とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌

教育に生かせる良書を発掘中!フォトリーディングとマインドマップで情報発信!

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186冊目! 「マルチ能力がはぐくむ子どもの生きる力」★★★★★

「マルチ能力」が育む子どもの生きる力

著者:梅林 裕美トーマス アームストロング
出版社:小学館
出版日:2002/03 ¥ 2,100

オススメ度:★★★★★ もう一度読みたい度:★★★★★ 読みやすさ:★★★★☆
TODOリスト:子どもに能力を気づかせる工夫!

MM マルチ能力

以前、フォトリーディングの研修に行ったとき、この本のもとになった「ハワードカードナーの8つの能力」を紹介されたことを覚えています。

その内容を学校教育にどうおろすのか、実践方法の具体例がとても参考になりました。

 

一番の気づきは、8つの能力は日常の取り組みになんでも活用できることです。ちょっと意識するだけで、ボクの特異な能力はコレダ!と気づかせることができるはずです。

 

ちなみに8つの能力とは

「言語」「数学」「空間」「運動」「音感」「人間関係」「自己管理」「自然共生」です。

 

実際に、普段何気なく取り組んでいること根底に多くにこの8つの能力が隠れていることに気づきます。

8つの能力を意識して、働きかけることで、子どもたちの意識の中に「自分の能力を、しっかりと自分の頭の中にある机にしまえる」そんな働きかけが大切ですね。

 

理論と実践方法がしっかり骨のある本としてまとまっているので、★5つでした。

ぜひ、手元に置いておきたい本です。


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72冊目! 「子どもの潜在能力を101%引き出すモンテッソーリ教育」 ★★★☆☆

著者:佐々木 信一郎
出版社:講談社

 

最近、読書のプラトー現象(学習停滞期)です。

どうこの危機を乗り越えようか。

はやり、続けることしかないことに気づきました。

大きな夢と、目の前の100冊という目標に向かって、こつこつ継続実践のみです。

 

モンテッソーリは障害教育における歴史的教育家です。

この本は、そのモンテッソーリメソッドを使って、日本の子どもたちにどのようにかかわれるのか

アメリカと日本の教育を比べながらまとめています。

モンテッソーリ教育、その真髄は、「興味関心」にあります。

 

体の発達や体力の話に毎回のようにでてくるスキャモンの発達曲線。

高校時代保健でやりましたね・・・。

つまり、0~6才の乳幼児期は、成長が著しい「発達の旬」なのです。

モンテソーリ教育では、これを「敏感期」と呼びます。

 

この0~6歳の敏感期に親は一体、どのようなかかわりをすればよいのか。

それには、1興味関心を見つける、2それに主体的にかかわり、3集中し繰り返し、

4達成し満足する。5その結果、能力を身につけ、6自信や意欲が増して、

また、興味関心がわいてくるといったサイクルを生かすのです。

 

このサイクルを「学びのスパイラル」と呼び、

どんな乱暴者の子どもでも、興味関心の持つものをじっくりと(2週間以上も!)取り組ませることにより、

意思の力が増し、がまんする力を身につけます。

集団で生きていく前には、まず、個が生かされなければなりません。

 

ということは、学校で不適応を起こす子どもたちは、

この乳幼児期に子どもの持っている興味関心を侵害されてきた子どもたちと解釈できます。

 

この興味関心を生かすためにも、大人は一方的にではなく、子どもとの相互の関係を作ります。

また、大人は、その興味関心を満足させる「環境を整備」し、子どもはその環境に働きかけていく。

そんな関係を築く努力を大人はしなければなりません。


 

MM モンテッソーリ

 

乳幼児期に子どもを伸ばす秘訣は、「興味関心」を大人が気づいて、

やりたいことにじっくりと取り組ませることなのですね。

一方的に、大人の都合で教材を提示し、早期教育に走ってしまうことは、

子どもの発達を阻害してしまっていることに他ならないのです。

 

この本からは、発達の旬には何をしたらよいのか、新しい発見となりました。

 

小学校では、できるだけ子どもの興味関心から取り組ませる学習の工夫をします。

どの先生方も学習の導入や、具体物や体験活動など、熱心な取り組みです。

 

しかし、私が思うに、小学校段階では、新しい価値を教えていくためにも、

教師からのある程度の強制的な学習があってもよいと考えます。

 

例えば、四字熟語やことわざなど、はじめは興味がわかなかったけれども、

それらに触れることによって、少しずつその言葉の持つ文化が見えてきて、

興味がわいてくる学習もあるはずです。

 

年間通して、四字熟語やことわざに取り組むことで、言葉への関心が高まります。

ここ、4年間続けてきました。

 

子どもに寄り添うことは、何も全て子どもがやる気になったら取り組むことだけではありません。

その発達段階に寄り添って、効果的な教材の提示(できる限り興味関心を引き出す)が必要だと考えています。


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49冊目! 「学びの構造」 ★☆☆☆☆

著 者:佐伯 胖
出版社:東洋館出版社

 

ランク:C

オススメ度:★★☆☆☆ もう一度読みたい度:★☆☆☆☆ 読みやすさ:★★☆☆☆

 

佐伯先生の書物に以前から興味があり、手にとってみました。

残念ながら、30年以上前の本だったため、情報が古い点もあり

教育哲学のようなものとして、ザッと呼んでみました。

 

本の全体像は、学びの構造について5つの視点で書かれています。

1、学習するとは

学べない人には、無気力型、ガリ勉型、ハウツー型の3種類があります。

特に、ハウツー型の人には、「なぜ?」を問いかけながら学ぶことが大切です。

 

2、分かることとは

覚えたことはわすれてしまいます。

分かったことは、わすれません。

関連付けて情報を引き出せるため、全くわすれてしまうということが無いそうです。

だから、授業は教え込みよりも、発見的に学び、「分かる!」ことが大切なんですね。

 

3、道徳の学び方

道徳は、一貫性をもって学び続けることです。

この一貫性の定義が?な部分がありましたが・・・。

 

4、ティーチングマシーン

心理学の視点から、機械で学習を促進できるかについて論じています。

一言で言うと、教師の使い方と学習者の目標の明確化によります。

そして、ただ単にほめるといったフィードバックは効果が無いことが分かりました。

学習者のめあてに沿って、フィードバックを与えることなんですね。

 

この項目で興味を引かれたことは、スキナーの学習箱の実験、

レビンの学習強化の実験、ブルーナーの実験です。

この3人は、それぞれの実験で原則を検証していますが、

それぞれが、反証実験をしているところがおもしろいです。

 

5、学び続けるには

人はなぜ学ぶのでしょうか?

学習自体が楽しいからです。また、人間的になっていくからです。

 

最後に、学び続けることは「問う」ことだといっています。

前提を問い、当たり前を問い、学習するものの意味を問い、

関連を問い、どのように役立つのかその役割を問います。

 

佐伯先生の書かれた本はとてもおもしろいものがあります。

今度、そちらを紹介したいと思います。

 

MM 学びの構造


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45冊目! 「教育の過程」 ★★★★☆

著 者:J.S. ブルーナー
出版社:岩波書店

ランク:B

オススメ度:★★★☆☆ もう一度読みたい度:★★★☆☆ 読みやすさ:★☆☆☆☆

 

教育書の古典に挑戦しました。

採用試験によく出てきた「ブルーナー」著です。

今から、50年ほど前の本のため、多少の読みにくさがありました。

1時間ほどかかってしまいましたが、なんとか本のイメージがわきました。

 

この本の全体像は、以下の5つです。

①教える内容全体の構造がしっかりとしていること。

②発達段階に合わせて、学習を進めること。

③子どもの持つ、直感的思考を伸ばそう。

④動機付けは成績主義に走らず、発見感のある提示を。

⑤教具は、教えることの構造をしっかりと理解してから活用すること。

 

少し詳しくまとめると、

①構造の重要性

 教えることの全体構造をしっかりと作り、分かっていることが必要です。

 その構造をふまえた上で、発見的に学びを進め、

 一般化できる原理に重きをおいています。

 

②学習のためのレディネス

 子どもの知的発達にはピアジェの言う3段階あります。

 1、経験、行動から学ぶ時期

 2、具体的操作の(6~9歳)

 3、形式的操作(1014歳)

 つまり、小学校段階では、具体物の操作を通して、

 はじめて、抽象的に理解できる発達段階にいます。

 この演繹的な理解を効果的に進めるためにも、具体的操作が重要になります。

 

教育の過程(学習のプロセス)だけあって、

子どもがどの用に学ぶかがよく吟味されています。

科学や数学の領域分野をベースに展開されていますので、理数系選科向けですね。

 

この本を読むと、やっぱり自分の研究している教科を持つことは、

強みになりますね。

 

今回、学習指導要領が改訂されます。

教育課程の組み方の基礎編が、この「教育の過程」にまとめられています。

改定の根っこの部分にも、興味のある人は一読をお勧めします。

MM 教育の過程


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