメージ構築していきます。

3、解決に向けて話し合います。

ここでは「例外探し」をします。このうまくいっている例外はいかのポイントを押さえておきます。

「うまくいっていることはかえない!」

「一度うまくいったことは続ける!」

「うまくいかなかったことは違うことをやる!」

この3つの方法はとても有効的です。

また、「ミラクルクエスチョン」という「もし明日、朝起きていたら、全てが理想のように解決していたらどうだろうか?」という未来イメージを持たせ、具体的に聞いていき、解決象を持たせるのです。

4、介入します。

例外探しなどの宿題を出しますが、失敗させないためにも、一つだけにしておくとよいでしょう。

これだけで、なぜかうまくいっちゃいます。

 

個人的には、カウンセリングテクニックと成功哲学のイメージ法をうまく融合させたような気がします。

しかし、これは効果絶大です。

子どものケンカやトラブル、保護者との話し合いなどどんな場面でも使え、

子どもや保護者との関係が決して悪くなりません。

だって、そうですよね。原因に目を向けないので、誰も攻めずに苦しむことは無いですから。

 

人は、苦しさを乗り越えて成長する面ももちろんあります。

しかし、成功体験をうまく積んだり、うまくいっていることを広げていくことで、伸びでいくのも事実です。

あなたなら、どちらを選びますか?

「例外探し」「ゴール作り」「スケーリングクエスチョン」など、

ちょっとした場面で使うだけでなぜだか、うまくいっちゃいます。

私は、このブリーフセラピーとても大好きです。


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58冊目! 「フランクル心理学入門 どんな時も人生には意味がある」 ★★★★★

フランクル心理学入門―どんな時も人生には意味がある

フランクル心理学入門―どんな時も人生には意味がある
著者:諸富 祥彦
出版社:コスモスライブラリー

ランク:A
オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★★ 読みやすさ:★★★☆

 

人生で3冊の本を上げなさいといわれると、

その一冊には、このビクトールフランクルの本が入ります。

「夜と霧」です。

「夜と霧」はアウシュビッツ収容所の実体験をフランクルが自身の心理学的見地からまとめたものです。

この本の魅力は、収容所体験ではなく、その悲惨な状況から希望を捨てずに、

生きて戻ってきたという物語であり、それを支えた心理学がミソとなっています。

しかし、難解で読みにくい本です。

この「夜と霧」を詳しく、また、わかりやすく紐解いてくれているのが本書です。

 

一言で要約しますと、

「どんな時も、人生には意味がある。なすべきこと、

満たすべき意味が与えられている」

この意味を見つけ、真摯に取り組んでいき、実現する価値こそが、幸せになるといいます。

 

1 生きる意味とは

現代の人はむなしさを感じて生きています。

むなしさから逃れるために、週末さえも多忙にして、空虚感から眼をそらそうとしています。

こんな現代だからこそ、この本のような「人生の意味探し」に価値があるはずです。

 

幸せは追えば追うほど、次々と欲望が湧き出てきます。

これを「幸福のパラドックス」といいます。

この悪循環に陥らないためにも、

自分の人生において、なすべきこととして、結果として幸福感を得るのです。

 

では、生きる意味とは何でしょうか?

人生の長さではありませんよね。その内容であり、過ごした豊かさです。

そして、ここにフランクル心理学のミソ「コペルニクス的転換」があります。

生きる意味は探すものではありません。

私たちの「人生」が私たちに「問いかけてくるもの」なのです。

 

追い求めるから「むなしく」なるのです。

人生から与えられている意味に、今ここに、私たちが気づいているかなのです。

なんだか、宗教的な感じがしてしまいますが、決してそんなことはありません。

これをフランクルは心理学的に、学術的に説いています。

 

この意味を見つけるには、3つの価値を検証するとよいです。

創造的価値(あなたに創造される仕事、ことはなんでしょうか?)

体験的価値(あなたを、誰かが必要としてくれていますか?役立てることは何?)

態度的価値(八方塞の状態で、あなたにできることはなんですか?)

 

ある患者は手足が麻痺してしまい、創造的な価値の実現が絶たれてしまいました。

人生を意味のあるものにしようと、読書やラジオを聴き、他の患者と活発に会話を交わしました。

しかし、病魔が進行し、読書や話すこと、ヘッドフォンをかけることもできなくなってしまいました。

創造的価値に加え、体験的価値も奪われてしまったのです。

その後、人生あと数時間しかないことを悟った患者は、

死ぬ時に苦痛を和らげる注射を今のうちに打ってほしいといいます。

そうすれば、医者もわざわざ私のために安眠を妨げられずにすむでしょうから。

 

この最後の数時間さえも、周りの人たちを思いやる気持ち。

ここにすばらしい人間としての無比の業績、価値があるとフランクルは言います。

死の瞬間まで意味は失われないのです。

 

年老いた医師が、妻に先立たれうつで悩んでいました。

すると「もし、あなたのほうが先に亡くなられていたら、どうでしたか?」とフランクルはたずねました。

「妻は苦しんだに違いありません」と年老いた医師が言いました。

「その苦しみを、奥様は逃れることができたのですよ。苦しみから救ったのは、あなたなのですよ。

だから、今、奥様を失って打ちひしがれていることに意味があります。苦しみの肩代わりをしている意味が」

このようにフランクルは、運命は変えられなくとも、運命に対する解釈を変えることで、人生に意味づけをしました。

 

このたったこの2例からでも、人生に意味があることが分かりますよね。

フランクル心理学は、希望と勇気がわいてくるのです。

 

以前、私自身、大きな挫折をしたことがありました。

そのときは、自分の足元ががらがらと崩れていく音が聞こえてくるようでした。

そんなときに出会った本が「夜と霧」でした。

「どんな時にも、意味がある」この言葉にどんなに支えられたことか。

どんな状況に出くわしても、自分の態度的価値をしっかりと理解して臨むことで

その状況を打破し、幸せが結果としてやってくる。

こんな体験をしてから、強くなりました。

そこからですね。「本との出会い」にとても価値を置くようになったのは。

本は私の心の師匠です。

本との出会いから、たくさんの人生が変わっています。

MM フランクル心理学



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57冊目! 「教えるということ」 ★★★★★

著者:大村 はま
出版社:筑摩書房

 

ランク:A
オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★

 

名著の中の名著です。

教師ならば一度は読んだことのある本だと思います。

この本は、大村はま先生がご講演なさったものをまとめたものです。

 

初任者の頃を振り返ってみようと、もう一度、紐解いてみました。

あの頃の、この本にとても反感を持っていました。

しかし、今なら大村はま先生がおっしゃる言葉も教師として素直に入ってきます。

 

教師という仕事は、小手指のテクニックや関わり合いではなく、

「子どもを教育する」という高い職業意識をもち、自分を鍛え研究しなければならない。

 

大村はま先生はとても厳しい人です。

この厳しさは子どもに対してではなく、自分に対してです。

 

本当に子どもの自立を考えています。

だからこそ、その一時間たりともの授業を無駄にはできないのです。

子どもにとっては、唯一の時間だからです。

初任者だろうと、熟練教師だろうと、同等に質の高い教育をしなければなりません。

また、熟練者は経験でいくらでもうまくやれます。

ですから、常に新しい指導法を見つけ、自己研鑽していかねば、

若さを保ち子どもたちに効果的な指導ができません。

 

つまり、教師は、研究しなければならないのです。

未来を作る大いなる可能性を持った子どもたち。

伸びたいと心底望んでいる子どもたち。

はま先生は子どもを尊敬しています。

 

こんな玉のように輝く可能性を持つ子どもたちを磨きをかけるため、

教師は、子どもに身に付けさせなければならないことをしっかりと

目標にすえて指導に臨むのです。

子どもが、できていること、できていないことへ厳しい眼を持ち、

勉強できるように指導を工夫します。

 

一生懸命で、優しく、親切などは教師として「あたりまえ」なのです。

頭をなでてやる。いっしょに遊んでやることは、「2~3流」の教師のすることなのです。

 

一流の教師とは、子どものつまずきは授業の甘さであると、自己を猛省します。

ここに職業意識の高さが見られますね。

専門職としての教師は、的確な指示と発問、教材の選定、切り口、

話し方を常に活かして授業ができるのです。

熟練の教師は授業の中で、子どもたちと関係を深め、子どもを伸ばしていけますからね。

 

私は、このような話を初任者の時に受け入れるだけの素地はありませんでした。

この話の内容は、当時の自分には苦しいことでした。

子どもに慕われ、幸せな環境の中で授業をしたい。

これが本音でまだまだ、子どもたちへの確固とした今のような教育理念はありませんでした。

今だからこそ、いっしょに遊ぶことは教師としての本分ではないことはわかりますが、

まだまだ、若さゆえの未熟な教師です。

一生懸命にやるには、まず、子どもたちとのつながりを持ち、

「あの先生好き!」「先生もきみのこと好き!」と関係ができて、

授業の楽しさに入っていけるのではないのでしょうか。

結構、教科の好き嫌いは「あの先生が好きだったから」ではないでしょうか。

現代の教師は、人間関係スキルもしっかりと身につけておく必要があると私は、感じております。

 

ですから、この本は初任者よりも、中堅、ベテランの先生方にお勧めします。

現在、私は身を引き締める思いで読みました。

教師は、子どもに乗り越えていってもらえる存在でありたいものです。

私たちは、未来を託す子どもたちの教育者だからです。

そんな自立した子どもたちを育てるためにはやはり、教師は勉強ですね。

自己研鑽、みなさん、ともに励みましょうね。

MM 教えるということ


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56冊目! 「SQ 生きかたの知能指数」 ★★★★☆

著者:ダニエル ゴールマン
出版社:日本経済新聞出版社

ランク:B
オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★☆☆☆☆

 

500ページもあるので、久々に、読み込んでしまった本でした。

以前から興味はあったのですが、いかんせん分厚くてなかなか手が出ませんでした。

 

学生時代に、EQの本に出会い、心の知能指数についてとても感動しました。

情動をコントロールすることの大切さをさらに派生して、人とのかかわる。

つまり、SQ(ソーシャルクォーティエント)は

EQを持つ人と人とのかかわり方について述べた本です。

 

本の全体像は6章立てです。

1、かかわり(この本のミソがつまっています!)

感情は伝染します。

感情は、脳内の無意識の回路「裏の道」をハイスピードで処理されます。

どうもミラーニューロンと呼ばれるものが媒体となっているようです。

 

相手との関わり合いの中で信頼関係(ラポール)を築くには、

肯定的に感情を共有し、非言語的な同調性を持つことです。

コーチングでも触れましたが、仲が深まると無意識に動作やタイミングが一致するそうです。

それにより、ますます親密感が高まります。

コーチングでは、傾聴する時に意識的に使うテクニックです。

51冊目! 「人の力を引き出すコーチング術」

http://togetogeteacher.blog70.fc2.com/blog-entry-54.html

人への思いやりは、時間の余裕によって生まれます。

相手への注意力を持って、共感することから思いやりが深まります。

 

社会的知性とは社会的意識(何を感じるのか)社会的才覚(それを感じて、どう動くのか)に二分されます。

社会的意識は原共感(感情の察知能力)、情動チューニング(相手の感情に注意を向ける力)、

共感的正確性(相手の感情を正しく理解する力)、社会的認知能力(社会の仕組みを理解する力)があります。

社会的才覚は同調性、自己表現力、影響力、関心に分けられます。

 

2、キズナ

世の言う三悪についてと、心の行間を読む(マインドサイト)ことについて

・1悪:自己中心的なナルシスト

・2悪:目的のためなら手段を選ばないマキャベリ主義者

・3悪:共感力の無い反社会的人格障害者

 

3、育ちしだい

遺伝的要素よりも、育成環境によってSQは大きく変わってきます。

母親が子どもの「安全基地」となりうるならば、幼児期の子どもは安心して冒険し始めます。

そこには、母親と子どもとの信頼関係(ラポール)が確立され、子どもにも内的な安定感が育ちます。

 

子どものSQを伸ばすには、親が怒りに巻き込まれないように、

子どもの持つ怒りをどのようにコントロールするのかを教えてあげるのです。

それによって、感情の回復力を身に付けていきます。

この回復力がある限り、落ち込んでも立ち直り、幸せ感の高い生活を送れるのです。

 

しつけにおいて危険なことは、親が強く叱りすぎて、その反面急に優しくする「両価性」を持ったかかわりの場合、

子どもは不安定になり、問題傾向が強まります。これはよくあるようですが、子どもを本当に不安定にさせます。

 

4、愛のかたち

思いやりを育むには、心の状態が「不安」「回避」「安定」のうち、「安定」スタイルを持つことが大切です。

この章は、男女の性的な話を医学的にメカニックに説明しているので興味ある人は一読をおすすめします。

 

5、健全なつながり

やはり、健全なつながりは「人間関係」が重要です。

この人間関係によって、病気の回復力が良くもなるし、悪くもなります。

スキンシップなどの「触れ合い」を大切にしていきましょう。

 

6、よりより社会へ

最高の脳力を発揮する(スイートスポット)には、

脳の状態が不安無く、集中していて、興味が強く、緊張感があるときです。

よく学習ノウハウ本やメンタルトレーニングの本に出てくる「逆U字曲線」を使って説明していました。

 

また、リーダーに必要な素質は、部下の安心基地となり、ストレスの軽重を調整できることです。

 

全般的に、以上のことを医学的に、科学的になが~く説明してくれています。

教育は人と人との係わり合いから、成長がつむぎだされていきます。

そのかかわりの質の向上を図るにも、このような本に触れるのも重要だと思いました。

学術的でおもしろい本でした。

MM SQ
 


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55冊目! 「マインドマップFOR KID 勉強が楽しくなるノート術」 ★★★★★

著者:トニー・ブザン
出版社:ダイヤモンド社

 

ランク:A
オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★★

 

先生方、そして、お子さんがいる方には、この本、絶対お勧めですよ。

子供向けの本ですのであっさり読め、カラフルで楽しいです。

 

今、企業や教育界で話題になっているマインドマップ。

私がいつもブログの最後に画像としてのせているものが、マインドマップ(もどき?)です。

本書は、このマインドマップを子どもたちに、紹介するためのものです。

以前のトニーブザンの来日講演の研修報告でまとめたとおり、

脳の性質に沿った右左脳を活用したノート術です。

 

こちらもどうぞ↓

トニーブザン来日公演 「教育カンファレンス」に参加して

http://togetogeteacher.blog70.fc2.com/blog-entry-47.html

 

このマインドマップを使うと、以下の優れた特性を持っています。

1、暗記ものなどの学習で、しっかりと覚えられる!

2、考える力を身に付けられる!

3、集中力が高まる!

4、想像力が高まる!

このノート術無しには、記録は語れません。

 

マインドマップの書き方は簡単です。

1、カラーペンを用意する。(目立たせます)

2、中心にテーマを決める。

3、ブランチを太い→細いと放射状に広げていく。

4、ブランチに文字・イラストをのせる。

5、ブランチをどんどん伸ばす。

これだけです。手軽ですよね。

 

この本では、各教科の学習内容をマインドマップにしてみるとどうなるのか、

マインドマップの見本をのせて、紹介しています。

 

私自身の授業でも、社会や理科、国語、道徳でも、このマインドマップで板書をします。

子どもたちは嬉しそうに、くもの巣のように、どんどん枝を増やしていきます。

この間の教育カンファレンスでは、国語の「ごんぎつね」を

マインドマップでまとめた授業実践の報告もありました。

教育界でのマインドマップの可能性に、大いに期待しています。

 

直線状にメモをする講義ノートなど、依然よくとっていましたが、

文字数が多く、文も長くて、そのときだけで読みませんでした。

しかし、マインドマップを活用しはじめると、見直したとき、単語だけですので、

単語をつなごうと脳が刺激され、集中が増し、想像力も書き立てられ、とても楽しいノートとなります。

また、放射状に広がるため、単語を忘れたときでも、場所記憶としてあそこに書いてあった枝だよな、

この枝から広がっていったよな。と脳が枝と枝の間を埋めてくれる感覚を覚えます。

 

1冊の本を1枚の紙にマインドマップでまとめています。

すると、本の内容を忘れません。毎日見るように努力はしていますが、

ぱらぱらめくるだけで、内容がフラッシュバックのように思い出される経験をしています。

今では、日誌、メモ、授業記録、略案、提案文書、講義内容などなど、

全てにおいてマインドマップを活用しようと分野を広げています。

マインドマップは今、私の生活に無くてはならないものとなっています。

 

こんなすばらしい技術を使わない手は無いですね。

斉藤孝先生の3色ボールペンに並び、私の中での大ヒットのツールとなっています。

子どもたちもすぐにできるようになるので、どんどん取り入れていくとおもしろいですね。

MM マインドマップノート技術


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54冊目! 「夢をかなえる勉強法」 ★★★☆☆

著者:伊藤 真
出版社:サンマーク出版

 

ランク:B
オススメ度:★★★☆☆ もう一度読みたい度:★★☆☆☆ 読みやすさ:★★★★☆

 

ブログ訪問者も、延べ人数300名突破しました。

毎日、チェックしてくれている人や拍手くれる人、

たくさんの元気をもらっています。

ありがとうございます。

ますます、元気がわいてきます。

これからも、ささやかながらコツコツと続けていきたいと思います。

 

とても読みやすく、その中にも目標達成に向けた技術が盛りだくさんの本です。

 

本の全体像は5つの柱で、それぞれにどんな分野でも通用するノウハウがまとまっています。

1 一番大切なこと

 量<質、成功体験の先取り(未来合格体験記)、全体像をつかむこと、何事にも全力投球、限界からの挑戦、

 

2 勉強のコツ

 基本練習が繰り返せる才能、五感を使ったセルフレクチャー、早送りで聴く、疑問見つけの予習

 優先順位とあきらめること、ピーキング技術、能力×気力×勉強法

 

3 挫折を乗り越える

 不安の書き出し顕在化、自己暗示トーク、元気ノートで心の充電、

 楽観思考で+へ転換、成功報酬、生活のバランス

 

4磨きをかける

 小成功の積み重ね、ピンチはチャンス、勉強法を身に付ける、5段階の面白さ

 本質を一言で、具体的体験に転換

 

5思考法

 目標のコミットメント、利他の心、プラスの言葉がけ、本気で願う

 

夢の達成に向けて、私になりにまとめてみました。

A計画の分野

 1目標設定(短期・中期・長期、最高・中・最低)

 2ゴールのイメージ、潜在意識へ刷り込む 成功の先取り体験

 3コミットメント、目標の共有化、顕在化すること

 4不安や失敗の書き出し(先手必勝)

 5報酬(物・心)

 

B実践の分野

 1日誌継続(小成功の積み重ね)

 2ピーキング(ピークを本番に持ってくる)精度アップ

 3気付きを高めて、何事も全力投球

 4生活の建て直し(心技体をさせるもの)

 5ルーティーンワーク(目標達成に向け取り組むこと)

 

C精神の分野

 1楽観思考(物事の取り組みから)

 2セルフトーク(自己暗示)

 

こんなことをすると、成功に近づくことを、

だんだんつかめるようになって来ました。

 

成功哲学をしっかりと持って、教育をすれば、更なる効果が期待できるでしょうね。

今日も、子どもたちに目標を持たせ、体力測定に取り組む結果、すばらしい成果がよく出ました。

 

色々な技能、技術を学んだとしても、実生活や教育現場で使えるようにならねば宝の持ち腐れです。

そのノウハウを活用できるかは、考える力、想像力、発想力にかかっています。

こちらの能力も伸ばしてゆきたいものです。

 

結局は、行動に移して、やるかやらないかですね。

動くなら、今!はじめるなら、今!小さなことから!

MM 夢をかなえる勉強法


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53冊目! 「考える技術」 ★★★★☆

著者:大前 研一
出版社:講談社

ランク:B
オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★☆☆☆ 読みやすさ:★★☆☆☆

 

大前研一さんはビジネス界では知らない人はいない今をときめく人ですね。

依然、前青島都知事と共に、都知事選で競い合っていたことを思い出します。

その後は、サイバー大学などの教育関係へも範囲を広げ、

世の中をバッサリ切る刺激的な視点を持っている経済界の第一人者です。

 

この本の全体像

1、思考回路を入れ替えよう(論理的思考を手に入れよう)

2、論理が人を動かす(納得させるプレゼンのコツとは)

3、本質を見抜くプロセス

4、非線形のススメ(考える癖を身に付けるには)

5、アイデアの量産(発想法「もしからしたら・・・」と古い思考パターンを捨てよう)

6、5年先のビジネスを(先見性を持て)

7、開拓者の思考回路(見えないところに可能性がある)

 

著者は、全ての問題は必ず解決策があるといいます。

その解決策を導き出すために、

論理的思考を使います。

①情報を集め

②分析を徹底捨て行い

③仮設を立て

④検証し、実験する

 

さらに、効果的なプレゼンテーションとは

①業界の動向を押さえる。(情報)

②競合他社の動きを押さえる(情報)

③当社の状況(情報)

④改善の条件(仮説)

⑤解決の道(検証)

⑥提言1つだけ!(提言)

⑦実行計画(実行)

 

この①~⑦がMECE(重なり無く、洩れ無く)を押さえた

ピラミッドストラクチャー(三角構造)を構成し、どの項目も必ずトップの目標につながっていることです。

このピラミッドストラクチャーについては詳しく知りたい人は、こちらをどうぞ↓

8冊目 「ロジカルシンキング」 ★★★★☆

http://togetogeteacher.blog70.fc2.com/blog-entry-6.html

 

これからの社会を見据えるには、「先見性」が必要です。

この先見性は4つの視点があります。

①事業領域の定義が明確であること。

②将来の仮説を考え、今を分析すること。

③たくさん出した選択肢の中から一つ選ぶこと

④状況の変化にぶれず、原則に沿うこと

 

学校教育では、考える癖、創造性を育てる機会を失っていると主張します。

これからの時代、教育は、サイバー大学のように、優れた小数の教師によるネット学習に任せ、

学校は本来の人間教育に役割分担することを提言しています。

 

確かに、学校現場には、恥ずかしながら、考える癖の無い子どもたちや大人たちがいる実態です。

最近、この考える癖をつける思考を深めるため、

文部科学省では「読解力」を軸に新しい学習指導要領を打ち出されました。

やはり、教育の原点は、人と人とのかかわりの中で、

その教室の空気を共有する中で始めて、教師の的確な指導法が生かされ、

大きな学習効果があるのではないでしょうか。

 

ネット社会では、なんでもかんでもスピード化、簡略化される視点は便利な点と恐ろしい一面があります。

教育は、たくさんの努力と指導を費やしても、なかなか効果が上がらないものかもしれません。

しかし、その教師の熱意と思いを子どもたちは、何よりも敏感に察知します。

生身の教育が一番といえるように精進していきます。

 

この本で一番の学びは、「考える癖を持つこと」でした。

今日、通勤帰り、「今、子どもたちと一番やりたい大きな目標」ついて、

イメージストリーミング9冊目!「頭脳の果て」★★★★★ 

http://togetogeteacher.blog70.fc2.com/blog-entry-7.html)を活用しながら声に出して考えていたら、

おもしろいほど色々なアイデアが生まれ、計画が明確になってきました。

これは使えますよ。考えることや創造することを意識しながら生活すると、劇的な改善が見られます。

どうぞ挑戦してみてください。

MM 考える技術


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52冊目! 「コーチングの神様が教える「できる人」の法則」 ★★★★☆

コーチングの神様が教える「できる人」の法則

著 者:斎藤 聖美マーシャル・ゴールドスミス
出版社:日本経済新聞出版社

ランク:B
オススメ度:★★★☆☆ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★☆☆

 

コーチングについて引き続き読み拡げてみました。

コーチングの視点から「できる人」になるには

どんな法則があるのかがまとめられています。

 

コーチングの一番の弊害は、「変化」を嫌うことです。

確かに、自分は変わりたくないけれど(このメタ認知が無い場合が多いですね)、

人を変えたくなるときってよくあります。

 

では、その悪癖と呼べる20個を挙げてみます。

1負けず嫌いである

2一言価値を余計に付け加えてしまう(「だが・・」とやる気をそがせてしまう)

3良し悪しの判断を下す(批判は誰もが嫌がります)

4傷付けるコメントをする(真実よりも、効果的なことか?を考えましょう)

5「いや、でも、しかし」ではじめる(「ありがとう」と言うこと)

 

6自分の賢さを話す(勝ちたい)

7腹を立てているときに話す(怒りは自分のものである)

8否定する(ネガティブな人のことを「ネガトロン」というそうです)

9情報を教えない(忙しさにかまけてしまい)

10きちんと、他人を評価しない(結局は、私、私)

 

11手柄を横取りする

12言い訳をする

13えこひいきをする

14すまない気持ちを表さない(「ごめんね」を言えない)

15人の話を聴かない

 

16感謝を表さない

17八つ当たりをする

18責任回避をする

19私はこうなんだと言い過ぎる

20過去にしがみつく

 

なんだか、チェックリストのようで、とても心苦しいですね。

最近では、私自身、自分の思いを素直に表現できることが多くなってきました。

これは大切なことだと思い、自分の気持ちを正直に伝えようとする場面を意識的に増やしてきました。

その後の相手との葛藤や、やり取りも引き受けようとする気概もありました。

しかし、上の4番、傷付けるコメントをする(真実よりも、効果的なことか?を考えましょう)

から、はっとさせられました。

相手へ自分の思いを伝えることで、「価値があるのか」という視点に少し欠けていました。

これからは、うまく取り入れていきたいものです。

 

では、この悪癖をふまえ、もっとよくなるためには、どうすればよいのでしょうか

それには、主に以下の4つです。

「フィードバック」「謝罪する」「公表・宣言する」「話を聴く」

 

人間的に成長するには、フィードバックをもらいます。

善くも、悪くも、フィードバックをもらうことで成長するので、

積極的にもらいに行く方法が挙げられています。

 

「自分は自分のことを知らないけれども、

他人のほうが自分のことをよく知っていることがある」

ジョハリの窓(下記マインドマップ参照)を例に、

他人の視点からフィードバックを得る重要さを教えてくれます。

 

さらに、コーチングは、フォローアップが大切だといいます。

問題に続けて、関わっていき、「うまくやっているかい?」と関心を示し続け

変化を相手へフィードバックして、成長を促していきます。

このプロセス無しには、成長はしません。

知っていることとできることには大きなギャップがありますからね。

コーチングの支えがあって、少しずつ人は成長するのですね。

 

おもしろいことに、「フィードフォワード」という概念を提案しています。

これは、自分の変えたい行動を選び、それについて相手に説明します。

相手から、2つのアドバイスをもらい、「ありがとう」とお礼を言ってただただ、聴きます。

 

これにより、相手からのヘルプを受けられ、さらに、これからの未来志向となるため、

効果が抜群だそうです。おもしろいですね。

 

最後に。

やはり大切なことは決まっていますね。

以前、フルガム著の「大切なことはみんな幼稚園の砂場で教わった」というエッセイを読みました。

「ありがとう」「ごめんなさい」と言うこと、

話をしっかりと聴くこと、フィードバックを与えることなど、

表現する言葉は違えど、子どもの頃に当たり前のように学んできたことばかりですね。

 

あとは、やるかやらないかです。

かわるなら「今」!

主体変容を目指し継続努力ですね。

MM コーチングの神様


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51冊目! 「人の力を引き出すコーチング術」 ★★★★★


人の力を引き出すコーチング術 (平凡社新書 404)

著 者:原口 佳典
出版社:平凡社

ランク:B
オススメ度:★★★☆☆ もう一度読みたい度:★☆☆☆☆ 読みやすさ:★★★★☆

コーチング入門として、とても分かりやすい本でした。

 

本の全体構成は5つの視点です。

1コーチングとは

2ビジネスでは

3聴く・語る・質問する

4実践するには

5効果的な分野

 

コーチングとはよりよいコミュニケーションスキルの体系化したものです。

最近の企業や教育界で話題となっていますよね。

 

まずはコーチン技術の核心である3章から。

3聴く・語る・質問する

コーチングには、傾聴、語り、質問3大スキルがあります。

 

「傾聴」は、相手を観察し、心から受容して聴くこと。

うなずきや、笑顔、目線、相づちなどをフル活用して聴きます。

言葉だけのやり取りではなく、ノンバーバル(非言語)の関わりが大切なのですね。

 

「語る」は相手に語らせることで、相手は語りながら、自分の考えなどに客観的になれます。

聴いてもらう経験から、自己を振り返ることができるのです。

 

ここで、愚痴の聴き方で大きな学びを得ました。

相手のネガティブな語りは、相手の信念や意識に良くも悪くも影響を与えてしまいます。

潜在意識に入り込んでしまうのですね。

聴く立場の人は、ネガティブを修正しながら楽観的になれるように、聴くのですね。

「ふん、ふん」とただ聴いていた今までの姿勢から、

少し楽観的になれるようにコーチングします!(やり過ぎない程度に・・・)

 

ともあれ、改めて、楽観主義の重要さを感じます。

興味のある方は以前にまとめた本で紹介しています。

13冊目! 「オプティミストはなぜ成功するか」 

http://togetogeteacher.blog70.fc2.com/blog-entry-16.html

 

「質問する」ことは、相手の話したいことを引き出す力を持っています。

聴き手側の知りたいことよりも、

相手の話したいことを尊重する態度が必要です。

また、質問の型には、開かれた質問(はい、いいえで答えられない質問)と

閉じられた質問(はい、いいえで答えられる質問)があります。

 

私自身、話を聴く際、導入では、閉じられた質問でできるだけ「ハイ」を引き出せるようにし話題を弾ませながら、

少しずつ、開かれた質問で、相手に語ってもらえるように意識して話を聴いています。

意識して聴くことをしないと、なかなかできないものですね。

このように書くとなんだか、テクニカルなようになってしまいますが、

私自身、やはり、その人を大切にしようとする気持ちがあるなしでコーチングの成否も決まるのではないかと思います。

教育も同じで、まず子どもへの「思いが先!」ですからね。

子どもたちへの育てたい思いや理念がしっかりしたものがあって、初めて、スキル、技術が生きてきますからね。

 

第4章の「実践するには」では

・ゴールをイメージします。(具体的な想像力により、課題を計画に変えていきます)

・押し付けず、促します。(つまり、相手に決定させる「提案」の形をとります)

・行動カへつなげます。(具体的な行動化にむけ、宿題を出します)

 

このようにまとめてみると、カウンセラーの基本的な態度と同じものだとかんじます。

傾聴し、質問して問題をほぐしてあげ、共に考える。

私の好きなブリーフセラピー(短期療法)にも近いものがあります。

これについてはまた、これからの本で紹介します。

 

このような本を読んでいると、よく学校では習わなかったことととして、傾聴や語り、質問などがとりあげられます。

しかし、力のある優れた先生方は、これらの技術を授業の中や生徒指導の中で自然と使っています。

子どもの意見を引き出すように、質問したり、子どもに語らせたり、時に、傾聴し意見をまとめるサポートをしたりとです。

子どもたちは、学校生活の中で、たくさんのよきコーチングのモデルを見てきて、体験しているのです。

コーチングの重要性が今、叫ばれている中、温故知新を感じてしまうのは、私だけでしょうか。

 

コーチングには興味があるので、これからも調べてまとめていきますね。

MM コーチング術


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50冊目! 「人生を変える80対20の法則」 ★★★★★

著 者:リチャード コッチ
出版社:阪急コミュニケーションズ

50冊目! 「人生を変える80対20の法則」 ★★★★★

 

ランク:A

オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★☆☆

 

50冊目!ついにきました。

自分でもこの50日でほんとに読めるとは驚きです。

人間の能力は「NO LIMIT」ですね。

こつこつ毎日、覗きに来てくれる人たちにほんとうに感謝です。

皆さんの存在で、教師の多忙さに負けじとがんばることができました。

改めて、お礼を言います。

「ありがとうございます」

 

さて、この50冊目は以前より、読みたくて仕方の無かった本です。

色んなビジネス書を覗いてみると、80対20の法則の話がよく出てきます。

いろんな本屋を探しましたが、結局は、よく行く本屋にチョコンとありました。

これも、80対20の法則です。

日常よく行く本屋さん20%に、自分の80%の欲しい本が見つけられるということですね。

 

本の全体像は、以下の3章立てです。

1章:80対20の法則の理解と利用法

2章:ビジネス界での実践

3章:生活への実践

 

ここでは、主に役立つ、80対20の法則の理解と利用法についてまとめます。

 

「80対20の法則」とは、わずか20%の原因・投入・努力が、

大きな80%の結果・利益・成果を生むということです。

パレートの法則とも呼ばれ、イギリスの総資産の80%は、

20%の資産家が稼いでいるということに目を付けて、法則化したものです。

 

原因と結果は、50対50のように必ず釣り合うことは無く、常に「不均衡」です。

この「不均衡」により、80対20により近くなる数値が生まれます。

つまり、圧倒的影響力のある少数20%に力を注ぎ

ほとんど影響力の無い大多数の80%を減らす努力をすれば、成果が驚くほど改善されます。

この80対20の法則を生活の中でどんどん活用して、

よりよい生き方を目指しましょう。ということが本書の骨子になっています。

この法則の活用をビジネスや生活に広げて、具体例とポイントや原則をまとめています。

 

さて、これを読んで私が思うところは、

「教育にこの経営社会の80対20の法則を活かすことができるのか?」です。

 

経営は少ない投入で多くの利益を得ることを目的としています。

しかし、教育は経営ではありません。多くの投入(指導・かかわり)をしても、

決して多くの利益(成長・成果)を望むことはできません。

けれども、教育のすばらしい点は、たくさんの愛情に支えられて

子どもたちが少しずつ成長することの喜びにあります。

決して、成果主義のように、結果のために教育はありません。

その教育の過程で共に成長することに価値があると思います。

だからこそ、経済と教育を混同して語っては、教育が成立しません。

 

では、本当に、この80対20の法則が使えないのでしょうか。

いいえ、物事を見る視点を変えることだと思います。

子どもの成長を視点とするならば、多くの面で使えるでしょう。

 

多くの課題を抱える子どもにも、光り輝くすばらしい点があります。

このすばらしい点20%を磨き、80%の成長を引き出すことができるなら、

成果の薄い指導の80%をさらに、この20%へと投入できることでしょう。

(ちょっと、分かりにくい説明ですが・・・)

 

私は、このような視点を持てたことで、自分の中でパラダイム転換しました。

子どもや集団を見る目が磨かれました。

 

ビジネス書には、教育へ活用できる本がたくさんあります。

残り、50冊も、色々な分野から教育へ生かせる本を見つけ出していきたいと思います。

MM 80対20


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49冊目! 「学びの構造」 ★☆☆☆☆

著 者:佐伯 胖
出版社:東洋館出版社

 

ランク:C

オススメ度:★★☆☆☆ もう一度読みたい度:★☆☆☆☆ 読みやすさ:★★☆☆☆

 

佐伯先生の書物に以前から興味があり、手にとってみました。

残念ながら、30年以上前の本だったため、情報が古い点もあり

教育哲学のようなものとして、ザッと呼んでみました。

 

本の全体像は、学びの構造について5つの視点で書かれています。

1、学習するとは

学べない人には、無気力型、ガリ勉型、ハウツー型の3種類があります。

特に、ハウツー型の人には、「なぜ?」を問いかけながら学ぶことが大切です。

 

2、分かることとは

覚えたことはわすれてしまいます。

分かったことは、わすれません。

関連付けて情報を引き出せるため、全くわすれてしまうということが無いそうです。

だから、授業は教え込みよりも、発見的に学び、「分かる!」ことが大切なんですね。

 

3、道徳の学び方

道徳は、一貫性をもって学び続けることです。

この一貫性の定義が?な部分がありましたが・・・。

 

4、ティーチングマシーン

心理学の視点から、機械で学習を促進できるかについて論じています。

一言で言うと、教師の使い方と学習者の目標の明確化によります。

そして、ただ単にほめるといったフィードバックは効果が無いことが分かりました。

学習者のめあてに沿って、フィードバックを与えることなんですね。

 

この項目で興味を引かれたことは、スキナーの学習箱の実験、

レビンの学習強化の実験、ブルーナーの実験です。

この3人は、それぞれの実験で原則を検証していますが、

それぞれが、反証実験をしているところがおもしろいです。

 

5、学び続けるには

人はなぜ学ぶのでしょうか?

学習自体が楽しいからです。また、人間的になっていくからです。

 

最後に、学び続けることは「問う」ことだといっています。

前提を問い、当たり前を問い、学習するものの意味を問い、

関連を問い、どのように役立つのかその役割を問います。

 

佐伯先生の書かれた本はとてもおもしろいものがあります。

今度、そちらを紹介したいと思います。

 

MM 学びの構造


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研修報告「第8期東京教師塾3回目に参加して」

研修報告「第8期東京研修報告「第8期東京教師塾3回目に参加して」

原田貴志先生主催の毎月1回の教師塾。
この教師塾には、全国津々浦々から情熱を持った教師たちが集まってきます。
東京晴海で午後の7時から、深夜3時頃まで勉強会をしました。
この教師塾は、原田先生の好意により、無料です。

今塾で印象に残った3つについてまとめます。
1、心理的ブレーキの取り払い方
2、長期目標設定用紙の精度の上げ方
3、私のコーチングは20分、3万円(笑)

1、心理的ブレーキの取り払い方について
教師塾は1ヶ月間の成果を発表します。
宿題は、「日誌」と「ルーティーン」と「長期目標設定用紙」でした。
日誌は、毎日できたこととできなかったことを仕分けして、
自分の目標に到達できるように努力していきます。
金メダリストやアインシュタインもみんな日誌をつけていましたね。
私自身、日誌を毎日つけて、ようやく500日を突破しました。
しかし、しんどく、つらくて、サボろうとする気持ちが常にあります。

この「つらいなぁ。しんどいなぁ」というのを「心理的ブレーキ」といいます。
このブレーキを取り払うため、塾ではメーリングリストを活用し、
班内でお互いに、活を入れあって支えあっていきます。
つまり、辛いときこそ、仲間、同志のつながりを!ですね。
自分の弱さに負けないように、今日から活を入れて本気に取り組みます。
人生の中で一番努力したといえる1ヶ月になるように、自分の上限突破を目指します。

2、長期目標設定用紙の精度の上げ方
目標達成にむけて、毎日取り組む13個のルーティーンワーク精度を高めます。
ルーティーンワークの各項目の取り組みが86%以上に行くならば、成果が出てくるそうです。
また、毎日ただ、取り組むだけでは、成果は決して上がりません。
期日目標をきっちりと決めて、スモールステップで階段を登るように、小目標を作っていきます。
この毎日のルーティーンワークと、期日目標の精度を高めることで、目標達成にググッと近づきます。

また、この「長目」を子どもたちに指導する際、必ず毎回赤ペン入れを入れることを強調されていました。
このペン入れによって、子どもたちの成功曲線が上向きになります。
つまり、「長目」を書かせながら、コーチングをするのですね。

3、私のコーチングは20分、3万円(笑)
最後に、コーチングについて。
今度はペアになり、コーチングをしました。
相手の基本情報をしっかりとつかんでおきます。
そして、カウンセリングの要領で傾聴します。
うなずき、キーワードの鸚鵡返し、動作の同一化、
パーソナルスペースなど様々なテクニックを使い、思いやりを持って接します。
20分のコーチングを終えて、相手の先生に私のコーチングは3万円に値すると評価をいただきました。
これは、嬉しかったですね。たくさんの元気、ストロークをいただきながら、グループワークをしました。
教師はつい、教えがちになってしまいます。
教えることから、気づかせる質問をうまく活用して、本来持っている力を伸ばしていきたいものです。

教師塾に興味のある方はこちらの本をどうぞ。
14冊目! 「カリスマ体育教師の常勝教育」
http://togetogeteacher.blog70.fc2.com/blog-entry-17.html
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48冊目!  「あたりまえだけど、とても大切なこと」 ★★★★★

著 者:ロン クラーク
出版社:草思社

 

ランク:A

オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★☆☆

 

ロンクラークはアメリカの若い教師でありながらも、最優秀教師として表彰されています。

彼はその実践を、有名な「50のルール」にまとめています。

本書は50のルールの詳しい教育実践が具体的に書かれていて、

映画を見ているようなスリリングさがありました。

 

自分が実践に活用していることもたくさんありますが、

その中でもオススメのものをいくつか紹介します。

 

・拍手は3秒以上大きな音でしっかりと。

・「ありがとう」を3秒以内にいいましょう。(私自身、これはかなり徹底していますね)

・子ども同士で採点をする。間違えのみペケをつける(向山式では○のみですね)

・宿題は必ずやる。(連続記録を掲示し、集団でプレッシャーをかけ合うことはとても効果がありました)

・先生の名前を入れてあいさつをする。

・ドリトスは持ってこない。(取り上げ捨てることのパフォーマンスがユーモアとなっています)

 

ロン先生は、子ども達にたくさん褒美を与えます。

物もプレゼントしますが、旅行までもいっしょに連れて行きます。

また、罰もしっかりと与えます。

規律を保つためです。

子ども達は規律を好みます。

 

なにかエサで釣ってしまうような、誤解が生まれてしまいますが、

相手は、ハーレムの地域で育った子ども達です。

厳しさと優しさをうまく生かしていますね。

 

昔、デンジャラスマインドという映画で、ミシェルファイファーが

子どもをスニッカーズでつっていたのを思い出してしまいました。

これは、アメリカの子ども独特なのでしょうか。

 

私自身は、罰で人は伸びないことを知っています。

また、それを信条としています。

しかし、集団を育てるためには、罰を効果的に活用することで

緊張感を与え、うまくまとまることがあることも事実です。

個を伸ばすことと、集団を育てること、視点を変えて、

指導を柔軟にしていく必要性を感じています。

 

子どもの特性も上げられています。

そのひとつに、「子どもは愛されていることを知りたがります。」

わかっていても、あえて、口に出して伝えることは大切ですね。

 

ロン先生のHP(英語ですが)もオススメです。

ラップのダンスなどはおもしろそうですね。

子ども達の生の声が動画で聞けます。

 

バリバリの実践から生まれた本だけに、とても説得力と迫力があります。

学級経営にもずいぶんと使えるものがもりだくさんです。

私も、自分の学級のルールをまとめてみるのもおもしろいと思いました。

「朝来たら、校庭で鉄棒をしてから教室へ入ろう」ですかね。

MM あたりまえだけどとても大切なこと


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47冊目! 「絶対役立つ教育心理学」 ★★★★☆

著 者:藤田 哲也
出版社:ミネルヴァ書房

ランク:B

オススメ度:★★★☆☆ もう一度読みたい度:★★★☆☆☆ 読みやすさ:★★★☆☆

 

教育心理学の学びなおしと思い、読んでみました。

学習のメカニズムや動機付け、記憶、メタ認知、発達心理についてまとめられています。

 

各章のガイドラインをまとめると以下のようになります。

 

1、教育心理を学ぶ意味

 教育真理を広く学ぶことは、ピグマリオン効果(期待すれば伸びる!)

 などの様々な学問的見地を用いて、子どもを伸ばしていきましょう。

 

2、学習のメカニズム

 パブロフ犬にみられる古典的条件付けは、叱られることや恐怖まで学んでしまいます。

 ねずみ箱の実験のオペラント条件付けの実験では、強化子を上手に活用し、

 望ましい行動を増やしたり、減らしたりといった作用が可能です。

 ホラー映画を見ると残虐性が増すかというとそうではなく、

 その子の持っている判断力がその後の行動化へ影響を強く与えます。

 これは、観察実験から分かることです。

 

3、学習の動機付け

 やる気が高まる課題は、成功と失敗が50:50の時にもっとも鼓舞されます。

 その子の能力よりも、努力したプロセスを褒めることで動機付けが強化されます。

 内発的動機付け(自分からやる)を高めるには、選択肢から選ばせることで高まります。

 自立的に学習を進めるには、セルフエフィカシー(自己効力感)を高め、

 達成感を味わえるように、フィードバックを適時、与えます。

 

4、記憶

 長期記憶と短期記憶についてまとめられています。

 長期記憶の中の手続き記憶は、体験的に繰り返し学ぶことで強化されます。

 意味記憶は「文脈」を使うことで、思い出しやすく、覚えやすくなります。

 書いて覚える練習は、図や新出漢字など、表形的なものに効果が高く、

 意味理解を示す勉強には、適しません。

 

5、発達心理

 ここでも出ます。ピアジェ。

 前操作期(2~7才)には、直感的な思考のため、

 具体的な道具の操作によって、学習の補佐が重要です。

 具体的操作期(7~11才)論理的な思考ができ始めます。

 しかし、まだ、具体物が必要です。

 

6、発達段階

 社会性は、仲間との信頼関係で育っていきます。

 道徳性は、他律から自律へとステップを踏みますが、

 友だちとのトラブルなどから学ぶものが大きく、葛藤を乗り越えていきます。

 モラルジレンマ(道徳意識の葛藤場面のある授業)の授業などおもしろいですね。

 

全般的に、学習指導するには、押えておく必要があるものばかりだと感じました。

だから、大学でも必修なのですね。

 

でも、教師のすごいところは、このような深い知識が無くとも(忘れていても)、

各教科の教材研究から、自然と以上のようなことを踏まえて研究授業をしているんですよ。

わかって、行うこととで、さらに効果が高まりそうですね。

MM 教育心理


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46冊目! 「教育力をみがく」 ★★★★☆

著 者:家本 芳郎
出版社:子どもの未来社

ランク:B
オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★★☆ 読みやすさ:★★★☆☆

教師にとって必要な力はどのようなものでしょうか?

大きく、3つあります。

1 指導力  2 管理力  3人格力 です。

 

さらに、指導の手順、技術、研鑽について明かし、

子どもたちの自治の力の伸ばし方について言及しています。

 

指導の力量は「説得」にあります。

子どもが、「なるほど、そのとうりだ。よし、そのようりにやろう」と思えるかです。

人格の力量は子どもに好かれること、それには、褒める力を持っていることです。

管理の力量には、制止する力です。

この制止は子どもとの関係性の上で成り立つので、

3つの教育力は互いに深く相補し合い、関わっています。

 

指導手順には、

「時間軸」:いつまでに、緊急か、今週中か、今年中か

「軽重」:どの程度の徹底するのか

「対象」:だれに、全員か、個人か、特殊か

この3つを基本に進めます。

つまり、指導にもしっかりとした、教材研究があるのですね。

 

指導の技には、

注意だけでは効果上がりません。

まず、しっかりと実態をつかみ、

教師が範を示し、子どもへ勧誘するのです。

この範を示すことが大切ですね。

ついつい語りだけで動かしがちなので、反省です。

また、子供同士に案を出させ合う方法もあります。

アドラー心理学のテクニックに近いものがありますね。

 

教師集団の指導の統一化については、

指導の目標は共有しますが、やり方は、個人で実践し、

その実践を交流し合うことがもっともよいとされます。

つまり、実践方法は、教師個人に適した方法が望ましいのです。

 

一番興味があったのは、子どもたちの自治についてです。

自主性を育てるには、

1見本を見せ、2いっしょに取り組み、3やらせて、4かわりばんこで

といった段取りを踏みます。

まるで山本五十六の「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」ですね。

 

集団の自治を育てるには、リーダーを育てねばなりません。

どの子にも、リーダーになるチャンスを作ります。

そして、教師は、子どものチャレンジする行為行動を支えてあげるのです。

1、教師がリーダーシップを発揮し、

2、リーダー群を組織し(班長会議など)、

3、リーダーに呼応する「隣」づくりをします。

 

みんなで決めたルールを守るコツは、以下の4つです。

1、本音で語って決めること

2、守れる約束のみ決めること

3、守れるように取り組むこと

4、当たり前のことでもルールにしていくこと

 

最後に、指導する「言葉」を磨くには、

1、勧誘型で話す。

2、エピソードで語る。

3、子どもの行動を善意で捉える。

4、限りなく優しくする。

5、ありがとうを言う。

6、聴き上手になる。

7、褒め上手になる。

8、長い話は聞かせる工夫をする。

 

この本は、今まで、漠然として捉えていた教師の指導力について

わかりやすくまとめている本です。

経験のある先生には、すでに、実践していることや、分かっていることもありますが

この1冊で教師の仕事力全般をズバリ言い当てています。

少し残念だったのは、教科指導への言及が少なかったことです。

しかし、この先生の情報の発信力の多さには、感嘆です。

さらに、分野読みをしていこうと思います。

 

MM 教育力の磨き方


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トニーブザン来日公演 「教育カンファレンス」に参加して

 

マインドマップの考案者トニーブザンが来日しています。

記念講演をするので、早速聞きに行きました。

やはり、本物が語る言葉の重みに震えてしまいました。

ブザンはこれからの教育の重要性について講演しました。

その学びを以下にまとめます。

 

①ブザンの自己紹介はマインドマップを用いて。

 ブザンが知識にどのように興味を持ったかについて語られました。

 勉強ができないバリー、でもだれよりも自然のことについて一番知っているバリー。

 そんなバリーより本当に成績がいいといえるのだろうか?と7歳のブザンは考えました。

 そこからブザンは、本当の知とは何かを考え始めていくのでした。

 

②現代人の創造性の欠如について。

 創造性テストで幼稚園は95点。大卒者は25点、大人は10点。

 この結果は世界共通でした。

 これは不自然なことであります。

 本来、経験を重ねれば重ねるほど、創造性は増していくものです。

 つまり、脳に正しい道具を与えていないからなのです。

 創造性を伸ばすには、マインドマップですよね。

 

③人類と脳の全体像について歴史から検証しました。

 宇宙は  15,000,000,000年前

 地球は  5,000,000,000年前

 生命は  4,500,000,000年前

 人類は  8,000,000年前

 脳は    100,000年前

 脳の場所500年前

 教育    150年前

 脳研究  20年前!

 つまり、脳の文化はまだまだ短く、これから革命が始まるということです。

 

④記憶には限りがありません。

 脳の使い方を学習すれば、100桁の数字も覚えることができます。

 子らからの教育は、知識の管理者として、脳の成長のコントロールが求められます。

 

⑤脳の研究のここ17年間についてまとめました。

A:開発すべき技術は、空想にふける力です。

 これからの労働量は、脳の力といえるでしょう。

 子どもの脳は、たくさんの種子がねむっており

 どのように育てるかにより能力が高まります。

 

B:子どもたちは、自分たちがコンピュータよりバカだと思っています。

 本当は、誰もがすばらしい知能を持っていて、

 使う道具があっているか、あっていないかの問題なのです。

 

C:赤ちゃんは育った国の言葉を話すように、

 脳を鍛えるには、優れた人のマネをすると良いのです。

 

D:間違いを気づかされました。

 誰もがあたりまえと考えている創造性や、音楽、芸術分野は右脳処理ではありません。

 左脳と右脳の両方を使っているのです。

 左右脳を同時に使うことでこれからはますます能力が向上して行きます。

 

E:色を使いましょう。

 色を使うことで、90%も記憶効果がアップします。

 

F:世界共通言語の画像処理を活用しましょう。

 言葉より、画像はどこの国でも理解できます。

 画像は、創造性を高め、連想を深めます。

 つまり、それはマインドマップです。

 

G:今、マインドマップは世界中で使われています。

 世界中で活用されています。

 マレーシアでは政府が教育に取り入れています。

 ビルゲイツはマインドマップによって、知の共有が高まったといいます。

 アルゴアもマインドマップを使って、仕事をまとめています。

 ブザン自身も、著作の下書きは全て、マインドマップだそうです。

 自閉症の子にも、創造性を高める効果がマインドマップにはありました。

 

脳には限りがありません。これからは、教育革命の時代です。

このブザンの講演を聴くと、勇気がわいてきます。

おちこぼれがいません。誰もが、天才なのです

その天才の技術を持っているか、持っていないかなのです。

その技術とは、やはり、マインドマップです。

 

私自身、マインドマップに出会ってから、授業でも活用し、

日常の日誌や提案文書にも活用しています。

本のまとめにも使ってますよね。

無くてはならないツールとなりました。

 

このツールを教育改革として、どのように進めて行くかが

今、問われているのですね。

MM トニーブザン講演会


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45冊目! 「教育の過程」 ★★★★☆

著 者:J.S. ブルーナー
出版社:岩波書店

ランク:B

オススメ度:★★★☆☆ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★☆☆☆☆

 

教育書の古典に挑戦しました。

採用試験によく出てきた「ブルーナー」著です。

今から、50年ほど前の本のため、多少の読みにくさがありました。

1時間ほどかかってしまいましたが、なんとか本のイメージがわきました。

 

この本の全体像は、以下の5つです。

①教える内容全体の構造がしっかりとしていること。

②発達段階に合わせて、学習を進めること。

③子どもの持つ、直感的思考を伸ばそう。

④動機付けは成績主義に走らず、発見感のある提示を。

⑤教具は、教えることの構造をしっかりと理解してから活用すること。

 

少し詳しくまとめると、

①構造の重要性

 教えることの全体構造をしっかりと作り、分かっていることが必要です。

 その構造をふまえた上で、発見的に学びを進め、

 一般化できる原理に重きをおいています。

 

②学習のためのレディネス

 子どもの知的発達にはピアジェの言う3段階あります。

 1、経験、行動から学ぶ時期

 2、具体的操作の(6~9歳)

 3、形式的操作(1014歳)

 つまり、小学校段階では、具体物の操作を通して、

 はじめて、抽象的に理解できる発達段階にいます。

 この演繹的な理解を効果的に進めるためにも、具体的操作が重要になります。

 

教育の過程(学習のプロセス)だけあって、

子どもがどの用に学ぶかがよく吟味されています。

科学や数学の領域分野をベースに展開されていますので、理数系選科向けですね。

 

この本を読むと、やっぱり自分の研究している教科を持つことは、

強みになりますね。

 

今回、学習指導要領が改訂されます。

教育課程の組み方の基礎編が、この「教育の過程」にまとめられています。

改定の根っこの部分にも、興味のある人は一読をお勧めします。

MM 教育の過程


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44冊目! 「学校で使える5つのリラクセーション技法」 ★★★★☆

著 者:藤原 忠雄
出版社:ほんの森出版

ランク:B

オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★★☆ 読みやすさ:★★★★★

 

授業前や、大切な時間の前に、ホット心を落ち着けることができる

有効な技法が紹介されています。

 

①「10秒呼吸法」:呼吸によって、リラックスを作ります。

 腹式呼吸で1~3で吸って、4で止め、5~10でゆっくり吐きます。

 最後に、自分へのプラスの言葉をいれると効果的です。

 

②「自律訓練法」:心をつかって、リラックスを作ります。

 「気持ちが落ち着いている」×2回を各10秒づつ、

 「右腕が重たい」×2回を各20秒づつ

 「気持ちが落ち着いている」「右腕が重たい」を各20

 このセットを、左腕、両腕、行います。

 さらに、両腕と右足、両腕と左足、両腕と両足へと感覚を移して行きます。

 

③「斬新性弛緩法」:筋肉の緊張と弛緩により、リラックスを作ります。

 右手首をそらす→右腕全体を感じる→ストン!と力を抜く

 このセッションを

 左手首、右足組み、左足首、両手首、両足首行います。

 さらに、両手首+両足首

 両手首+両足首+背中肩甲骨(胸)

 両手首+両足首+背中肩甲骨(胸)+腰

 両手首+両足首+背中肩甲骨(胸)+腰+まぶた・歯(顔)

 と拡げて行きます。

 力の入れ具合は、6~7割

 力の入れは3~5秒、抜きは10秒~

 

「動作法」:方の動きをつかって、リラックスを作ります。

 両肩を耳に当てます。ストーンと力を抜きます。これを2回行います。

 両肩を耳に当てます。ゆっくり力を抜きます。これも2回行います。

 つぎに、両肩の替わりに「肩の後ろへの開き」に替えて行います。

 動作中はスマイルで、肩のみの感覚を味わいます。

 スマイルはどこでもつかえるリラックス方ですね。

 

⑤さわやかイメージ法

 上記のリラクセーション法でリラックスをした後、

 自分が一番心が落ち着ける場所をイメージします。

 それは、ぼんやりしていても経験した場所でも良いそうです。

 エネルギーがわいて来る感覚を味わいます。

 やはり、イメージを学習に活用することは、とても有効なのですね。

 

自分は今まで斎藤孝式の呼吸法だけでしたが、筋肉の緊張緩和を使った

リラクセーション法もどんどん活用していきたいと思っています。

 

自分を振り返ったり、体験の反省など、様々な場面の前に

ちょっと、リラクセーションで準備をするだけで、気づきや学びが高まるはずです。

MM 学校でつかえるリラクセーション技術


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43冊目! 「ヒプノセラピー」 ★★★★☆

著 者:小林 加奈子、A・M・クラズナー 他
出版社:ヴォイス

ランク:B

オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★★☆ 読みやすさ:★★☆☆☆

 

潜在意識をフルに活用したい人向けの本です。

催眠は決して怪しいものではありませんでした。

催眠は、イメージを効果的に活用して、潜在意識を活性化させるものです。

リラックスして、気持ちが良くなります。

なんだか、ふっと落ち着き、自信がわいてきます。

つまり、「自己催眠」など、自分のメンタル衛生に、しっかりと活用できます。

 

自己催眠は「暗示文章」と「リラックス」を押さえておくと、すぐにでも、活用できます。

 

A 暗示文章のポイントは

 ①肯定的で、肯定文であること。(「私は、~できる」といったようなもの)

 ②具体的であること。(脳がイメージできるように、五感の表現で)

 ③現実的であること。(いくら暗示でも無茶はだめです)

 ④繰り返すこと。(何度も内言することで、深く意識に入って行けます)

 ⑤現在形であること。(「~します」「~います」と可能性が高まる語尾です)

 

B 自己催眠の大きな柱は

 ①リラックスする(集中すると、潜在意識への回路が開かれます)

 ②参加する(「私は~する」といった言い回しで当事者意識を高めます)

 ③集中する

 ④想像力を発揮する(「見える」ようにイメージをわかせます)

 

自己催眠をつかって、自信を持ったり、創造性や記憶力を高めたり、

注意力や決断力を持てるようになります。

その具体的な暗示方法も挙げられてるので、

つまずいたときにでも自己暗示すると、効果的だと思います。

 

私は、本を読む時も、「良く理解できますように」と暗示をかけながら読んでいます。

イメージをスポーツや学習分野にも広げられそうです。

世の中には、まだまだ未知な分野がたくさんありますね。

好き嫌いせずに、いろいろやってみて、

良いところをチョイスしていけるといいですね。

MM ヒプノセラピー


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42冊目! 「エブリデイジーニアス」 ★★★★☆

著 者:神田 昌典、ピーター クライン 他
出版社:フォレスト出版
 

ランク:B

オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★

 

子どもの才能を、引き出すノウハウが詰まっている本です。

楽しんで身体を使って音楽を聴きながら

潜在意識を活用して、学ぶとどんどん飛躍的に学習が身につきます。

 

脳の活用と子どもの可能性環境を整える重要性を説いていますが、

この本の売りは以下に挙げる17つの実践的なスキルです。

子どもに、このスキルを学ばせることによりどんどん、「天才」になりますよ。

授業でも取り入れられそうなおもしろアイデアが豊富です。

 

①シンク&リッスン(傾聴練習により、考える力を養えます)

②NO不平デー(ネガティブなことは一言も言わない日でプラス思考に)

③褒めあいゲーム(いいところをどんどん褒めあいます)

④バースデーサークル(お誕生日の子に褒め言葉をプレゼントします)

⑤エンブレム(自分の理想や相手からの見え方をエンブレムにしビジュアル化します)

⑥コンサートセッション(音楽を流して、長期記憶へインプットします)

⑦マジックマインド(イメージの中のキャラクターがアイデアを出す助けをしてくれます)

⑧音楽でリラクゼーション(20分クラシックを聴き、書くことを創造します)

⑨ストリーを膨らまそう(一行空き物語りに、アイデアを書き込みます)

⑩目隠しトレーニング(助けてもらう練習です)

⑪人間彫刻(自分の役割をポーズで現したり、交換したりします)

⑫感情表現スキット(物語に沿って、1~100を交互に数えます)

⑬ゴーラウンド(話す機会を均等に、輪になって順繰りで話しせす)

⑭グッド&ニュー(最近の良かったことを一つ発表)

⑮誰も知らない使い方(5つのものをユニークに使い方を創造します)

⑯誰も知らない組み合わせ(あるもの同士を組み合わせて、新しい創造を)

⑰マインドマップ(放射状の枝分かれをするマップによる記憶術です)

 

私自身、大変興味があるのは、マインドマップもそうですが、グッド&ニューです。

やっぱり、一日にどんないいことがあったかをシェアするだけでも

幸せ感が高まります。

 

褒めたり、相手の話を聴いたりとソーシャルスキルも多いと感じました。

音楽とイメージを活用するのは脳を使った学習には欠かせませんね。

私自身も、書き物をしているときには常にクラシックははずせません。

ダビンチやアインシュタインなど最近の天才はイメージ力が

豊かだったことが挙げられています。

9冊目の「頭脳の果て」にもありましたが、

一日5分イメージをするだけでも効果抜群です。

 

ユニークな実践が盛りだくさんです。

子どもの可能性をどんどん引き出すため、

いろんな手法を持っていることは大切ですね。

MM エブリデイジーニアス


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41冊目! 「兎の目」 ★★★★★

著 者:灰谷 健次郎
出版社:角川書店

ランク:A

オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★★☆ 読みやすさ:★★★★

 

私が、こんな教師になりたいなぁと夢を導いた大きな作品です。

「こんな先生になりたいなぁ」と

教員再試験の最中、思っていました。

 

小谷先生は、新任の1年生の担任。

泣き虫で、か弱いところがあるけれど、

子どものためにガッツがあります。

そして、子どものために、いつもつまずきながら、

子どもと一緒に悩みながら成長していきます。

 

それをまわりで支えてくれる、足立先生。

通称ヤクザ先生。

横暴で、ぶっきらぼうなところはあるけれど、

子どもたちからは好かれています。

底力のある授業をやってくれます。

人情味のある存在で、小谷先生の良くも悪くも師匠です。

 

そして、ハエ好きの子ども「鉄三」。

不潔で汚いハエをペットのように飼っている哲三に、

小谷先生は当惑します。

ハエは天涯孤独で、まるで徹三を現しているようです。

愛想の無い徹三は、小谷先生の情熱に少しずつ心を開いていきます。

この話がとても涙を誘う物語となっています。

 

物語を彩る、バク爺さんや障害児のみなこ。

そして、処理場の子どもたちと職人さん。

どれもがあいまって、一つの温かい物語を作っています。

 

この物語、改めて読むと、

前任校での子どもたちとのかかわりを思い出します。

上手な授業はできなかったけれども、

いつも子どもにそっていた気がします。

たまには、自分のルーツを探る本を読み直すのもいいものですね。

 

大人から見えること、子どもからしか見えないもの

いろいろな立場から子どもたちを見つめる豊かな「眼」をもてるように、

磨いていきたいものです。

 

あの時は、小谷先生のように、子どもを見つめる目にあこがれていました。

今では、なんだか、足立先生よりになってきています。(笑)

 

「教えること」に重きが大きくなってしまっている今、

もっと、子どもたちの目線とならび、

「子どもありき」の実践を深めていきたいです。

 

灰谷健次郎さんの作品はどれもお勧めします。

学生時代は、「太陽の子」「天の瞳」にはまりました。

「天の瞳」の倫太郎のじいさんが好きでした。

MM 兎の眼


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40冊目! 「効果10倍の教える技術」 ★★★★☆

著 者:吉田 新一郎
出版社:PHP研究所

ランク:B

オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★ 読みやすさ:★★★☆☆

 

ご自身が講演する際にはぜひ、目を通しておきたい本です。

教えることの質的転換が必要なことを教えてくれました。

 

学びの主役は「学習者」です。

これからの学習は、自分で新しい知を創り出していく

「構成主義」の考えが求められています。

学習者が楽しく、積極的に学べることが

これからの授業や研修には、必要です。

 

良い学びの5つのポイント

 ①人間関係作り  ②学びの原則を知る  ③学びのスタイルを知る

 ④マルチ能力  ⑤変化の原則

をあげています。

特に、「学びのスタイル」は、「感じる派」「ためす派」「考える派」「見る聞く派」など

様々なスタイルをマトリックスで図化し、分かりやすくまとめられています。

 

学びのサイクルには

 ①まず、惹きつける

 ②インパクトのある体験と情報提供

 ③ふりかえりと共有(3つのWHAT:なにを?自分にとっての意味は?これから?)

 ④応用する(目標設定、批判的にみる)

 ⑤全体のふりかえりと評価

 

この本は資料が豊富です。

著者は多くの文献を読んでいます。

その著作の紹介も、興味深いものでした。

最後の「資料編」は今度の講演でも使えそうです。

 

自分が以前、研究主任をしていたとき、

相談室のボスがいいことを教えてくれました。

「研修は参加者に対する愛だよ」と。

 

参加してくれている人たち、このブログを読んでくれている人たちに

少しでも効果的な学びが還元できるように、愛をもって努力していきたいです。

MM 効果10倍の教える技術


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39冊目! 「認知行動療法」 ★★☆☆☆

認知行動療法 / 坂野雄二/著

著 者:坂野 雄二
出版社:日本評論社

ランク:C

オススメ度:★★☆☆ もう一度読みたい度:★☆☆☆ 読みやすさ:★☆☆☆☆

 

芋づる式読書(特定の分野を広げて読む方法:自称)で

認知行動療法について読み広げてみました。

 

一言で言うと、行動療法の全体像がハッキリと分かる本です。

認知の必要性や、評価、行動変容のさせ方、

各症例におうじた行動療法の適用事例、その歴史や発展についてです。

 

その中でも興味を持ったことは

自己効力感(セルフエフィカシー)

行動変容に大きく関わっていることです。

 

ある場面において、自分で行動を自己決定して切り開いていける力が

自己効力感です。

これを強化していくには、

 ①成功体験を積むこと。

 ②うまく言っている人の行動を観察すること

 ③自分への説得や、他者からの説得

 ④生理的な反応の変化の体験

をうまく作用していくことです。

 

以前の相談室勤務の時に、「小さな成功体験を積ませることが大切」と

スーパーバイズ(指導)されました。

グループでの自然活動で、ザリガニをたくさん採ったり、山登りをしたり、

楽しい成功体験を積み

それに対してフィードバックされるサポートがあって、

子どもたちは自信を取り戻していきました。

今思うと、何気ない子どもたちとのかかわりの中に

行動療法的な価値があったのですね。

 

もう一つ、実践的な発見は、ソーシャルスキルの学習モデルでした。

「教示」→「ロールプレイ」→「フィードバック・強化」→

「モデリング」→「スキルの獲得」→「現実化」

 

この流れは、授業で使えます。

 

この間、道徳の授業で、あいさつの価値について学びました。

その後、ルールプレイ(役割演技)し、褒め、良いモデルを紹介し、

毎朝の教室のあいさつに活かされています。

 

行動療法は、現場において、その使用を間違わなければ即効性があり効果的です。

以前の「実践家のための認知行動療法」では、その事例が盛りだくさんでした。

こちらの本は、少し学術的なため、もっと深く知りたい人にはお勧めです。

MM 認知行動療法2


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37冊目! 「分かりやすい説明の技術」 38冊目!「分かりやすい文章の技術」 ★★★★☆

「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール ブルーバックス

著 者:藤沢 晃治
出版社:講談社


「分かりやすい文章」の技術 (ブルーバックス)

著 者:藤沢 晃治
出版社:講談社

ランク:B

オススメ度:★★★★ もう一度読みたい度:★★★★ 読みやすさ:★★★★☆

 

「分かりやすさとは?」をテーマにシントピックリーディングをしました。

1時間ほどかかってしまいましたが、とても勉強になりました。

マインドマップのまとめ方をさらにテーマを絞ってまとめられると

見やすくなるので、改善していきたいと思いました。

 

分かりやすさとは何か?を紐解き、

分かりやすい説明と、文章のポイントをまとめています。

 

まず、分かるとは

①脳内の棚選び(どんな話なのか?全体像をつかめること)

②サイズチェック(情報の大きさ)

③ポイント要約(情報の本質を一言で言うと)

④論理性(話が納得のいくものか)

⑤意味確定(いわゆる分かったか)

この5つを押さえると「分かりやすい」といえます。

 

Ⅰ 説明技術には、「基礎」と「応用」があります。

 

A 説明の基礎技術には

  ①タイムラグを知る(脳内の棚選びの時間を作る)

  ②要点を先(棚選びを助ける)

  ③染み入るように話す(聞き手に合わせた速度と間)

  ④抽象と具体のバランス(森を見る視点と、木を見る視点)

  ⑤もれ(自分にとってあたりまえの大前提の確認)

  ⑥構造化(かぶり、ダブりをなくし、大小項目の関係性を示す)

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