とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌

教育に生かせる良書を発掘中!フォトリーディングとマインドマップで情報発信!

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159冊目! 「売れる営業に変わる本」 ★★★★☆

世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本

著者:和田 裕美
出版社:ダイヤモンド社
出版日:2003/09/21 ¥ 1,365

MM 売れる営業

オススメ度:★★★★☆ もう一度読みたい度:★★★★☆ 読みやすさ:★★★★☆

TODOリスト:人を変えようとする前に、まず自分を変えよ!

 

「いい買い物をしたなぁ」といえるときは、どんなときでしょうか?

もちろん、いいものを手に入れたときもそう思うかもしれませんが、あまりたいしたものでもないのに

なんだか、とてもいい買いものだったなぁ。と幸せ感たっぷりに思えてしまうとき。

それは、きっと「買いたい気持ちにさせる人」から購入したものだと思います。

そして、「あの人の所なら、もう一度買いに行こう」といった気持ちにさせる経験は、

また誰もがあると思います。

 

そんな「買う気にさせる営業マン」の秘訣が満載です。

著者の和田さんは私自身とても好きな方です。

とくに、あの話し方がものすごい魅力があり、またふっと癒されてしまうものがあります。

穏やかなんですよね。

この本では、和田さんご自身のことがたくさん書かれています。

「世界ナンバー2のセールスウーマンが手ほどきする売れる営業の条件」とは、やっぱり「人間力」にありました。

おおっ!また人間力がきた!

ここ最近、特に技術書を読むにつれ、その人間性を高めなければ結果を出すことができないことを

とくにとりざたされています。

昨日あった政治家献金の事件も同じですね。

 

私自身とくにこの著書の中で心を動かされたところは

「お客に好かれること」でした。

好かれるためには、「思いやりを持って話を聞き、相手の欲求を明らかにしその背中を押すこと」です。

 

子どもとの関係においてもまったくその通りです。

子どもと教師の信頼関係がなければ、教育活動は成り立ちません。

また、「子どもに好かれるため」には、まず教師のほうから心を開き受容し、認めていかなければなりません。

けっして、教師の持っている変に偏ったメガネでしか、みれなくなると営業と同じように、子どもとの関係も

がたがたとなるはずです。

やはり、ビジネス書においても、人と人との関わりの中には「教育の気づき」は隠れているのですね。

 

最後に、ものを買うことはその人の人柄を買っているような気がしました。

教育をすることは、この教師の人柄で教えているのかもしれませんね。


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149冊目! 「強育論」 ★★★☆☆

強育論-The art of teaching  without  teaching-

著者:宮本 哲也
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版日:2004/03/17 ¥ 1,470

MM 強育

オススメ度:★★★☆☆ もう一度読みたい度:★★☆☆☆ 読みやすさ:★★★★☆

TODOリスト:子どもへの期待が本当に子どものためになっているのだろうか、見直してみよう!

 

 

塾の講師の方が書かれた本でしょうか、とても情熱的な本でした。

熱いといっても、熱血ではなく、厳しさの中に思いがある内容でした。

 

「親が子どもに依存すること」について徹底的に厳しく述べられています。

受験を通して、親のもつ考え「子どもへ~してあげたい」という依存的な甘えを、分かりやすく説明してくれます。

また、受験を通し、親がもつその子どもへの期待は、本当に子どものためになっているのでしょうか。

親は子どもに、自分のコンプレックスを肩代わりしてもらっていないでしょうか。

親の子どもを強く育てる視点を見直す機会となる本でした。

 

さて、私は受験への取り組みについて究極的に賛成です。

何か目標を定め努力すること、その過程で学ぶ技術や段取り

周りの人のサポートへの気づきなどはとても大切なことだと思います。

真剣に何かに打ち込む経験はとても必要だと思います。

 

しかし、最近とても残念な実態があります。

受験勉強のために「学校を休ませて調整し、受験に臨む準備欠席」することです。

私は、このような実態を目の当たりにすると

学校とは一体何をするところなのだろうか?と突きつけられている気がします。

ここまで熱心に受験に打ち込むのなら「心」「技」だけでなく、

「体」の健康もしっかりと整えながら準備しなければいけないと思います。

このようなバランスに欠けた受験への取り組みでは

本当に人間としての知識・知恵を身に付け、自立させる教育ができるのでしょうか。

 

学校は勉強だけでは決してありません。

この3学期、卒業近い時期だからこそ、学級での取り組みが一番、心や人とのつながる力を育てるはずです。

学校は、礼儀や思いやり、マナー、しつけなど、集団で生活し助け合う社会には必要なことを学びます。

この価値を抜いて学校は語れないと思います。

ですから、学校にもそれにふさわしい、指導をする使命があり、期待に応えなければなりません。

受験調整のために欠席をする実態を、時代の流れと思わずに、我々教師に何かできることがあるはずだと思います。

 

この本は、親は子どもを自立させるためにも

「子どもを信頼してあげること」がなによりも重要だとメッセージが込められています。

 

ちょっと受験にのめり込みすぎているかな?とアンテナをふるわせている方にぜひ読んでいただきたいです。

教師も同じように、親もしっかりと教育理念を持つことが大切な時代です。


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135冊目! 「できそこないの男たち」 ★★★★★

できそこないの男たち (光文社新書)

著者:福岡伸一
出版社:光文社
出版日:2008/10/17 ¥ 861

オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★★☆ 読みやすさ:★★★☆☆

TODOリスト:

 

生物の基本仕様は女である。

男は女の不完全形態であり、女性の遺伝子を後世に紡ぐ生き物である」

これは科学的教科書として本当におもしろい本です。

こんな生物の教科書だったらば、もっと研究することに熱心になれるはず。

さらりと読まず、じっくりと是非読んでいただきたい本の一つです。

 

なんといってもその文章力に惹きつけられます

男になる遺伝子「Y遺伝子」発見までの生物科学者の熾烈な研究レースが

まるで一本の映画を見ているように画かれます。

男性となる因子を説明する章では、DNAを46巻の百科事典に置き換えて、Y染色体について語ります。

その展開は探偵物語そのものの迫力でした。

 

生物史を教科書にまとめると事実の羅列に終わってしまうもの。

だから教科書はおもしろくなりにくいようです。

しかし、一つの発見(本書では男性を決定づける遺伝子だったり)にかかわった人間模様を記すことで

この無機的な事実の羅列に、学習者の興味関心がわくような教科書と変化していきます。

 

難しいものを優しく

優しいものを深く

深いものおもしろく

このものごとを教える基本を、まさに本によって体現している本です。

こんな説明ができるようになりたいものです。

 

この本はこの一冊で終わらせず、ぜひ「生物と無生物の間で」と併せて読むことをオススメします。

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

著者:福岡 伸一
出版社:講談社
出版日:2007/05/18 ¥ 777

どちらも新書ですので、あまり気張らず楽しく読める二冊だと思います。

MM 出来損ないの男達


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80冊目! 「影響力の武器」 ★★★★★

 

影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか

著者:ロバート・B・チャルディーニ社会行動研究会
出版社:誠信書房
出版日:1991/09/01 ¥ 3,465

これは、人間として生まれたなら是非、読んでおきたい本ですねぇ。

我々人間は、どのようなことに、影響され生きていくのか。

それらを心理学的な側面から科学している本です。

 

この本はビジネスの交渉場面や営業場面で活用されるものが盛りだくさん。

ぜひ、その裏側を知っておくと、引っかからずにすみますね。

普通の読み物としても、とてもおもしろいので、おすすめです。

 

本は8部構成です。

1 影響力の武器          2 返報性

3 コミットメントと一貫性      4 社会的証明

5 好意      6 権威      7 希少性

8 手っ取り早い影響力

 

1 影響力の武器

人は、煩わしい判断場面では「カチッサー」と自動反応してしまうものです。

物事に、自動反応することで、エネルギーを使わないメリットがありますが、間違えて反応している危険があります。

コントラストの原理2番目に紹介されたものが初めのものとかなり異なると、はじめのものがよく見えてしまう技法。

 

2 返報性

誰かに何をしてもらったら、お返しをしたくなります。

これはかなり強力な力を持っています。頼みもしない望まない好意においてもそうです。

それによって、不公平な交換が起こってしまいます。

ドアインザフェイス:先に譲ると、譲歩に見えて、相手も譲ってしまう技法。

 

3 コミットメントと一貫性

人は、一貫性の欲求があります。それは日常生活の中で、高い評価を得られたり、簡単な方法だからです。

最初にコミットメント(宣言)してしまうと、それに誘導され、そのコミットメントに沿った発言、思考をしてしまいます。

それが間違っている場合でも、長続きしてしまうのです。

フットインザドア:初めに相手に受け入れてもらえそうな小さな承諾を得て、少しずつ大きな要求に変えていく技法

ローボールテクニック:よい条件を相手に提示し、承諾を得て、その後、よい条件を取っ払ってしまう。それでも、NOといいづらくなってしまう技法。

 

4 社会的証明

人は、状況が不確かだったり、似ている人がいる場合では、他人をまねてしまう傾向があります。

いわゆる、サクラやヤラセにつられてしまうことです。

ウェルテル効果:自殺願望者がどんどん、自殺を実行してしまった事件。

 

5 好意

好意を持たれると、人は、好意を持つようになります。

特に、身体的魅力(美人、ハンサムなど)がある、相手が自分と似ている側面がある、会う回数が多いときなどです。

これを悪用する人は、相手に好意を持つように仕向けるそうです。

まず、批判をし、つぎにほめると効果があります。

怖い刑事の次に、優しい刑事が来る作戦ですね。

 

6 権威

権威あるものに、カチッサーと短絡的に従ってしまう

これは、権威のシンボルである、肩書き、服装、装飾品に大きく影響されます。

 

7 希少性

数に限りがあるもの、期限があるもの、手にする可能性の低いものといったように

制限されているものに価値をおくようになってしまいます。

心理的リアクタンス:自由の障壁が大きければ大きいほど、反発し、燃え上がる。ロミオとジュリエット効果や十代の尾崎豊崇拝でしょうか。

 

私たちの生活の中で、明らかに、カチッサーと反応してしまっていることが多いことに気づきます。

知らず知らずのうちに、相手に乗せられてしまっていることだってあります。

このような、人間としての癖を知って、正しく対処することが重要ですね。

 

人を教育する立場の人は、このような人間の特性を知っておくことも

教養が広がり人間性が深まるのではないでしょうか。

じっくり読みたい本でした。


MM 影響力の武器

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